サーバーの夏季対策

2016年より懸案だった各団体のサーバーやNAS(ネットワーク対応共有ハードディスク)の夏季対策として、今年(2018年)6月にサーバーラックをTCC2階の事務所からFMYYのスタジオに移動しました。このスタジオでは、ストリーミング放送用のパソコンも常時稼働しており、FMYYがネット放送だけになった2016年から、夏季は24時間クーラーをつけるようにしています。

スタジオに移動されたサーバー用ラック

暑い時期でも、スタッフのいる平日はクーラーをつけるので、事務所の室温が30度を越すことはありませんが、休日や盆休み、事務所に誰もいないときには午前中から室温は30度を超え、日中は機器の使用温度範囲(5度~35度)をゆうに超えます。2年前からサーバーから警告が出るようになり、去年は、休日と盆休み中はサーバーを自動、または遠隔操作で停止していました。

FMYYのスタジオのラックは地上波放送用の機材を格納していたもので、とても頑丈な作りです。移動直前の6月18日に大阪に震度6の地震が発生したこともあり、NASやサーバー機器はマジックテープでラックに固定するようにしました。また、放送用の録音設備がある部屋ですので、サーバーラックの壁には吸音材を貼っています。

TCC2階の事務所にサーバー用のラックを設置して、各団体のサーバーやNASを設置するようになったのはちょうど5年前の4月です。UPSのバッテリーもちょうど寿命でしたので交換しました。スタジオの空調トラブルに備え、隣のサブスタジオにも予備のLANケーブルを施設し、故障や修理の場合はラックごと移動できるようにしています。