12時からの「KOBEながたスクランブル」女川蒲鉾本舗高政との電話中継と民博の大船渡の鹿踊り招聘


蒲鉾本舗高政一押し商品

2時30分からは女川の蒲鉾本舗高政の高橋正樹さんの電話中継。地元企業として「このまちに生きる、このまちと生きるという覚悟」を決めて地域企業が力を尽くすことが復興の礎だと熱く語られました。
女川には「海があり、海しかない」その海にこだわった蒲鉾をぜひご賞味ください。

林勲男さん

13時からは大船渡から鹿(しし)踊りの「仰山流笹崎鹿踊保存会」を招聘し、6月9日土曜日民族学博物館で開催、また日曜日6月10日日曜日鉄人広場で披露されます。

民博イベント鹿踊り

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林勲男さんのコラムより
震災発生から3カ月がたとうとするころ、被災した民俗芸能の鹿踊(ししおど)りを支援するため、有志で「愛deerプロジェクト」を結成した。鹿頭には本物の鹿の角をつけるのだが、条件を満たす角を東北地方だけで短期間に探すには限界がある。そこで関西で集めて送ろうとするものであった。
しかし、野生動物は寒冷地ほど体格が大きく、南に行くにしたがって小さくなる。さらに、近年では鹿の頭数増加により、生息域密度が高くなったため、個体は小ぶりとなってきている。大きさや形状などの条件を満たす角集めは、思いのほか苦労した。
それでも鹿角を求めていた大船渡市と南三陸町の3団体に贈ることができ、すでに加工作業が始まっている。他の衣装や道具類も支援を得ることができたそうだ。早ければ、この春には活動を再開できるだろう。
ところで、なぜ支援の対象が鹿踊りなのか、とよく聞かれる。理由は、死者供養にある。肉親を亡くした遺族にとって、災害という非常時であっても、できる限り日常の作法で供養してあげたいとの思いは強い。東北沿岸部では、剣舞(けんばい)や念仏踊りと同様に、鹿踊りにも死者を弔う意味が込められているのである。