6月23日の「ふれてあれこれ好奇心アイtoアイズ」。
去年の10月、尼崎の高校で「目が見えない、とはどういうこと?」をテーマに講演をしてきたより子さん。講演を聞いた生徒達の感想文が最近届きました。
より子さんは後天的に視力を失った「中途失明」。なので物の形や色が想像できますが、しかしそれらが分かるからこその恐怖もあります。「見えないから…」と考えず、どう工夫して過ごしやすく生活しているのかを説明したそうです。
感想の中で一番多かったのは、「見えないのは辛いことだと実感した。これからもっと理解していきたい」というものでした。
「障がいを抱えて生きることが大変だと思ったのなら、私達が困っている時にぜひ声をかけて欲しいと思います。頭の片隅にでも、障がいを抱えた方を見た時に、私の講演のことを思い出してくれたら。そして、声をかけてくれたらとても嬉しい。声の掛け合いで障がい者と健常者の隔たりを越えていけたら」とより子さんはおっしゃっていました。