2015年2月13日、まちはイキイキきらめきタイム、技術のつくだ煮のゲストは中村美術館の中村雄二郎さん、そしてハロー長田は消防署


中村美術館

2015年2月13日、まちはイキイキきらめきタイム、技術のつくだ煮のゲストは、
新聞紙を使用して主に動物の造形作品を作られている、中村美術館の中村雄二郎さんです。
中村さんは若いころから油絵を描いてきましたが、その後モザイクガラス絵や陶芸もするようになり、
最近では日本でも珍しい新聞紙を使った造形作品に力を入れておられます。
今回は、新聞紙を使った造形作品の制作についてお話を伺いしました。

中村美術館

新聞紙を使って作品を作るようになったきっかけは、3年前に六甲山の3匹の子羊の写真を見てかわいいと思い
、実物大のものを作るには粘土などより新聞が適していると思い、始めたそうです。

中村美術館

作り方は
①大きさにあわせて新聞紙をぐちゃぐちゃに丸め、形を作る。
②透明の荷づくりテープで形を整えながら全身を覆って骨格の原型が出来上がる、
③ビニールの上に細切れにした新聞を洗濯糊で、ボール紙の固さになるまで何層にも貼っていく、
④完成すると切断し内部の新聞紙を取り出す、⑤着色はカラー刷り新聞を使用する、
また動物の毛並みはティッシュペーパーやキッチンペーパーを縮めて表現しています。
中村美術館玄関に展示している実物大の馬は、60㎏の荷重に耐えられる強度を持っています。
またパンダは3歳児位の幼児が座って遊べるよう、毛並みは裏生地に使うボアを使用しています。

新聞紙を使った中村さんの動物作品は、小さなものから実物大まで自由自在に制作でき、新聞紙で作ったとことを感じさせない、非常にリアルでかわいい作品に仕上がっています。
国内でも同様の作家はおらず、作りながら新たな方向を常に模索されている中村雄二郎さんの次の作品が多いに期待されます。
中村美術館は、長田区久保町の昭和筋沿いにある中村理容室の西隣にあります。
また、作品は、本町筋商店街の本町ものつくり工房にも展示されています。

内村萱人さん

ハロー長田のコーナは長田消防署のご担当。本日のゲストは消防防災課 消防第2係 大橋出張所の内山萱人さんです。

平成24年4月から半年間の消防学校での研修訓練を受けた後、長田消防署(本署)に配属され、昨年4月から大橋出張所で勤務している。
大橋出張所はJR線の南を主に担当し、救急隊3名、消防隊5名が勤務している。車両は救急車1台、油火災に対応する化学車1台、ポンプ車1台で、指揮車は本署が担当している。

最近神戸市内で家事が多発している。市内で火災による死者は昨年は13名(65歳以上の高齢者は8名)であるが、今年は1月だけで10名の死者が発生している。
このため神戸市消防局は、緊急!住宅火災特別警戒を実施中で、命を守るため次のような対応を呼び掛けています。

1.住宅用火災報知器の設置
   平成23年6月1日よりすべての住宅に設置が義務付けられています。未設置の方は早急に設置を、設置済みの方は定期的作動確認をしてください。
2.住宅用消化器の設置
   高齢者の方などには、小さくて軽いスプレータイプがお勧めです。
3.防炎品の使用
   寝具、衣類、カーテンなどには防炎品を使用し、火災拡大を軽減しましょう。
4、地域・近隣で助け合う
   日頃から地域で助け合う関係を構築し、災害から命を守りましょう。また高齢者への見守りが大切です。

住宅火災警戒

住宅火災は近隣の家庭に重大な影響を及ぼすため、上記の基本的な注意事項の他、火を使用する器具などについては個別に注意事項があるので、消防署などのホームページで確認し、個人個人が火災防止意識を常に高めておくことが非常に重要である事を再認識しました。