「まちはイキイキきらめきタイム」カテゴリーアーカイブ

毎月第2金曜日「まちはイキイキきらめきタイム」のゲスト出演情報!

まちはイキイキきらめきタイム 3月14日第2金曜日

愛媛大学フィールドワーク1

番組最初には、飛び入りゲストで、愛媛大学山口ゼミの山口先生と学生6名が出演しました。
彼らは、3日間神戸の中での防災・減災についての聞き取りで来神戸。14日の午前中はFMわぃわぃの情報発信メディアとしての聞き取りをされました。(震災後の混乱した最中になぜ、FM わいわいを生み出すことができたのか、マスメディアとコミュニティメディアの違い(本当に重要な情報とは何か)在日コリアン震災前後で置かれている現状について)

愛媛大学フィールワーク2
しあわせの村佃さん小脇さん

◆マイオピニオンのコーナー
神戸市民福祉振興協会より 佃 孝司さん、小脇紀子さんにお越し頂き、3月23日(日)に開催の「こうべユニバーサルデザイン(UD)フェア」について伺いました。

神戸市民福祉振興協会は、神戸市からの委託を受け、しあわせの村の運営及びUD事業を受託しています。受託事業は3つあり、こうべUD大学、夏休みの親子体験教室、そしてUDフェアです。

神戸UD大学は市民講座で、食、スポーツ、ファッションなど生活に身近なものから、UDデザインに気づき学べるものになっています。UD大学の修了式はUDフェアの中で行なわれ、UDフェアではコクヨやキューピーなどが企業の取り組みを発表し、UD大学生との情報交換が行われます。

夏休みの親子体験教室は、子どもの場合、須磨水族園で魚のレプリカを、見えない状態にして触って当てたり、親はシ―パレスで、アイマスク体験をしてもらっています。親子が異なる体験をすることにより、家庭に帰ってからもUDについて一緒に学んでもらうことを考えています。

UDフェアでは、出展ブースとステージプログラムがあります。テーマは衣、食、住、遊で、例えば、衣は機能性の高いスポーツウェア、食はUDうどん、住は文房具、垂直リフト、遊はドレミちゃんのパフォーマンスなどがあります。また佐野有美(さのあみ)さんの講演会とミニライブがあります。佐野有美さんは、先天性四肢欠損症で生まれ、短い左足と3本の指のみで車いすを使った日常生活を送っておられ、活発に活動されている方です。

神戸UDフェアは、3月23日(日)の11時~16時までしあわせの村で開催されます。佐野有美さんの講演は14時50分からで、定員100名で参加費は無料です。事前申し込みは、こうべ市民福祉振興協会企画広報係078-743-8193までお願いします。

ユニバーサルデザインの普及開発を目的に開催していますが、見て、聞いて、食べて、遊んで、充分楽しんで頂けます。リサイクルバザーも開催されているので是非皆さんお越しください。

長田消防上田さん

◆まちはイキイキきらめきタイム、第2金曜日のハロー長田は、長田消防署のご担当。
3月14日は、消防防災課1係の上田 樹(うえた いつき)さんにお越し頂きました。

上田さんは昨年4月に消防職員に採用され、消防学校で半年間の研修訓練を受けた後、長田消防署に配属されました。消防学校では楽しい面と厳しい面が色々あったようで、服装については自分でアイロンをかけたりするなど、身だしなみなどについて厳しさを感じ、自分を見直す機会にもなったそうです。消防学校では49名の団体生活で、仲間意識、自分達で考える力がつき、毎日の生活が印象的であったとのことです。

消防を仕事に選んだのは、幼稚園の時に救助隊の訓練を見て憧れを持ったことがきっかけでした。学生時代は野球中心の生活で、体力には自信があり、消防署の仕事の中では、政令指定都市に置かれる、特別高度救助隊(神戸ではスーパーイーグル神戸という)を目指しておられます。

消防車で出動した時、体力に自信はあったが、現場では知識や経験が重要である事を実感し、知識あっての体力と考えるようになったそうです。

消防署からのお知らせ:

山火事防止運動は3月1日から3月31日まで実施しています。3月は空気が乾燥し、風が強いので火事が発生すると延焼、拡大します。期間中、消防では林野火災防御訓練や広報活動をしています。訓練としては、山は消火栓が少ないので可搬式動力ポンプも使用し、長距離にわたるホースの延長訓練をしています。また登山者に山火事防止啓発グッズ(救急絆創膏、山のマナーを記載したもの)の配布もしています。

消火器の詐欺については、消防や消防団を装って、法律で消火器の設置が義務付けられました、消防署からの依頼を受けてご家庭を廻っていますなどと言って、高額な消火器を売りつけている例があります(火災報知機の設置は義務であるが、消火器は一般家庭は義務ではない)。消防関係者はそのようなことは一切しないので、十分注意してください。

今は乾燥している季節のため、火気の取り扱いに十分注意し、万一火災が発生した場合は速やかに通報をお願いします。

まちはイキイキきらめきタイム毎週火曜日12時10分からはわらわらタウンニュース!

