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シンガーソングライターで精神障害者支援の会の塚本正治さんをお迎えして(7月15日放送より)

今週のアイトゥアイズには、NHK番組「きらっと生きる」のエンディングテーマを歌うシンガーソングライターでもあり、精神障害者支援の会ヒットの副理事長でもある塚本正治(つかもとまさじ)さんにお越しいただきました。

福祉の現場の最前線にいらっしゃる塚本さんは、現状の厳しさを語ってくださいます。
「もう、福祉の現場は冷え切っている感じですね。事務手続きばっかり増えて、補助金は切られて……福祉に従事する人が減っているんですよ。それでホームヘルパーの派遣が決まっても、来てくれるヘルパーさんがいないとかね」。
 自立支援法に関しても「今までは作業所に行って工賃をもらえていたのが、自立支援の施設に移ることによって、逆に利用料を払わなきゃいけなくなって」と障がい者の負担は増える一方です。
「私たちの考える自立というのは社会に参加していくことです。けれどこの法律では障がい者も働きましょうと言うだけで、実際働ける現場はやっぱり少ない。これまで働いていた人が発病して、会社に復帰するとなった場合でも、その復帰をサポートする人も仕組みも少ないのが現実です」。

「大阪は知事が変わりましたが、どうですか」という蔀(しとみ)さんの質問にも、塚本さんは「大阪府民がこう言うのもなんですが、ダメですね」と苦い顔。
財政改革で障がい者福祉が一括削減・廃止から一部存続へ変更になったことも、「障がい者団体3千人で府庁舎に集まって抗議して、やっと譲歩を引き出したのに、知事の英断のように報道されて……」。

本当に頑張って必死になって戦っている人たちのことを、私たちはもっと知っていく必要があります。

塚本さんにはこれからも、歌、福祉現場での戦いともに、ぜひ頑張っていただきたいです!

または下の動画でも同じものをお聞きいただくことができます。

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