「いまどきのメディアリテラシー」カテゴリーアーカイブ

いまどきのメディアリテラシー 第15回


アメリカ大統領選挙の勝敗に大きな影響を及ぼしたといわれるフェイクニュース。今回は、インターネットに拡散するフェイクニュースについて考えます。

8月26日の第15回目の「いまどきのメディアリテラシー」
本日も語り手は。関西学院大学総合政策学部メディア情報学科教授山中速人さん。聞き手はFMわぃわぃ金千秋です。


■インターネット時代の言葉「FAKENEWS」
「fakenews」つまり虚構の情報、これは、ハードウエアー・プラットフォーム・プロバイダーという3つのカテゴリーがらなるインターネット世界から出て来た言葉です。
今までのメディア、つまりニュース・情報を届けるメディアが規範として持っていた、調査し精査して報道するという形態から、何処かの誰かの言った言葉が、一人歩きして大きな流れを作り出す、今やインターネットというアルゴリズムが織りなす世界で、集団における極化現象が起こり、ある一定方向に向けた攻撃の手法となっています。
その現象を深く静かに読み解いていきます。

いまどきのメディアリテラシー 第14回


8月19日土曜日の第14回「いまどきのメディアリテラシー」
「続ジェンダーとメディア」
CMが作り出すジェンダーイメージ 性差をめぐる偏見や固定観念がどのように作られるか。前回に続き、ジェンダー(社会的性差)についてのイメージ形成に果たすCMの影響力を考えます。
話し手:山中速人(関西学院大学教授) 聞き手:金千秋(FMYYプロデューサ)

■FMわぃわぃインターン
神戸大学院大学2年 濱口あかねの感想
男らしさと女らしさに関わる固定観念が20世紀から根付いていている中で、それらのイメージを払拭するために、21世紀のメディアでは、女性を上位に立たせようとするイメージ付けをするようになった。しかし、それが逆に他の弱者の人を傷つけてしまう恐れがある。すべての人が受け入れてくれる、多様性のあるCMを作ることがいかに難しいか、番組中に出てくる日本や世界のCMから学ぶことができた。

いまどきのメディアリテラシー13回

■第13回目8月12日土曜日の放送「ジェンダーと メディア」この番組「いまどきのメディアリテラシー」は、関西学院大学総合政策学部山中速人研究室の番外編ゼミとして放送しています。


■21世紀に入り、社会全体がグローバルの波に飲み込まれて、男女のあり様も、家庭の形態もそして服装についても多様な時代になったと言えます。そんな中でメディアの世界の中で一番社会の変化の第一歩に敏感なCM(コマーシャル)の世界からそれを読み解いて行きます。
しかしここで重要なポイントは、CMはあくまでも「商品を売る!」ということが最大の目的であり、メディアとしてなんらかの波動を社会に起こすことなど意図してはいないということです。
それをいろんなCMを題材に読み解いて行き、「性の役割分業バイヤス」(文化培養理論)つまり生物的な性の役割ではなく、社会における男女の役割分業について、メディアはいかに関与するのか。。。ということを読み解きます。

「いまどきのメディアリテラシー」第12回目


8月5日土曜日14時半から15時「今どきのメディアリテラシー」
メディアが歴史を書き換える。極端な歴史認識が生まれる背景にあるメディアの働きについて考える。

司会:金千秋、講師:山中速人、学生:朝田有香子、加藤星七

「いまどきのメディアリテラシー」第11回目

7月22日土曜日14時半から15時「いまどきのメディアリテラシー」
メディアが戦争を叫ぶ時 排外主義とメディアの問題を考える。
前回とは逆に、戦時下のアメリカのメディアの日本イメージを取り上げる。

司会:金千秋、講師:山中速人、学生:加藤星七、朝田有香子

「いまどきのメディアリテラシー」第10回目

7月15日土曜日14時半~15時「いまどきのメディアリテラシー」
メディアが戦争を叫ぶ時。戦争の前にかならず吹き荒れる排外主義とメディアについて考える。太平洋戦争になだれ込んでいった日本のメディアを振り返る。
司会:金千秋、講師:山中速人、学生:加藤星七、朝田有香子