第79話 被災者・オーナー・住民 2018年1月13日放送
ワダカンの個人的な復興体験から、2017年で一つの段階が終わったと感じています。関係者から依頼され、大きな借金をし、16戸(5階建)の「借上げ復興住宅」を建設して、神戸市に20年間運営してもらいました。昨年、従前の居住者は円満に退去、当方の経営となりました。この時点で、1998年に近隣の被災者として入居された方はどなたも残っていませんでした。16戸を改装し募集したところ、幸いにも全戸うまり、若い人が多い住宅となりました。むかしながらのコミュニティーが残る町ですが、あたらしい住民にも、長田を知ってもらう努力が必要です。第2段階に入った復興もしっかりやりたいです。震災シリーズのお話はこれでひとまず終わります。
79話 近隣のコミュニティースペースに咲く「ろう梅」