石田裕之

3月4日の「わらわらタウンニュース」のご担当は神戸市立地域人材支援センター。
ここは旧の二葉小学校です。そしてこの学校建設の昭和4年、地域の子ども達のためを想った近隣住民の方々から、寄付や住居移転など多くの協力を得てその上できた学校です。
その後の戦災、そして95年の震災を乗り越えてきた二葉小学校は、校舎にはその並々ならぬ地元の熱い想いが残っています。 2014年東日本の震災3年を迎える3月11日の夜7時~8時、たくさんの方の避難所になった講堂で石田裕之さんによる「トーク&ライブ~3.11忘れてへん・デー」が開催されます。入場無料。どなたでも石巻支援などいろんな活動をしているエコ・シンガーソングライター石田裕之さんと共に過ごしてください。

毎月第2金曜日「まちはイキイキきらめきタイム」のハロー長田13時からは長田消防のご出演です。

塩本消防士

2014年2月14日放送(ハロー長田)

まちはイキイキきらめきタイム、第2金曜日のハロー長田は、長田消防署のご担当。2月14日は長田消防署 消防防災1係 塩本智之さんにお越し頂きました。

塩本さんは、昨年4月に消防職員に採用され半年間の研修をうけた後、大橋出張所に配属となりました。社会人、消防職員になってまだ10カ月しか経過していませんが、高校生の時に比べ、周りの環境、時間の使い方、物事の考え方など全てが変化したそうです。そのように感じた理由を伺いました。

消防学校での研修は、時間に縛られ、体力的にきつかったので苦痛であった。朝は6時頃には起床し、体操、腕立て臥せ、ランニング、などの運動後食事をし、午前中は座学、午後は訓練をした。体を頑丈にするためには筋トレの他、食事面でも配慮されていた。消防学校では、何人もの教官の眼が常にあるので、気が抜けなかった。同期性は48名で、小隊に分かれ訓練した。訓練内容は、梯子を伸ばし登り、ホースを伸ばし放水と消火。ホースは20㎏以上の重量があるので担ぐのは大変であったが、今は大丈夫である。

一番きついと感じた訓練は救助訓練で、体力練成のため走り続けたり、腕立て臥せなどを1時間ほど続けることであった。訓練の披露会に親が見学に来て、よくやっていると言ってくれた。時間の管理については、食事、勉強、就寝など全てが決められているので、時間の使い方を身に付けることが出来た。高校時代とは比べ物にならない程責任感が強くなった。

消防職員になったのは、野球を続けてきた事が繋がる仕事であること、1年先輩が消防職員で、話を聞いて魅力的な仕事(人を助ける、予防に繋がる)と感じたからである。
震災については色々話を聞くと、対応出来るか心配になる。災害が発生すると市民の方々を優先して救助したいという思いはある。

まだ10カ月しか経過していないが、人としていい方向に変われたと思う。今後の目標は救助隊員になることで、それに向かって向上心を持って努力したい。12月から2ヶ月間救急隊員になるための研修を受けたところである。大事な取り組みとしては、南海トラフの地震対応の住民の訓練である。

消防職員として10カ月しか経過していないが、社会人、消防職員としての自覚はすでに充分持っておられると感じ、住民の安全のため日夜努力して頂ける方だと思いました。
今後の御健闘をお祈り致します。

毎月第2金曜日「まちはイキイキきらめきタイム」の時間は、12時30分からは「技術のつくだ煮」は、今回は佃のマイオピニオンです。

正栄技研 河原社長

技術のつくだ煮:正栄技研 河原守さん

2014年2月14日、第2金曜日のまちはイキイキきらめきタイム「技術のつくだ煮」のゲストは、(株)正栄技研 社長 河原 守さんです。

御自分の親御さんが60歳を過ぎて障害者になり、当初は輸入した階段昇降機を使用したが、怖がって殆ど利用する事がなく、垂直リフトが出来る前に亡くなられた。機械設計事務所を経営していたので、兵庫県の支援も得て、ユニバーサルデザインを取り入れた垂直リフトを3年かけて開発した。福祉機器は使う人の症状がそれぞれ違うので、症状に合わせた設計(オーダーメイド設計)が必要である。

