13時からのゲストは神戸で生まれて90年「エキストラ珈琲」の小室こゆみ取締社長


放送風景「KOBEながたスクランブル」

「KOBEながたスクランブル」今日4月27日のゲストは、神戸で大正12年創業(1923年)、90年の歴史を誇る老舗のコーヒー会社、エキストラ珈琲株式会社取締役社長、小室こゆみさんをお迎えしました。
最初は、コーヒーの歴史と共に歩んで来たご家族の歴史、四国から神戸という「ハイカラ」に憧れて食品会社に入社、そこからなんと1923年のまだまだ珈琲が一般的でもない時代に、神戸で初めての珈琲豆焙煎問屋として独立されたという初代のおじい様。

エキストラ珈琲

現在は兵庫区西柳原に小売と焙煎工場があるそうです。
地域で神戸の文化ともなっている珈琲の会社の社長となり、いろんな商業活動をされる中で、地元兵庫県立高校のご出身ということで、同窓会武陽会との出会い、そしてFMわぃわぃでの「ゆうかり放送委員会」との出会い、そして須磨の開業医の子息。神戸二中(現兵庫高校)から三高(現京大)、東京帝大に進み、行政マンとなった島田叡さんとの不思議な縁のなかで、沖縄へ遺骨収集に参加された話などいろんな地民活動の中から生まれた「つながり」について話していただきました。
職業人として神戸で生きる人の、その背後には、様々な歴史、つながり、こだわりがあると知りました。
だからこそ人となりを知った方の販売するこのこだわりの豆のブレンド珈琲を、ゆった楽しむと時を持ちたいと思います。
**島田叡は、神戸人である。
沖縄県知事への任命に際し、「自分が行かなければ、誰かが行って死ななければならない」と、大阪に妻子と「断」の文字を残し沖縄に発った。旧制神戸二中(現・兵庫県立兵庫高等学校)、第三高等学校を経て、1922年(大正11年)に東京帝国大学法科へ進んだ後、政治家となり昭和20年沖縄最後の知事として赴任。戦後70年近くたった今も、沖縄の人々にその誠実な政治姿勢から慕われる人である。・・・兵庫の人がそれを知らないのは残念至極です。政治家の正しい姿勢は、やはりこの誠実さが一番なのであろう!