訪問報告(その2)

被災地市民活動限定 ひょうごリリーフPCプロジェクト
2005年3月に、被災地向けリユースパソコン寄贈先のうち2団体を訪問させていただきました。

NPO法人 宅老所 銀ちゃんの家  (豊岡市若松町 TEL0793-24-0029)

2件の民家を借りて、認知症要介護高齢者を対象に居宅介護支援を開設。毎日約10人の地域利用者で、おしゃべりしたりお茶を飲んだり、あたたかくなごやかな雰囲気です。「銀ちゃん」の名前の由来は?と団体責任者の葉賀裕さんにお聞きすると、利用者である方々のシルバー世代を表しているそうです。
昨年秋の台風23号の影響で丸山川が氾濫し、水が、「銀ちゃんの家」が建つ商店街から駅にかけてあふれ出し、みるみるうちに床上40cmまで水位が上がりました。2階に電化製品、家具などを運び移す余裕はなかったそうです。泥水がひいたのは2日後だそうです。一番困ったことはトイレ…宅老所で使用していた紙おむつを使用していたとのことです。今も多くの建物の壁には水位のあとが残っています。災害の大きさを改めて感じさせられました。
前日届いたという寄贈パソコンは、早々に事務机上にありました。到着を心まちにしていてくださったと感じ、私たちは大変うれしく思いました。「団体のデータ事務管理や、ホームページでの情報発信を行なっていきたい。」と担当の葉賀はるひこさん。今までパソコンは団体代表自身のものを使用していたとのことで、活動を支える道具として今回のパソコンに期待がかかります。