当初開発した垂直リフトは“長田”からとった「チョータくん」と命名した。「チョータくん」は暖かみを感じられることを考え、木製家具調の設計にした。その後、神戸市の第1回デザインルネッサンスに応募し、世界的デザイナーの喜多俊之先生と一緒にアルミを使った、軽くて乗る人も安心出来る、斬新な設計の「ワンツーリフト」を開発した。
喜多先生は工業デザイン界のノーベル賞と言われるCompasso d’ Oro 賞をアジアでは初めて受賞された方で、海外にも多くの事務所をもって、世界中で活躍されている。

垂直リフトを開発した結果、多くの御家庭を訪問することが出来、困っている事が沢山見えてきた。それが新商品の引き戸装置の開発に繋がった。障害者と健常者が一緒に居住している場合、障害者はリモコンで開閉が出来、挟み込みの心配がないよう配慮していること、健常者は、通電している場合ても、容易に手で開閉が出来るようにしている。更に停電の場合でも開閉出来るようにしている。

会社は少人数でスピーディに経営する事を方針としている。一人ひとりが天才になり、総合すると集合天才になることを目指している。天才は最低限5人必要である。協力会社も含め、皆が自信を持ってスピーディに仕事をすることが大事と考えている。

(株)正栄技研は、社長を含め5人の零細企業ではあるが、常に利用者の立場に立ち、その要望を完璧に実現する設計をし、満足してもらえる福祉機器を提供している。そのために大企業に負けない確固たる経営方針をもち、社員の技術力を高める努力を常に行い、その成果を、利用者には安くて良い商品の提供に繋げている姿はとても素晴らしいと思いました。
世界的工業デザイナーの喜多俊之先生と個人的にも繋がりが出来るのは、川原さんの人徳と思いました。

1月27日 第4月曜日は地域からネパールまでグローバルなゲストを迎えました!

1月27日第4月曜日の昼12:00からは「まちはイキイキきらめきタイム」
ホーライ&タムラ
1月の放送でゲストに来て頂いたお二組の紹介 ↓

第1部
大阪在住のネパール人男性
《プルショタ ・ラミチャネさん》
FMわぃわぃの放送ボランティアを希望されています。
来日前は首都カトマンズでラジオ局でパーソナリティをされていました。
結婚を機に来日。作曲もされていて、本国では
著名な歌手の方がレコーディングされた音源を披露して頂きました。
FMわいわいの多文化・多言語のコンセプトに共感し協力を希望されています
神戸でもネパール人の方が増えているので プルさんにもご協力頂けると うれしいですね!

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2014年1月10日金曜日のハロー長田は消防署のご出演

菅井晶さん

1月10日ハローながたのゲストは、長田消防署 消防防災課 消防第1係(地域防災担当)の菅井晶さんです。

菅井さんの長田消防署での勤務は今年3月で丸7年になります。地域の皆さんの自主的な防災活動の支援を担当しています。防災の主役はあくまで住民の皆さん、消防署は物心両面でお手伝いする事です。「物」は機材の貸し出し(模擬消化器、バケツリレーセット、煙体験ハウス、地震体験車など)、「心」は防災機関として持っているノウハウを住民の皆さんに伝える事です。

地域の事は地域でやるという地域防災については、阪神大震災以前より取り組みが始まっていました。阪神大震災時は、同時多発的に火災が発生し対応出来なかったことから、地域の方に自分達で出来る対応をしてもらうことが重要になります。このため住民の方には、組織作りをし、防災訓練をしてもらい、その際には消防署から支援をすることにしています。

阪神大震災後19年経つので、地域住民の防災力もかなりのレベルに達しているところがある。東日本大震災が発生し、地震の揺れについては経験しているが、津波は経験していないので、長田区の海岸沿いについては防災コミュニティ4団体に、繰り返し避難訓練をお願いしている。神戸市は地形上、山から海にかけて傾斜になっているので、とにかく山側に水平移動すること(水平避難)を原則にしている。建物の上階に逃げる垂直避難もあるが、避難した場合は孤立し、燃えたものが流れてきて類焼することがありうるので、逃げ切れない場合のみの次善の策と考えるべきである。津波到達までには70分以上の時間があるのであわてず行動してほしい。

災害弱者に対しては、2013年4月に施行された条例に基づき、神戸市から地域に情報を事前に提供する公的支援がある。また地域として自ら対策を講じる地域対応がある。神戸市から地域に提供される個人情報の扱いついては、管理方法を明確にし、厳重な管理が出来ることを確認した上で行われる。

大地震や津波は世代が変わってから起るので、世代間を越えて繋いでいくことが大事である。東日本大震災でも語り継がれなかった地域は被害を大きくした面も見られるので、語り継ぐ重要性を充分認識しておく必要がある。

大震災発生時には、地域住民自らが主体性を持って対応できるよう、日頃から消防署の支援を受けながら防災訓練を真剣に行い、世代を越えてそのような取り組みを継続していくことの重要性を再認識しました。