1月17日「1.17KOBEに灯りをinながた」は、異業種さまざまな人々によって開催されます。

1.17KOBEに灯りをinながた

あさって1月17日月曜日、いつもものようにJR新長田駅前で、鎮魂と追悼の行事「1.17KOBEに灯りをinながた」が開催されます。
この行事は多業種、異業種、さまざまな人々がそれぞれの立場で支えあい、作り上げる行事です。

藤定運輸岩井俊樹さん

今回「KOBEながたスクランブル」にご出演いただいたのは、藤定運送株式会社のエコキャップ推進ネットワークご担当岩井俊樹さんです。
トップの写真にありますように、最近は再生ローソクを灯す灯篭は、2リットルのペットボトルで作っています。朝10時から地域中学生やボランティアが参加して「1.17 」の文字と「ながた」の文字を作り、それにこれまた地域の保育園から中学生まで多くの子どもたちによって作られた再生ローソクを灯します。
その後の何千本のペットボトルを回収に来てくださるのが、この藤定運輸の岩井さんなのです。
単にあらごみで捨てるのではなく、再生して何かの役に立てていただく!それはこの震災で犠牲になられたたくさんの人々の命を無駄にしたくない、、、という思いに通じてできたネットワークです。

KOBEながたスクランブル~13時からのゲストは「弁護士布施辰治」のドキュメンタリー映画上映のお知らせ

近現代史研究家吉川圭太さん

2011年1月15日12時からの「KOBEながたスクランブル」
13時からのゲストトーク『KOBEスクランブル交差点」』においでいただいたのは、近現代歴史研究者で現在「阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター」で震災資料専門員として企画展示にも携わっていらっしゃる吉川圭太さんにおいでいただきました。

布施辰治伝記など資料

お話いただいたのは、「生きべくんば民衆と共に、死すべくんば民衆のために」という覚悟の言葉を残した、近現代の日本人としては世界に誇るべき弁護士布施辰治彼の生誕130年を記念して制作された≪弁護士布施辰治≫のドキュメンタリー映画の上映告知です。
****以下吉川さんの近現代史研究者としてのお話要約****
布施辰治は1880年宮城県生まれ、亡くなられたのは1953年ということで、決して過去の人ではありません。戦前戦後を通じて一貫して、民衆の権利を守るため国家権力と戦い、何度も投獄のされ、2度服役もされています。日本の近現代史の中で、民衆の弾圧、、、という事件には必ず「布施辰治」の名前が出てくる!といっても過言ではない人物です。治安維持法という日本の暗黒の時代、人々の自由を勝ち取るために戦った=つまり日本の民主主義の礎ともいえるこの人物の記述が、日本の教科書にはない!というのが大きな疑問であります。自由と正義を求めて戦った「布施辰治」は、戦後の日本国憲法にも大きくかかわり、なんと朝鮮半島の独立を願い日本からの独立後の朝鮮としての憲法制定にも大きくかかわった人です。
このことからもわかるように、「布施辰治」は日本では知られていないにもかかわらず、韓国では偉大な人として知られています。
彼は、日本の植民統治からの独立を訴える朝鮮人運動家らを弁護したことから、ナチスの迫害からユダヤ人を守ったオスカー・シンドラーになぞらえ、韓国メディアから「朝鮮版シンドラー」とも呼ばれ朝鮮独立運動に寄与した人物に与えられる「建国勲章」を、日本人で初めて2004年に授与されています。
こういう人がいた!ということを知ることこと、日本人である誇りと勇気をもって、若者たちが世界に羽ばたくはずだと、吉川さんのお話を聞いて強く感じたしだいです。
上映日程 1月22日土曜日~1月28日金曜日
場所    元町映画館
**FMわぃわぃでは前売り券を発売しています。通常¥1700ですが、前売りは¥1000です。

お申し込みはFMYYまでメールでご連絡ください。yy778@tcc117.org

まちはイキイキきらめきタイム 水曜日

有機・農・食がテーマの、食べて・しゃべって・話を聞く2時間 「はたんぼ」で月に1回開催しています。誰でも参加できます。どうぞお越しください。

異常気象の頻発・酸性雨の拡大、地球環境はますます悪化の一途をたどり、一方、世界人口の増加や砂漠化の進行等により、世界的な食料確保の危機がおとずれています。
こうした深刻な事態に直面し、環境破壊を回避するだけでなく、積極的に環境創造の効果を有するとともに、持続的な食糧生産を可能とする有機農業が世界的に注目されています。

   
   右より、スタッフ 田中さん、ゲスト 白井さん、ミキサー 片岡さん、
   パーソナリティ 高見さん、水曜まちイキ準レギュラー 江口さん 

今日のゲストは、兵庫県有機農業研究会の白井ひろみさん。
兵庫県有機農業研究会は、2000年からJAS法規定される農林水産省の登録認定機関として有機食品等の認定に関する業務を行っています。
白井さんは、有機農業の普及と啓発に日々努力を注いでおられる熱血美女。
「有機農業は、除草剤、殺虫剤、殺菌剤、化学肥料などは使いません。それは自然の理にかなった方法です。健康に育った野菜や果物の味は格別です」と熱弁。

