(写真はゲストの山本和さん)
2010年7月5日月曜日「まちはイキイキきらめきタイム」ゲストの山本 和(やまもと のどか)さんは、アナウンスの専門スクールで勉強するだけではなく、甲南女子大学でも、朗読を含めた日本語、コミュニケーションを総合的に勉強中。近々の試験課題でもある「外郎売り」を披露して頂きました。さすが口跡滑らかです。
続いて、好きな音楽や読書についても、爽やかに楽しいお喋り。いまお薦めの本は、本田孝好著『MOMENT』(集英社文庫)だそうです。
ラジオには、声だけのメディアとしての魅力がある。「聞くときにはイマジネーション(想像力)を働かせているはず。それは日常でも大切なことだと思うので、ラジオをもっと聴いて頂けたら」―と言う山本さん。たまたた、こちらが元気づけられたゲストでした。
前半の情報コーナーは、東京、駒澤大学で7月3日~4日に開催された「カルチュラル・タイフーン2010」について。
これは、カルチュラル・スタディースの「学会」でありながら、一般市民に開かれたイベントでもあります。真面目な研究発表だけではなく、会場には踊る人が現れたり、本やTシャツ・手芸品を売るブースやカフェがあったり、映像の紹介や発信をするコーナーがあったりと、「お祭り」のような賑やかで、ゆるやかな雰囲気でした。来年は神戸で開催というウワサで、楽しみです。
今回は、基調講演「拉致と日韓併合100年―いま、どのような対話が可能か?」での蓮池透、梁英姫(ヤン・ヨンヒ、『ディア・ピョンヤン』監督)、テッサ・モーリス=スズキ各氏の、素敵な発言などをご紹介しました。個人同士の対話でも、真剣であれば、とんでもなくエネルギーが必要です。国レベルの対話で本来、政治家の仕事がどれだけ大きなものか、改めて考えさせられます。
以上、Yukaのグローバルクッキング 夏のごちそうシリーズ(トマトとパプリカの冷たいスープ)や、カルチュラル・タイフーン会場で仕入れたてほやほやの、威勢よいバルセロナ多民族音楽シーンの音楽と共に平野由美子と安西でお送りしました。(安西佐有理)