「多言語音声情報」カテゴリーアーカイブ

ハイチの被災コミュニティラジオ局が再建

ハイチ地震から来月12日で1年を迎えます。FMわぃわぃの仲間であるコミュニティラジオ局(12局)が地震で被災し、その再建活動を世界コミュニティラジオ放送連盟(AMARC)と国際協力NGOのBHNテレコム支援協議会が進めてきましたが、このほどすべての再建工事が完了し、地震から立ち上がっていこうとしているコミュニティの人たちの復興に貢献していく番組を放送をできるようになりました。この再建プロジェクトに対して。FMわぃわぃとソウルフラワーユニオンは支援Tシャツを販売して、活動を支援してきました。ご協力いただきましてありがとうございました。
また、世界コミュニティラジオ放送連盟(AMARC)は先ごろ開催された世界大会で4年に一度の国際連帯賞を、地震の困難を乗り越えて救援・復興に尽力したハイチのコミュニティラジオ局の仲間達に贈りました。
しかし、ハイチではいぜんとして被災者100万人がテント生活を続けており、Mわぃわぃでは引き続き支援活動を続けていきますので、ご協力をお願いします。(写真は国際連帯賞の受賞式)

長田区総合防災訓練2010年12月4日土曜日@神戸市立駒ヶ林小学校

2010年12月4日土曜日神戸市立駒ヶ林小学校で、今年度の長田区総合防災訓練が実施されました。
FMわぃわぃは、1995年1月17日の阪神淡路大震災で日本語のよくわからない定住外国人のために、住民である外国人自身が放送を始めたというのがその歴史です。
防災訓練の会議に参加し、まちに共に住むいろんな違いをもった人々への地域の目線を開くための提言を行ってきました。
現在、長田区総合防災訓練では、
1)家でFMわぃわぃの放送を聞く
2)ラジオから流れる「避難してください」という日本語、韓国・朝鮮語、ベトナム語、中国語の放送を聞いて、地域の公園に声をかけながら集まる
3)地域防災福祉コミュニティのみなさんが、地域の人々とともに、警察・消防の方々と地域の避難所に移動を始めます。
4)防災訓練会場の駒ヶ林小学校には、NTTの災害時伝言ダイアル体験、六甲砂防ダムの実験展示、起震車、煙体験ハウス、水消火器体験など色んな体験ができるようになっています。
5)最後はこの時期での防災訓練で大変うれしかった心も身体も温まるカレーの炊き出しが出されました。

FMわぃわぃからのご報告

ハイチ支援の寄付金、ありがとうございました。ソウル・フラワー・ユニオンさんの分(89,878円)と合わせてFMわぃわぃ分(124,860円)もハイチに送ることにしました。

ハイチの被災コミュニティラジオ6局の再建工事を現地で担っている国際協力NGOのBHNテレコム支援協議会のスタッフ2名が 8月21日から三度目のハイチ入りをしますので私たちの寄付金(合計214,738円)を持って行ってくれることになりました。

そして、お金だけでなく、ハイチの人たちのことを決して忘れていない私たちの想いを現地のコミュニティラジオ局の仲間達に届けてくれます。

BHNのスタッフ2名は、4月に私と一緒にハイチを訪れてコミュニティラジオ局の被災調査をして、その後、再建工事を担っています。

2010.8.18 FMわぃわぃ代表 日比野純一

ハリケーンがハイチを襲う

【ポルトープランス5日=日比野純一】ハイチはいま11月5日午前6時です。ハリケーン・トマスがこの国を襲っていて、すごい風雨です。1月の大地震以来、初めてのハリケーンで、被災者100万人が暮らしているテントが心配です。地震から復興できないところに、コレラとハリケーンがハイチを襲うとは。。。
しかし、今回のハリケーンとコレラへの対応策として、地震の後にBHNとAMARCが手がけた支援活動が実を結んでいます。再建されたコミュニティラジオと、被災者が暮らすテント村と集落に設置した域内放送システムが、緊急情報の伝達に大いに役立っていて、住民に情報を伝える術がなく困っていた国際機関や国際NGOも活用しています。

ハリケーン・トマス来襲を前に一昨日、ハイチの大統領はTVで「政府は残念ながら何もできないので、何とか頑張って生き延びてください。ハリケーンが去ったら米国はじめ国際機関が必ず救援に来きます。すでに米国の救護用の艦船も待機しています」といった内容のメッセージを市民に送った、と信頼できる筋から聞きました。事実だとしたら、あまりに正直すぎます。。。

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