「まちはイキイキきらめきタイム」カテゴリーアーカイブ

まちはイキイキきらめきタイム 今日は第2月曜日やさい食堂堀江座斉さんの登場です。

堀江さんと堀さん

2015年2月9日の第二月曜日「まちはイキイキきらめきタイム」の担当は西元町やさい食堂堀江座の斉さんの担当です。そして本日のゲストは3月21日22日に行われる、神戸乙仲通ワールドミュージック2015のご紹介にKOBE MUSIC WAVE堀光生さんにおいでいただきました。

ワールドミュージック2015

++神戸乙仲通(こうべおつなかどおり)とは? ++
乙仲通とは、神戸市中央区の“栄町通”と“海岸通”の間を東西に通っている、約800mの通りです。
乙仲界隈には、神戸中華街やポートタワー、神戸海洋博物館などがあり、 約270件のお洒落なお店や昔ながらのビルヂング、カフェやアトリエ、オフィスなどが軒をつらねています。
★神戸乙仲通 World Music Fes 2015
3月21日(土)~22日(日)
乙仲通の店舗や近隣のライブ会場で、関西を拠点に世界で活躍するプロミュージシャンによる、音楽イベントを開催します。詳細は公式ホームページでご覧ください。
http://kobe-otsunaka.sakura.ne.jp/

まちイキ2,015,1,22(木)号

まちイキ木曜日ゲスト

まちイキ2,015,1,22(木)号
担当:乾敦子 朴明子
<情報・お知らせ>
①シンポ「ヘイトクライムから考える「私たちのいま」
②竹中大工道具館~日中韓 棟梁の技と心~
③合唱フェスティバル ~阪神淡路大震災20年「1・17は忘れない」~
<ウリエホジュモニうちらのポケット>
ゲスト:昆 美恵子さん 田中 幸美さん
神戸演劇鑑賞会2月例会「パルレ」のお話をして頂いた。
韓国語で「洗濯」という意味の韓国のミュージカルを日本人が上演する。
大都会のソウルで地方出身の人たちが、肩を寄せ合い厳しい暮らしの中でも逞しく生きていく。
洗濯物が乾くように、涙だって乾いていく。
さあ、元気出せ! 
昨日の垢を洗い流し、まっさらな心で明日へ向かおう、
という素晴らしいメッセージのミュージカル。
出演は8人だが、40人の役をこなすのも見もの。
神戸文化ホール 2月15日、16日、17日
神戸演劇鑑賞会 会員制(問)078―222-8651
朴明子記

2015年1月9日、まちはイキイキきらめきタイム、技術のつくだ煮

2015年1月9日、まちはイキイキきらめきタイム

教室兼工房「がらす庵」の吉田延泰さん

≪技術のつくだ煮≫
本日のゲストは、長田区久保町の教室兼工房「がらす庵」の吉田延泰さんです。
吉田さんは、近畿大学文芸学部芸術学科造形美術専攻のガラスゼミで勉強されました。吉田さんのガラス美術工芸品は、パート・ド・ヴェールという手法で制作されており、ガラスの練り粉という意味で、メソポタミア時代から伝わる技法です。作り方は、油粘土で型をとり、石膏どりし、油粘土を取り出し、そこに粒や粉のガラスを詰めて電気窯で焼いたものです。着色は金属を混ぜて発色させています。仕上げはダイヤのやすりで削り成形し、ガラスと膨張率の違う異物が混入すると割れるので気を使うそうです。

教室兼工房「がらす庵」の吉田延泰さん

作品は、器類とアート品で、オブジェを制作しています。持参頂いたオブジェの「顔」は背後にプレートがあり、プレートに穴をあけ、重力を利用して滴り落ち、つらら状に固まことで両者を繋いでいます。このオブジェは二つの関係性を重視したもので、人と物が影響を与えあっていることを表現したものです。作品のタイトルは「リレーション」です。作品「ぐい飲み」は「透明な花」というタイトルで、路地裏に咲いている花をイメージしています。記憶の中から掘り起こして作品にしており、表現を重要視して制作しています。

