番組リポート、神戸学院大学 経済学部経済学科3年松井夕華
今回は風邪で声が出なかったため、番組リポーターとして参加させて頂きました。
今回はわぃわぃクルーの宮本さんをはじめ、滝澤さん、厳さん、JICA職員の小野さん、安田さんという国籍やお仕事もそれぞれ違う5人の方がお越しくださいました。
ラジオではJICAでの事業内容についての話から始まり、甲南大学の講師であった滝澤さんや日本に留学生としてやってきていた厳さんの震災当時のお話、日本と他国での擬音語や宗教感覚に対する違い、異国の地で聞く故郷の「音」の安堵感、他国の言葉に興味を持つきっかけ、と話が進んでいきました。また、日本と他の国での災害に対する意識の違いなども、実際に行った経験からお話をしていただきました。
私自身、JICAという機構名は耳にしたことがありましたが、実際にどのような活動を行っているのかを知りませんでした。その為、今回のお話を聞き、活動の内容を聞くことができて、とても興味深いなと感じました。
日本の「災害文化」がどのように生かされているかのお話では、日本人と海外の方の意識の持ち方の違いを聞くことができました。「過ぎた事は深く考えない」というのは一見ポジティブではありますが、天災、災害について考えたとき、災害多発国日本においての災害文化的な思考、自然災害を止めることはできない、しかしながらその天災が「起きること」、そのダメージをいかに最小限で食い止めるかの「減災」を行う事が大事だとおっしゃっていました。
そのためにこそ「災害文化」の日本としては、次に備えるために「伝えていく事」が重要であるのをJICAに来て知った、と兵庫県職員として現在はJICA兵庫で働いている安田さんが言われていたのを聞いて、海外の方と自分たちの意識の違いに驚くと同時に、国内だけでなく海外でも阪神大震災での教訓が生かされている事はすごい事だな、と感じました。