さて、阪神甲子園駅から徒歩8分、有機農産物とカフェが一つになったアンテナショップ「はたんぼ」(畑と田んぼの合成語)で、はたんぼトークが毎月1回開催されています。
今回のテーマは「現代学生食事情」
今どきの大学生は何を食べているの?・・・とりわけ進化の著しい「学食(今の時代、高級レストラン並みです)」に着目し、たくさんの写真とともにレポートしますとのこと。

問い合わせは、はたんぼ店頭、または、兵庫県有機農業研究会まで

関西学院大学総合政策学部山中速人研究室の3年生の作品は「震災後、それぞれの軌跡」です。

関西学院大学朴さん

毎週火曜日12時からの放送の「まちはイキイキきらめきタイム」の13時からのコーナーは、関西学院大学の総合政策学部山中速人研究室のゼミ生たちの番組を放送しています。2010年の12月21日からは、「震災後、それぞれの軌跡」というテーマで、さまざまな方々の震災からの16年のライフヒストリーを聞き取り調査。
それを震災当時5歳、6歳だった彼ら彼女らが、大人になった新たな目線で「震災」について考える機会とさせていただいております。
今回の担当者は、在日コリアンの朴史帆(パク・サボン)さん。取材したのは同じく在日コリアンの李玉順(り・おっすん)さん。
阪神淡路大震災からの16年、「在日コリアンからみた震災の傷跡」をテーマに、李玉順さんのこの16年間をどう歩んできたのかを一緒に振り返っていきます。
FMわぃわぃの番組は周波数77.8メガヘルツ、インターネット放送はサイマルラジオで同時放送しています。
またこのコーナーは、FMわぃわぃのWEBの右側にある関西学院大学のバナーから入っていただければ、ポッドキャスティングとしていつでもお聞きになることが出来ます。

2011年ことしも1月17日がやってきます!今月の「大震災を語り継ぐ」のゲストは、NPO法人阪神淡路大震災1.17希望の灯り(HANDS)理事長白木利周さん

NPO法人阪神淡路大震災1.17希望の灯り(HANDS)白木理事長

2011年1月9日日曜日午後5時からの「大震災を語り継ぐ」においでいただいたのは、NPO法人阪神淡路大震災1.17希望の灯り(HANDS)理事長白木利周さん。
この団体は、阪神淡路大震災の遺族や被災者らが大震災の苦しみの中、国籍や宗教、肩書きの違いを超えて助け合い支えあった「心」を次世代に語り継ぎ、世界へ伝え広げる仕組みを作ろうと、被災地だけでなく、全国そして世界からの参加を呼びかけています。

白木理事長

理事長をつとめられている白木さんは、震災で前途ある息子さんを亡くされました。そこから立ち直るには、何年もかかりましたが、同じ思いをもつ人たちとの出会いが、たちなおるきっかけになったそうです。
もちろん、何年経とうが、その痛みが消えるはずもなく、1月16日から17日へと移りゆく時間は、「なぜ息子が、、、なぜ自分ではなかったのか、、、」という悶々たる思いで、いたたまれなくなるそうです。
しかしその痛み、苦しみを【なにが救ったのか、、】【なにが支えあったのか、、】それを世界の悲しみをもつ人々へ伝える大きな意義を確信されていらっしゃいますので、FMわぃわぃでもお話くださいました。

西條遊児さん

お相手はいつものように西條遊児さんです。
FMわぃわぃは周波数77.8メガヘルツ、インターネット放送はサイマルラジオで同時放送、そしてこの番組は、毎週の日曜日夕方5時から放送しています。
聞き逃された方、過去の放送をお聞きになりたい方は、WEBの右側の「大震災を語り継ぐ」のバナーからポッドキャスティングのサイトにお入りください。

関西学院大学総合政策学部山中速人研究室の3年生の作品は「震災後、それぞれの軌跡」です。

関西学院大学3年佐藤あゆみさん

2011年1月4日火曜日12時からの放送「まちはイキイキきらめきタイム」の13時からのコーナーは、関西学院大学総合制作学部山中速人研究室のゼミ生たちの制作番組をお送りしています。
去年の12月21日からは、「震災後、それぞれの軌跡」と題して、3年生たちが震災後の一人ひとりの生き様をインタビューして作った番組をお送りしています。
今回第3回目の担当は、佐藤あゆみさん。

新生屋さん藤本幸二さん

鷹取商店街の精肉店「新生屋」さんのご店主藤本幸二さんに店の全壊、そして仮設での再開、またそこから新しい店舗に移ったこと、震災から3ヵ月後、東京でのオウム・サリン事件が起こり、神戸の震災報道は減ってしまったことなどをお聞きしました。

新生屋さんのおばちゃん

地域のお肉屋さんのコロッケはおいしさで評判!そして地域のおしゃべりの場でもあります。佐藤さんがお店を探して駅前をウロウロしていたとき「コロッケ屋さん」ということで、地域の方がすぐに「新生屋」さんを案内してくださいました。
FMわぃわぃの番組は、周波数77.8メガヘルツ、インターネット放送ではサイマルラジオで同時放送しています。
またこの番組は、関西学院大学のサイトでポッドキャスティングとしていつでもお聞きになることができます。