教室兼工房「がらす庵」の吉田延泰さん

今、芸術家が長田で生き残れる事を模索しています。このため震災20年の節目に「新長田アートコモンズ」という芸術祭を今秋開催することを計画しています。今後10年間を目途にアーティストが長田に集まり、住みたくなるような街づくりに挑戦していきたいと思っています。アーティストが住みたい街とは、外に向かってチャンスがある街、住みやすい街、刺激がある街、ネットワークづくりが出来る街ということです。長田は元々ものづくりの街で、芸術面では弱いが可能性は高く、そのような街を作っていくのは吉田さん達の世代と考えているそうです。ケミカルの街は一人ひとりが社長で、職人の街は一人ひとりがトップで、流れ作業ではなく一人ひとりが自分の城を持っている個人事業主であるので、アーティストと通じるものがあります。

1月10日より1ヶ月間開催予定の新長田アートプロジェクトの関連企画として、吉田さんの作品が路地裏で展示されます。2月は日本橋三越のグループ展に出展します。

最近長田にはアーティストが集まり始めています。吉田さんの仲間が新しい長田を目指し、地域の活性化にも繋がる色んな取り組みをされている事は地域にとって非常に素晴らしいことだと思います。住民の皆さんにも活動が浸透し、人が集まる長田になることを期待したいです。

2015年1月9日、まちはイキイキきらめきタイム、ハロー長田のコーナー

2015年1月9日、まちはイキイキきらめきタイム、ハロー長田のコーナは長田消防署のご担当。本日のゲストは消防防災課消防係で地域防災を担当されている菅井晶さんです。

長田消防 菅井晶さん

冒頭、阪神大震災発生時の菅井さんの体験談を伺いました。
1月17日当日は大谷町の自宅で風邪で疲れた状態で休んでいたので、地震に気づくことなく、ぐっすり寝ていたところ、母親に起こされたそうです。隣のおばちゃんも地震に気がついていなかったそうです。自宅は全壊で更地にする程の被害だったそうですが、こういうこともあるのだと、このお話をお聞きしてびっくりしました。

地震発生後は、当時父親が脳梗塞で倒れていたので、すぐさま避難所へという事はせず、余震を考え、外は寒いのでとりあえず、玄関を少し開けた状態で、すぐ脱出はできるようにして、靴を履いてもらい、暖房器具を用意し待機させたまま、自分は消防署員として出動されたそうです。
幸い翌日三田のご親戚が救援に駆けつけてくれ、両親を避難させることができたそうです。
当時の勤務先は垂水消防署だったそうですが、とりあえず近くの長田消防署に出勤し消火活動などの手伝い。
垂水に戻ったところ、長田の支援をするように言われ、再び長田で活動。長田では火災の応援が主で、水不足は非常に深刻でホース1本を延々と引っ張りプールの水を放水するなどの苦労の上での消火活動でした。

菅井さんは、個人的に、震災が起こる前危惧していたことがあったそうです。それはもし神戸で大地震が発生した場合、新幹線の脱線と南部海岸沿いの石油コンビナートの火災です。
しかし幸いなことに、二つとも震災直後に大きな問題はない事がわかり、ほっとしたと話されました。もし石油コンビナートに火災が発生した場合、消防署としては、最優先でコンビ―ナート消火に当たる必要があり、他の火災に手が回らなくなる、その場合一般家屋の火事には手が回らず、より市民の被害は多くなるところでした。新幹線の走行の時間ではなく、またコンビナートもきちんとした設計の上での設置だったことは大変重要なことであるとお聞きして思いました。

