2019年2月2日「ワンコイン番組」トピックは掃除と台湾!


2月2日のワンコイン番組の参加者は、写真左から今ちゃんこと今井正crew、宮本健一郎crew、タロウこと佃由晃crew、ミキサーとスイッチャーは金千秋でお送りしました。

●今ちゃんのお話:お掃除のお話

●宮本crew「日台友好歴史探訪旅行記」

【日台友好歴史探訪旅行記1/3】

★台湾
面積は九州を一回り小さくした程度で36千平方キロ
人口は24百万人
首都は台北市だが隣の新北市が4百万人の最大都市
台湾は「フォロモサ=美しい島」とポルトガル人に言われたのが、国際的に認識された始まり。台湾とは現地語で来訪者を意味し、大航海時代ポルトガル人たちが「ここは何という国か?」と聞いたとき、現地人が「おまえら来訪者」と言い返した音が、国名となっている。(正確には諸説があり、不明)
日本がJAPANと呼ばれるのも、西洋人の勝手な解釈なのと似ている。
この現地人とは、漢民族ではなくて原住民。当時(大航海時代)、台湾島には50の部族、50の言語があり、国としてはまとまっていなかった。そして部族間の言葉が通じない。
原住民の一つ高砂族(日本人がつけた名前)が、3代将軍徳川家光に拝謁したという記録がある。
ちなみにDNA調査によると、台湾人の8割は南方系アジア人。そこに、福建省漢人やポルトガル人、次にオランダ人がやってきた。
この辺が台湾の歴史の鍵!!
中国の台湾認識は、今に至るまでコロコロ変化。

秦の始皇帝が徐福を調査に行かせたという記録がある。が、随から宋までの600年間は全く記録無し。明の時代に沖縄と台湾を併せて琉球と呼んだ。(大琉球・小琉球)
秦の始皇帝は、「永遠の命」を求めて徐福を調査に世界中探索。日本への来訪、七福神の一人となっている。
つまり、中国の歴代王朝にとって台湾は、あまり興味の無い島であった。
ところが、明末期に西洋人が台湾に注目したのを受けて、貿易には便利な島という認識になり、鄭成功がオランダを追い出して台湾全島を支配。
この鄭成功、近松門左衛門の「国性爺合戦」のモデルというのは有名なお話。
しかし、明は清に滅ぼされ、清は大陸国家なので島には興味が無く、台湾はまたもお荷物意識となった。
日清戦争で敗れた清国は、1895年(阪神・淡路大震災の100年前)下関条約で日本が台湾をほしがり、「渡りに船」とばかりに台湾を割譲した。
世界では、あんな風土病が蔓延する島をもらってどうするんだ、という意見もあったが、日本にとっては台湾は地政学的に重要拠点。当時国家予算の大部分を台湾に投資した。
これが、欧米列強の植民地支配形態との大きく異なるところで、「新国土」として日本人が新たな可能性を求めて入植し、新国土開発をすすめた。
欧米列強は植民地にインフラや教育投資などはせず、「ZOO経営」いわゆる動物園経営。その典型的な例がインド。国内民族を分断、争わせ、そして支配・搾取する。
ここからが、日本統治時代のお話となるが、それは次週ワンコインまで乞うご期待!!
さて、今の台湾は、
GNPは約6千億ドル、60兆円で大阪・兵庫・滋賀の合計を超えている。一人当たりもGNPも日本を超え5万ドル≒500万円で世界18位、今後も発展する勢い!!平均所得は日本の9割だが、物価が半分なので、日本より裕福!!
●空からの写真。⇔YOUTUBE参照。
ため池が沢山ある。これは、「八田與一」のおかげ。100年前のインフラ投資により、台北地域の農業生産が劇的に増加。
●もう一枚、
桃園国際空港に近づくと、三菱電機、パナソニック、ダイキンの工場が機内からも見える。日本企業の有名どころが進出。
●次の一枚
空港に着きますと、台湾も干支はイノシシで祝っている。
●空港を出たところの写真。
自分が土木屋ということもあり、建設機械に直ぐ目が行く。
古い中古の自走式の高所作業車。これに限らず、トラックや重機のほとんどが古い中古車。乗用車も少し前の型が多く、日本との工業力の差を感じた。
自国で車両生産できない場合、輸入に頼る。外国の中古車両を大事に使わなくてはならない。
当然、メンテナンス技術が重宝される、が、生産しない所に、メンテナンス技能は醸成されにくい。
オーストラリアがいい例で、車のメンテナンス事業で、日本人が儲けている。翻って考えると、日本国内から車両工場が消えていくと、工業国日本はどうなるのか!!非常に心配だ。
●新幹線車内。
新幹線で台北地域から台南地域へ。東海道新幹線と同じ700系、車内販売もあり。車内広告の日本のアルミ業者の宣伝が目立つ。広告に使われているのは東京駅の写真だと思うが、この建築は、台湾総督府も設計した辰野金吾、彼は佐賀県唐津の出身で、高校の英語の先生があの高橋是清、工部大学卒で後の東京大学工学部学長になった。
台湾の新幹線は、wifiが使える。日本では、使えたか?
優先座席は老人、妊婦、けが人の3人のピクトグラム。
日本ではプラス心臓病等内部疾患、と乳幼児連れの5人のピクトになっている。頑張れ台湾!
●台南駅。構内のデザインに風水を感じる。新幹線の駅は全部同じデザイン!なので全く同じ所にモスバーガーが存在する。
●台南までの途中で、台中を通過。結構なメガロポリスで台湾第2の都市。
土木屋さんの視点は通過途中の途中の橋梁に目が行く。奇抜な形式があちこちに見える。
さて、宮本は台南に着いて、何を見たのか?次週をお待ちください。