中古パソコンでWindows10プレビュー

ひょうごんテックのDNAには、古いパソコンの再利用という遺伝子が備わっているようです。団体から廃棄パソコンが持ち込まれた場合、Linuxなどのような無料で使える基本ソフトをインストールして試してみることが度々です。今回発想を転換して、今話題のMicrosoft Windows10(32ビット版)プレビューを7年以上前のパソコンにインストールして、実用になるのかどうか試してみました。
 

中古パソコンにWindows10試用版をインストール

使用したハードウェアは2008年1月発売のもので、Windows Vistaを基本ソフトにして売り出されたものです。Windows7にアップグレードすればまだ現役で使えそうですが、Ubuntu14.04のUnity Desktopをインストールしたところ、ディスプレイドライバはサポートされているもののかなりの力不足でした。

主な仕様は、CPUが Core 2 Duo E4500、チップセットが NVIDIA nForce 630i/GeForce 7100、メモリが 2GBです。Windows10試用版をインストール後、適正な解像度にするには、ディスプレイドライバのインストールが必要でした。NVIDIAのサイトにWindwos10用のドライバは用意されていませんので、Windows7用をインストールしましたが、今のところ問題なく動いているようです。

Office2016のプレビューも公開されていますので、これもインストールしてみました。どちらも製品化されるころには、今よりスムーズに動くようになったとしても重くなるということはない筈で、結論として、Windows7用に作られたハードウェアであればWindows10にアップグレードしても快適に使える、という感じがしました。
 

事務作業を想定した使用メモリ

上のスクリーンショットは、ブラウザとWordとファイルマネージャを同時に使っている状態をタスクマネージャで見たところです。使用メモリは1GB程度ですので、Windows7より効率よく作られているかもしれません。タブレット用に同じ基本ソフトを使うということから、少ないリソース(2GB程度のメモリ)でも通常の事務作業なら十分使えるように設計されているようです。

現在のWindowsプレビュー版は、Version 10.0 build 10074で、今年の10月2日まで使えるようです。画面はシンプルで分かりやすく、操作性もかなりいいように感じます。今回インストールしたのは英語版ですが日本語入力はすぐに使えました。日本語キーボードを使っているせいと思います。