菅井さんは、現在のように核家族化が進み、一人暮らしのお年寄りが多くなると災害時支援が行き届かない場合が多発すると心配されています。そのためにも、日頃から家族・親戚が助け合う体制を作っておいてほしいと願っておられるそうです。
そのためには、日頃から人の繋がり、世代間の継承が途切れないようにすることが重要です。その意味もあり、学校は最重要の位置付けであるとお考えで、よく学校に出向きお話をすることに務めてられます。
経験のない子どもたち、新しく神戸に来られた方々にお話しするうえでの問題は、阪神大震災の映像資料が、個人情報保護や著作権の関係で使用が難しくなっていることだそうです。

**間もなく阪神淡路大震災20年を迎えます。
菅井さんより当時の消防の対応状況などを伺い、改めて大災害発生時はコミュニティや家族の助け合いが非常に重要であることから、日頃から家族、近隣と災害対応の話し合いをしておくことの重要性を再認識しました。

まちイキ 2014,11、27(木)号 まちイキ2014,12,25(木)号

まちイキ木曜日ゲスト

まちイキ 2014,11、27(木)号
担当:平野ゆみこ 朴明子
ゲスト:だるま森 + えりこさん
総合芸術家! お話、芝居、音楽、絵なんでもできるご夫婦。
自家用車にも楽しい絵が描いてある。写真で分かるように
ファッションも個性的だ。
公演でご多忙の中、FMわいわいに出演してくださった。

まちイキ木曜日ゲスト

まちイキ2014,12,25(木)号
田口靖幸 朴明子
ゲスト:鄭ミンジュさん
神戸外大の韓国人学生。卒論テーマ「在日コリアンの福祉政策」
これを英語で著すという。
ミンジュさんは何年もインドネシアで暮らしていた。
そして、日本での生活も長い。
ふるさとはどこかと尋ねられると今は韓国と言っているが、これからは
「両親のいる所」にしたいと-。
なーるほど。
                       朴明子記

毎月第2金曜日「まちはイキイキきらめきタイム」の時間は、佃が担当、今回は技術のつくだ煮」ではなく「マイオピニオン」そして13時からいつものように長田消防署からの情報です。

原町高校訪問

まちはイキイキきらめきタイム(マイオピニオン)

まちはイキイキきらめきタイム、12月12日第2金曜日のマイオピニオンは、番組「ゆうかりに乾杯」の放送仲間(中嶋邦弘、佃 由晃)が10月末に福島を訪問した時の印象を報告しました。

訪問したのは、福島市、南相馬市、郡山市です。訪問先のうち福島県立原町高校は、今年8月に先生1人、1年生の生徒さん2人が神戸を訪問し、人と防災未来センターを見学、FMわぃわぃでは須磨翔風高校、兵庫高校の生徒さんと交流し、放送にも出演しました。このことがご縁で、原町高校の生徒さんの生の声を聞くことが出来たものです。

生徒さん9人にいくつか質問しましたが、「今一番言いたいことは何ですか」について、生徒さんの一人は、「何でもよいから早く何か変えてほしい、何かを進めてほしい。除染は進まず、仮置き場もそのまま、仮設住宅の生活も何年も延ばされている。がらっとかえてほしいことを政府に言いたい。」という発言でした。小学6年生で被災し、3年7カ月経過して高校1年になった今も、目に見えて変わらない現状にいらだちを覚えていました。

国が住民の気持ちを把握しているかについて、おだがいさまFMの方は、政府は福島に来ても住民の所までは来ない、福島は見捨てられた(棄民)と思っているとまで言っておられました。復興の進捗について、岩手、宮城と福島との違いは、目に見える変化があるかどうかで、前者は嵩上げ工事など目に見えるものがあるが、福島は原発事故の影響で何も変わっていないし、帰還時期の見通しが立たない住民も多い。

将来の見通しが立たずに仮設で生活している人は、目先の希望を見つけてそれを生きがいにして生活している。例えば市民運動会に参加すると来年も参加したいと思うようになり、そのため仮設周辺をウォーキングするなどの努力をしている。

