今月の「KOBE BRIDGING JAPAN & ARRICA through ICT」は初心に戻り、2017年7月に開始した時のこの番組制作の意図を最初に再放送でお送りし、その後は2017年10月から2018年まで実際に現地でICT人材育成事業の元研修を受けた二人の声をお届けします。
KICがルワンダで実施しているICT人材育成事業のもと、昨年10月から今年3月までの6カ月間の研修を受けたニシムウェ・イスラエルさんとンデケジ・ジェームスさんは、共に男子高校生。二人はこの研修の中で、ワイヤレス給電の技術を使って、上に電子機器を置くだけで通電し、携帯やパソコンなどの機械を充電したり電気を点けたりできる「スマート机」を製作しました。
これは、研修が始まったばかりの頃に、二人が自分たちのプロジェクトについて語ってくれた音声です。「このスマート机は安価で人々の生活を便利にしてくれるだけでなく、ここで利用したワイヤレス給電の技術が広まれば、むき出しの電線に子どもたちが触れてしまったりして起きる感電事故も減らすことができるし、さらに将来的に太陽光発電と組み合わせれば、環境への負荷を減らすこともできる」とし、「未来は過去よりも良いものになる」と力強く語ってくれました。