2017年10月1日 絵本「地震がおきたら」が刊行されました。この絵本の原案を考えられたのは、神戸市消防局東灘消防署、消防指令の谷敏行さんです。
地域の小学校へ防災訓練指導に行かれる際に、いつも、「自分に地震がおきると思うひとは?」と子どもたちに手をあげてもらうそうです。でも、ほとんどの子が手をあげないことに危機感を感じ、地震が自分の身に起こるかもしれないと少しでも気づいてほしい、と思われたそうです。この絵本「地震がおきたら」は、出版社やデザイナーさんに谷さん自ら直接交渉し、一年半かけて出版にこぎつけられました。
谷さんはこの絵本を通して、地震がおきたら自分を守ること『自助』、共に助け合うこと『共助』、が重要だと伝えてらっしゃいます。また、この絵本についている『かぞくのやくそくカード』は、災害伝言ダイヤルの使い方や、もしもの時の命の守り方を、低学年の子どもたちにわかりやすく記入できるようになっています。
時に忘れがちな防災への備えを、この絵本を読んで思い起こしてください。
震災の教訓を次代へ繋ぐために、災害弱者になる子どもたちに身を守る大切さを伝えようと、自ら行動を起こして防災絵本「地震がおきたら」を作られた 谷 敏行さん。是非みなさんも、一家に一冊どうぞ!
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