南相馬市の仮設に癒しのサロンを設けて活動している小高区行政区長は、お年寄りの住民が生き甲斐をなくして閉じこもり、アルコール依存症などが増え自殺に繋がる事が多い「生活不活発病」になっているので、この問題への対応が一番重要と言われました。福島県の災害関連死は直接災害で亡くなった方を越えていることを認識する必要があります。

元の家に戻るかどうかについては家族内で考え方が違い、若い世代は震災後避難し住みなれた新しいコミュニティでの生活を望む人が多く、元に帰りたいお年寄りとの考え方の相違が生まれ、お年寄りの生きる気力を奪う原因の一つになっています。富岡町に戻ると答えた人は10%しかいないそうです。

放射能に関する訪問先の高校生他の考え方は、放射線は住んでいる人間にとって、安全とは言わないにしても気にしなくてもよい。科学的に大丈夫かどうかをおいておいて、生きていくために判断しているそうです。
南相馬ひばりFMの方は、福島県外に線量計を持って出かけた時に、訪問先のデータと福島のデータを比較し、関西の方がむしろ高いですねと言うと、関西は自然放射線で福島は原発事故の影響なので中身が違うと言われ傷ついた気持ちになったそうです。

福島は放射線とその影響に関するマスコミ報道が毎日のように行われ、住民は多くの知識を蓄積している。他県は福島の住民、学生を招いてその蓄積を通じて交流することで、放射能に関する知識がないことで福島の方を傷つけることのないような取り組みを行うことが出来るので、福島応援の一つとして重要であると思いました。

震災を経験した神戸や新潟の人は福島の事を考えてくれるが、それ以外の地域はそうではないと、おだがいさまFMの方は言われました。
被災された地域を今後共継続して訪問し、現地の実態を伝え続ける重要性、必要性を再認識しました。

東北訪問の結果は、11月22日放送の「ゆうかりに乾杯」で詳しくお話しており、その内容は以下のURLで視聴頂けます。
    http://yukari.hyogo.jp/

長田消防署~ハロー長田

2014年12月12日放送(ハロー長田)

まちはイキイキきらめきタイム 第2金曜日のハロー長田は長田消防署のご担当。12月12日は、長田消防署査察係 山尾えいこさんです。

山尾さんは平成10年に消防局に入り、15年間消防の仕事をしている。消防士になるための最初の消防学校での研修訓練は、男女の区別のない内容で、体力的に厳しい訓練があった。訓練は全員で協力しチームワークを必要とするもので、助けられた楽しい思い出もある。

最初灘消防署に配属され、長田消防署は今年4月から勤務している。仕事は灘消防署以来査察、火災予防を担当している。消防に入る前は民間の会社に勤務し、阪神大震災が発生したが家族は無事で家も大きく損壊しなかった。西宮に住んでいたため周りの被害は大きかったが、自分の生活に必死で、ボランティアもしなかったことが後悔として残り、災害時に皆のために働ける消防士の仕事をしたいと思った。体力に自信がなかったので、広報、査察の仕事を希望し査察係の仕事に従事出来た。

査察係で今担当している仕事は、ガソリンなどの危険物を扱う工場、事業所の新設、変更工事に係る手続きの対応、現場での確認、検査である。事業者は取扱者を選任しており、消防署は指導する立場にあることから、山尾さんも同様の資格を取得している。

危険物以外の査察係の仕事は、一般のビル建物、共同住宅などの施設の査察で、消防施設の維持管理が適切か、管理者が選任され適切な管理をしているか、可燃物の置き場所が適切かなどをチェックする担当、ビルに新しいテナントが入った時に間仕切りの変更が適切かをチェックする担当、事業者が消防訓練する際に指導する担当がある。

ビル火災、病院火災などの重大火災が発生した事例などで、消防署の指示に従っていなかった事例も多々あり、査察は非常に重要なお仕事であることから、今後更に市民の立場に立った法令順守の指導をお願いしたいと思います。