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2013年8月から毎週金曜日に東北の臨時災害FMと電話中継を行います!

おだがいさまセンター

2013年8月2日放送、まちはイキイキきらめきタイム12時10分~25分「臨時災害FM電話中継」新しいコーナーが始まりました!

毎週、金曜日の午後0時10分から東北3県(福島、岩手、宮城)の臨時災害FM局とFMわぃわぃが電話中継を結び、被災地の今をお伝えする「臨時災害FM電話中継」です。
第1週の今日は、福島県の「富岡町臨時災害FMおだがいさまFM」との中継でした。
今回、電話でお話ししてくださったのは、
今年4月から「おだがいさまFM」の活動に参加している久保田彩乃さんです。

おだがいさまFM

福島県富岡町は県の太平洋側にあり、山海の自然に恵まれた町ですが、
原発事故の影響を受け、町の人たちは県内外各地への避難を余儀なくされています。
避難先の一つになっているのが、同じ福島県内にある郡山市富田町。
「おだがいさまFM」は、郡山市富田町の仮設住宅内にある「おだがいさまセンター」から放送しているラジオです。
東日本大震災発生から2ヶ月が経った2011年5月から放送を続けています。

久保田彩乃さん

久保田さんによると、現在、富岡町は区域分けされていて、
全く立ち入れない地域、一部、時間制限付きで様子を見に行ける地域などがあるそうです。
しかし、実際に町へ戻っても、住み慣れた我が家が朽ち果て、
動物のすみかになっている状態を目の当たりし、
皆さん辛い思いをされているということでした。
全てが放射能で汚染されているため、家の掃除をしてもごみさえ処分できないのです。
「おだがいさまFM」の「おだがいさま」とは、富岡町の方言で、「お互いさま」という意味。
震災からどんなに時間がたったとしても、
相手を思いやる心、
気遣う気持ちは大切ですよね。
これからも、この電話中継で町の様子、町の皆さんの思いを伝えていただきます。
次週は、岩手県大槌町の「大槌災害FM」と中継を結び、大槌の様子を紹介します。
リポートは、FMYYインターン伊藤恵梨香でした。

一人ひとりが被災経験を語り継ぐ 〜メラピ山のコミュニティラジオ局でワークショップ〜

ジャワ島メラピ火山の麓に暮らす村人達が、コミュニティラジオ局を通してそれぞれの被災経験を語り継いでいく活動が始まりました。
メラピ山は一定周期で噴火を繰り返し、この十年では2006年と2010年に大噴火が起こり、数百人規模の犠牲者が出ました。メラピ山麓の住民にとっては、火山噴火に対する防災の力をあげていくことは不可欠なことです。防災の知識を専門家から得ることはもちろんですが、村人同士の災害経験から学べることはたくさんあります。噴火時に一人ひとりの村人が「できたこと」「できなかったこと」を改めて振り返ってみて、そこから教訓を掘り起こすことができます。そして、その一人ひとりの物語りを共有し、次の噴火に生かしていこうというのが、被災経験を語る継ぐ活動の目的です。

7月29と30日にケプハルジョ村、8月1日と2日にシドレジョ村で、それぞれ二日間のワークショップを開きました。初めての試みのため、話すことに慣れている村のコミュニティラジオ局で活動している住民達が今回は参加しました。

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今月のマイペンライ・サバイサバイは「タイ・チュラロンコン大学の卒業式」

ケットさん

今月もタイ・バンコクと神戸・長田をスカイプで結んで、タイ語の番組「マイペンライ・サバイサバイ”ไม่เป็นไร สบาย สบาย ” 」が放送されます。バンコクのメインパーソナリティは、チュラロンコン大学の正式な教授になられた!!ケットさん、そして神戸・長田のFMわぃわぃのスタジオでお相手をするのは日本語教師になるべき猛勉強中のシュウ先生。

シュウ先生

本日のシュウ先生のTシャツは、タイ人のケットさんとしては「許せない」単語のようです。
この単語は発音は「レーウ・ジンジン」意味は「レーウが最悪・最低」というようなもので、「ジンジンは、とてもとても」だそうです。
よく外国語の妙な意味合い(その言葉を母語とする人が見たら)のものが、プリントアウトされたTシャツがありますが、シュウ先生はタイ語の意味はわかって着ているそうです。

タイの卒業式

左はマーケティングの先生ケットさん、右は教え子の大学生、式服を着ています。ちなみに式服はレンタル。なかなか荘厳な感じです。大学の敷地内に企業提供の撮影パネルがあり、撮影、プリントアウトができるそうです。

タイの卒業式

タイのチュラロンコン大学構内。卒業式の必需品はクマちゃんのぬいぐるみだそうです。

2013年度第2回番組審議会報告

2013年7月31日(水)17:00~18:00 FMわぃわぃ会議室において、
2013年度第2回番組審議委員会を開催いたしました。

出席委員は、為岡務委員長、正岡健二委員、山本幸男委員、木辻清子委員、宮川清委員、増田匡委員、平川愛恵(中村忠司委員代理)。
欠席委員は、萩尾利雄委員。
放送従事者側は、金千秋、平野由美子。

第2回審議番組は、「ももっちおばちゃんのラジオお昼便!」 。
2013年7月16日(水) 13:00~13:15 放送。
パーソナリティは溝江玲子さん(作家、遊絲社代表)、
ゲストは中田進さん(関西勤労者教育協会)、
ディレクター・ミキサーは金千秋(FMわぃわぃ)、
提供は遊絲社。

この番組は、毎週水曜日13:00~13:15放送のトーク番組で、今回は中田さんに日本国憲法策定の経緯などについて解説していただいています。

審議は概ね好評で、溝江さんと中田さんのゆったりとした話し方が耳に優しく憲法が作られた過程が良く理解できたとの講評をいただきました。

議事録はこちら

日本に住む外国人が継承言語(母語)を持つ意味!中国語番組「華声」で語ります。

陳さん、石川さん、周くん

2013年7月22日月曜日の中国語番組「華声」は、言語について3人が、それぞれの立場から語ります。
左から陳思聡さん(大阪大学)石川朝子さん(奈良女子大学)FMYYインターン、右周偉棟君(神戸外国語大学)FMYYインターン

周偉棟くん

修君は、15歳で日本に家族と共に移住、大阪の豊かな言語環境のおかげで、現在は神戸外国語大学で学び、インターンとしてFMわぃわぃとしていろんな活動に参加しています。

石川朝子さん

同じくFMYYのインターンとして華僑・華人の継承言語について研究している石川朝子さん。