阪神・淡路大震災は、1995年(平成7年)1月17日(火)午前5時46分に発生した地震です。淡路島北部を震源として、マグニチュードは7.3と推定され、観測史上最大の震度7を記録しました。
この地震では、死者や行方不明者、住宅や事業所などの建築物、高速道路、鉄道、港湾、ライフラインなどへの被害が甚大となりました。神戸市内では、地震発生から10日間に175件の火災が発生し、7,386棟の建物に被害が及んでいます。
地震の発生が未明であったこと、大部分の住民であったこと、火災が比較的小規模であったことなどが原因で、地震直後の家屋の倒壊による窒息・圧死が死亡の大部分を占めたと考えられています。
阪神・淡路大震災の発生前には、いくつかの予兆現象が観測されています。雲の形や月の色、海の変化、生き物の様子など、日頃から自然をよく観察し、考える姿勢を養うことで、地震への備えにつながるものと考えられます。