本日の「らの会」は、石倉泰三さんがおいでになり、参加者はワンコインに引き続き、人と防災未来センター楊梓さんと神戸学院大学2年の川井一馬くん、市民メディア全国交流集会協議会の世話人関本英太郎さんです。
「くららべーかりー」と「さくら」と「七つの海」の事業所は、通所者たちの安否確認など様々なことが行われました。それらの取り組みについて伺いました。
また、人と防災センターの楊さんは、外国人も障がい者も要援護者になるが、両者とも自分の能力を発揮して支援者にもなりうるということを、強く実感、関本さんは仙台においての活動の中での障がい者としての存在ではなく、「まちで自立して生きていく」ということを目指している団体でのことに思いをはせられたということ、学生たちにとっても直接石倉さんのお話を聞いたことで大きな手ごたえになったと思いました。以下に神戸学院大学のFMYYへのインターン希望者の感想を転載します。
神戸学院大学 現代社会学部2年 西明日香
全体を通して念願だったラジオを通して自分の声で発信すると言う経験ができてとても良かったです。
そして、らの会の石倉さんの話を聞くことができて本当に良かったです。
阪神淡路大震災。普通なら誰もが絶望する状況下であったのに、1人の「パンを作ろう」という声でみんなが立ち上がりパン作りを始めたと聞き、前向きな人が1人いるだけで違うんだと思いました。
しかし、パンを作ってももちろん、それを売る環境が整っていません。そんな中、炊き出しという形で避難している方々に配ることで障害者でもみんなの役に立てるんだと思ったという話を聞き、とても感動しました。
障害者というだけで周りからは偏見や差別がどうしても生まれてしまうと思います。そういった中で自分たちが役に立てたという経験はとても嬉しく貴重な経験だったと思います。
私は、ゼミの先生が社会福祉学を専攻としているので障害者について学ぶ機会がこれまであったのですが、そこで私は障害者と私たちが共存して行く社会になるのは難しいと思っていたのですが、石倉さんの話を聞きその考えが変わりました。
そして、障害者の自立について、以前ゼミで海外から障害者の自立を目指している方々にゲストとして来てもらいたくさん話を聞いたことがあったのですが、その際にも自立とは自分で何もかも全てできるようになるのではなく、周りとの関係をもてるようになることが自立だと聞いていたので、そこにも通じる話もあり、得られるものしかなかったお話でした。
これからの学生生活の中でも生かせるものができました。
本当に貴重なお話を聞かせてくださってありがとうございました。