「KOBEながたスクランブル」カテゴリーアーカイブ

今日の「KOBEながたスクランブル」電話中継は、原子力発電所事故からの避難

電話中継ゲスト早尾さん

2011年6月18日土曜日13時からの「KOBEスクランブル交差点」のゲストは、早尾 貴紀さん
3月11日太平洋沖沖東北地方地震がおこり、その影響で起こった大津波。

今回の地震はその自然災害だけでなく、原子力発電所事故という人災を伴いました。この事故直後、多くの人が地震被害からの避難ではなく、「放射能から子どもを守る!」という思いで、それぞれの「大切な故郷」から脱出しました。いわゆる自主避難です。

その自主避難の困難さ、この3ヶ月いろんなしがらみの中で直面してきたいろんな思いを、一人の父として、東北人として、避難者経験者として語っていただきます。
これは決して他人事ではなく、「電気で快適な生活を送ってきた人」は、すべて自分のこととしてお聞きいただきたいと思います。

早尾さんからのメッセージをご紹介します。

現在進行形の原発震災のまださなか。

まだうまく言葉にできないのではないか、まだ振り返れないのではないか。

いや、振り返るな、振り返るな、そう自分に言い聞かせて、この3ヶ月を突っ走ってきました。

立ち止まってしまったら、そのまま抑えてきた自分の感情に呑み込まれてしまうのではないかと恐れました。

でも、自分の武器は結局は言葉しかありません。

手足も動かしています。それが届く範囲はとても小さい。 

もう少し先へ。やはり言葉を発するしかない。

正直、話すのも書くのも苦痛をともない、また言葉を発した後はその不十分さ・不本意さ必ず悔恨をともなうのですが、その程度の苦痛は引き受けないわけにはいきません。

言葉にもできないほどの苦痛を背負った人びと、背負うことすらできずに消え去った人びとが無数にいるのですから。

神戸発そして神戸初のモロッコ料理「BAB RIMAL」~オーナーシェフマギーさん~

モロッコ料理「バブリマール」マギーさんと片岡さん

2011年6月18日「KOBEながたスクランブル」12時半からの「おしゃべり市場」には、神戸初のモロッコ料理店オーナーシェフのイルバヘア・アルデル・マディッドさんに登場していただきます。

彼をご紹介くださったのは、今年3月までFMわぃわぃでインターンをしていた片岡あいさんです。

「BAB RIMAL」Morocco Cafe Restaurant(モロッコカフェレストラン|バブ リマール)
TEL:078-778-7759
ADDRESS:神戸市中央区下山手通5-12-9
グランドメゾン神戸山1F

神戸YMCA日本語を学ぶ!教える!その出発点は地域に住む外国人からの依頼

神戸YMCA日本語教室

神戸YMCAは、1886年(明治19年)5月8日に諏訪山の紅葉館で発会式を行った神戸基督教徒青年会 (設立発起人は原田 助、村上俊吉、吉田 亀、村上次郎その他の人たち)が発祥であり、日本では東京YMCA(1880年)、大阪YMCA(1882 年)、横浜YMCA(1884年)に続く4番目の誕生とされ、、2011年は設立125周年の記念の年なのだそうです。
6月11日土曜日12時からの「KOBEながたスクランブル」の13時からのコーナーに、今回は神戸YMCAの日本語教育の担当者をお招きしていろんなお話をしていただきます。

東日本大震災で全壊した宮城県東北朝鮮初中級学校の尹鐘哲校長をお招きして。

東北朝鮮学校尹鐘哲校長とインヂョルジェ金桂花さん

2011年5月28日土曜日「KOBEながたスクランブル」後半のゲストコーナー「KOBEスクランブル交差点」では3月11日の東日本大震災で全壊した宮城県仙台市太白区にある東北朝鮮初中級学校の校長尹鐘哲(ユン・ヂョンチョル)さんをお招きしてお話をうかがいました。同席していただいたのは、尹校長の朝鮮大学での同窓生金桂花さんです。金さんは、宮城からおいでになった尹校長の被災地神戸の案内人であり、神戸市長田区神楽町にある靴の会社InCHOLSEの方です。この会社はくしくも「阪神教育闘争の地」旧神楽小学校のすぐ西隣にあります。FMYYは周波数77.8メガヘルツ、インターネット放送はサイマルラジオで同時配信しています。またこのコーナーは映像でも配信しています。神戸のときと同じく地域の施設として炊き出しなどを行ない、いろんな壁を超え互いに助け合いながらも、パート3の復旧、復興ということになると外国人には大きな壁が立ちはだかることを語っておられます。この壁を越えるために生まれたFMわぃわぃとしては見過ごすことのできないお話です。たくさんのみなさまにお聞きいただき、ご意見をいただきたいと考えております。
■仙台の朝鮮学校~震災がつなぐ縁

■仙台の朝鮮学校2~震災の中、壁を越えて

■仙台の朝鮮学校3~復興の中、補助金凍結

スタヂオカタリスト松原永基さんがご出演~神戸での経験を踏まえ、被災地のまちづくりについて~

スタヂオカタリスト松原栄基さん

2011年5月28日土曜日12時からの「KOBEながたスクランブル」は、12時台と13時台両方にゲストをお迎えしてのゲストトークがあるため、少し時間を変更しての放送です。
12時台のゲストは長田区駒ヶ林にある「スタヂオカタリストstudio CATALYST 」の松原永基さんをお迎えして地域のまちづくりのお話です。

KOBEながたスクランブル番組風景

神戸の知見を生かした東日本の被災地のまちづくりに対する話も出ました。

ソウル大学日本研究所「大震災と社会変動研究会」プロジェクトの教授来神!

ソウル大学日本研究所の事前調査隊の教授たち

2011年5月21日土曜日の12時10分から、ソウル大学日本研究所の5人の教授たちがおいでになりました。左から韓栄惠(ハン・ヨンエ)ソウル大学日本研究所所長、趙寛子(チョ・クアンヂャ)同研究所、HK教授、陳泌秀(チン・ピルス)同研究所、HK研究教授、林采成(イム・チェソン)同研究所、HK教授、徐東周(ソ・ドンヂュ)同研究所、HK研究教授、の5人の方がおいでになりました。
ソウル大学日本研究所では、2011年3月11日の東日本大震災の発災をうけ、12名の教授や研究教授が、<大震災と社会変動研究会>というプロジェックトを立ち上げ、研究所をあげて研究調査をされるそうです。

ソウル大学日本研究所「大震災と社会変動研究会」の教授たち

このプロジェクトは、少なくとも5年以上続く予定の長期プロジェックトだということでまずは神戸の震災体験から現地での予備調査が始まりました。
<阪神・淡路大震災10年(柳田邦男編)>や<兵庫県知事の阪神・淡路大震災ー15年の記ー(貝原俊民)>などを読みながら阪神大震災に関する基本知識を勉強され、また、今回の東日本大震災に関する情報も収集しながら、様々な角度からの分析を試みておられます。
今回は21世紀研究機構、人と防災未来センター、神戸市役所、たかとりコミュニティセンターなどをめぐって、公的機関、中間支援組織、市民団体など、いろんな方々にお会いになりました。
今後ともこの連携は続きます。
隣国から見た「震災からどのようなまちづくり、社会づくりが行われるのか」それを放送で順次お伝えいただく予定であります。