関西学院大学山中速人研究室~災害とマイノリティシリーズ2~国連難民高等弁務官事務所UNHCR専門職職員登場!


千田悦子さん

2011年8月30日から9月20日までの4回は「災害のマイノリティシリーズⅡ」を放送します。

今回の語り手は、国連難民高等弁務官事務所 (UNHCR:United Nations High Commissioner for Refugees。以下UNHCR)の専門職職員の千田悦子さんです。

千田さんはUNHCR職員として、世界のいろんな地域での難民支援をされていますが、「難民は天然災害からだけではなく、人災からも生まれてしまう」という言葉が印象的でした。

UNHCR専門職職員千田悦子さん

おおちゃんまた千田さんは、東北震災での大きな被害を受けた大槌町の支援も行っていらっしゃいます。

プロジェクトの1つ、大槌町のゆるキャラ「おおちゃん」の制作、販売。

この「おおちゃん」。
仮設住宅で暮らす女性たちの収入源になることを目指し大槌町のお母さん達が作っています。
その現場は彼女たちがお互い顔を合わせる機会にもなっているそう。

お問い合わせ:NPO「まちづくり ぐるっとおおつち」
電話0193・42・6000まで

国連難民高等弁務官事務所 (UNHCR:United Nations High Commissioner for Refugees)は国連総会決議によって1950年12月14日に設立され、翌年1月1日に活動を開始しました。

UNHCRは人道的見地から紛争や迫害によって故郷を追われた世界の難民の保護と難民問題の解決へ向けた国際的な活動を先導、調整する任務を負っています。

難民の権利と尊厳を守り、すべての人が庇護を求める権利を行使し、安全に庇護を受け、延いては自主的に帰還、あるいは庇護国に定住、または第三国に定住できるために努力します。

設立以来この50年以上にわたり、5000万人以上の生活の再建を支援し、現在は約6600人の職員が世界約110か国で3400万人の支援に従事しています。