たかとりコミュニティセンター内にあるFMYYのスタジオには、ひょうごんテックが設置したパソコンが稼働しています。何れも中古パソコンを再利用したもので、安価または無償で提供されているソフトウェアを組み合わせて使っています。
今年の夏から秋にかけて機材のリニューアルが行われる予定ですので、その頃には引退または新規パソコンに移行される予定です。ここにその中の何台かを紹介しておきます。
上の画面はFMYY無音検知パソコンです。2014年の送信機トラブルによる放送事故後に設置が検討され、2014年10月からテスト稼働、11月から本稼働しています。オンエアを常時チェックし、スタジオ機器やエンコーダの故障などで一定時間以上無音状態が続くと、FMYY関係者に緊急メールが届くようになっています。放送の開始と終了時にもメールが送信されます。
FM放送はケーブルTVで再送されているものをUSBラジオで受信しパソコンに取り込んでいます。画面上に見えるのはレベルメーター、中央はUSBラジオのチューナー、左下に見えるものは Pira CZ Silence Detector というソフトウェアで、京都のコミュニティ放送局のスタッフから教えていただきました。FMYYの周波数は通常77.8MHzですが、ケーブルTVでは77.2MHzで再送されています。
サイマル放送用のパソコンは、2013年7月から平行稼働、9月から本稼働しています。以前は音声配信サービスを行っている会社から提供されたパソコンを使用していましたが、音声品質向上とコスト削減のために配信サーバーを変更し、エンコードを行うパソコンはひょうごんテックでセットアップしました。
試験放送開始時に自動で起動し、リッスンラジオの時間帯は自動で停止するようになっています。使用しているソフトウェアはMicrosoftのExpression Encoder 4 Pro(SP2)で、タスクスケジューラとWSHを利用して自動運転しています。
同録用パソコンはFMYYの放送データを常時記録しているもので、WindowsXPのサポート終了に伴うリニューアルで2014年1月に新たにセットアップしました。ソフトウェアはWindows7対応のものではありませんが、特に大きなトラブルもなく連続稼働しています。外付けHDDには2013年1月からの放送データが記録、保存されています。