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一人一人に合った、熱中症対策を!

7月最終週、28日の「ふれてあれこれ好奇心アイtoアイズ」。

●より子のちょっと言わせてもらいます!
 「なでしこジャパンの過熱報道」について取り上げました。「男子サッカーのワールドカップでも同様の報道をしていた。まるでやり方が決まっているかのような過熱報道、このような報道が視聴者にとって真実になっていくのは非常に恐ろしいこと」とより子さん。
 過熱報道は、風評被害につながるリスクを持っています。情報を選択するのは私たちですが、情報に流される人たちももちろんいます。「メディアはもっと注意して放送して欲しいし、誇張するのではなくただ事実を報じて欲しい」とおっしゃっていました。

●WING KOBE 声のトゥモロー
 「車椅子の方向けの熱中症対策」について取り上げました。
 車椅子の方は、自分の体を動かすことがないことからどうしても代謝が悪くなっていたりします。コンクリートの照り返しなども想定し、きめ細やかな対策をしましょう。
 どうしても同じ姿勢でいることが多くなります。体の一部に麻痺を持っている方は、服の着脱も大変な時です。夏だからこその衣服のスレやムレの対策が必要です。服の生地に注意しつつ、タオルや冷却シートなどを用意し、背中の隙間に冷却シートを挟んだり、タオルを挟んだりと一人一人にあった熱中症対策をしていきましょう。
 夏になると、車椅子のタイヤや電動車椅子のリモコンなど、車椅子を動かす際に使う部分が熱いことがよくあります。「タオルを当てるなど個人で対策をしてる人もいるようですが、障がい者一人一人が夏を苦しむことなく乗り切れるグッズも多く開発されれば良いですね」とおっしゃっていました。

●でかけてみませんか、情報局
 今日は今週の日曜に開催される、新長田一番街商店街主催「長田潮汲み夏祭り」を取り上げました。
 この祭りの目玉はなんと言っても阿波踊りパレードでしょう!現地徳島県鳴門から「うず潮連」が、神戸からは神戸学院大のグループ「アスタ連」が参加します。7月31日(日)13時から16時にかけて、西神戸センター町→鉄人広場(若松公園)→長田1番街商店街→大正筋商店街→六間道商店街→本町筋商店街という順、新長田駅周辺を巡ります。
 あなたも「長田潮汲み夏祭り」にでかけてみませんか?(インターンスタッフ 村上)

N-Walker倶楽部 代表、藤川さんをお迎えして

7月21日の『ふれてあれこれ好奇心アイtoアイズ』では N-Walker倶楽部 代表、藤川さんをゲストとしてお迎えしました。

 藤川さんは ノルディックウォーキング を実践されている方で、日々仲間たちとノルディックウォーキングに取り組んでいます。

 今回はノルディックウォーキングのやり方や現状、一緒に歩く仲間たちとのやりとり、障がいを持った方がどのように参加されたのかについてお聞きしました。
 パーソナリティーのより子さんも興味津々。放送終了後には実際にポールを装着して、ノルディックウォーキングに挑戦してみました。

 「今までヘルパーの方に連れて行ってもらう形で歩いていたけど、2本のポール(ストック)を使って歩くと安定感があるから、一人で歩ける。開放感があって、すごく良い。視覚障がいを持った人こそノルディックウォーキングに挑戦するべき」とより子さん。

 藤川さんの目標は、日本で1000万人、関西で100万人の人がノルディックウォーキングをするようになること。
 女性には美容・健康に、男性にはストレッチ・筋トレに。障がいを持った方や足腰が弱い方でもリハビリとして、そして適度な運動として楽しく取り組むことができるそうです。

皆さんもぜひノルディックウォーキングに挑戦してみましょう!(インターンスタッフ 村上)

被災地の孤独死をなくしていこう!

梅雨も明け、夏本番!7月14日の「ふれてあれこれ好奇心アイtoアイズ」。

●より子のちょっと言わせてもらいます!
 7月12日に発覚した、仮設住宅で生活していた79歳の老人の孤独死について取り上げました。
 「阪神・淡路大震災でも問題になったので、東日本大震災でも起こるとは思っていたが、こんなにも早く問題になるとは思っていなかった」とより子さん。「現時点ではまだ孤独死が発生したという事実しか取り上げていないと思う。なぜ孤独死したか、その背景を調べて孤独死自体を防ぐことまで考えて報道しなければならない。とにかくもっと孤独死のことを発信していこう」とおっしゃっていました。

●でかけてみませんか、情報局
 今日は、新長田駅近くの若松公園・鉄人広場で来週金曜から開かれる「鉄人ビアガーデン」を取り上げました。
 7月22日から9月9日までの毎週金曜、17時~21時半まで開催されます。ビールや長田のそばめしの他、宮城県の笹かまぼこも販売する予定です。笹かまを買って、被災地を支援しよう!
 あなたも「鉄人ビアガーデン」にでかけてみませんか?

 その他「WING KOBE 声のトゥモロー」ではボウリング場である「六甲ボウル」が障がい者に対して行っている補助についてのルポを、「より子のあーぢゃ、こーぢゃ。。」では女子サッカーワールドカップでなでしこジャパンが決勝進出したことを取り上げました。

FMわぃわぃインターンスタッフ 村上

ユニバーサルデサインSCK葉月の前坂幸子さんをお迎えして

7月7日、「ふれてあれこれ好奇心アイtoアイズ」では ユニバーサルデサインSCK葉月 の前坂幸子さんをゲストとしてお迎えしました。

前坂幸子さんはユニバーサルデサインSCK葉月を1年前始めたそうです。今回は、仕事の内容やこれからの展望について語っていただきました。

○なぜユニバーサルデサインSCK葉月を始めようと思ったのか?
 誰もがおしゃれをしたいです。高齢者や障害者でも好な色で着やすい服が必要としていますが、なかなかない!元々洋裁が趣味だった前坂さんは、60歳で会社を退職して、神戸の服装専門学校に通い始めました。若い生徒と一緒に洋裁の技術を学ぶことはとても楽しい2年間だったそうです。
 卒業制作展示のときに、UD(ユニバーサルデザイン)のことを知り、高齢者でも“優しい”服や、車いすでも着やすくて脱ぎやすい服を作ろうと思いました。また寝たきりの親のために、服を買いに行った際、「おかしいな」と思った事があります。
 介護する側が「楽(ラク)」な服が売られているのに、介護をされる側の視点で作られた服が少ない。大きなファスナーがついていて開けやすく介護しやすいことも大切ですが、特別な服を作るのではなく、普通に売られている服に工夫を加える事で、介護される側が「着やすい」服が作れるのではないか?
 こういう思いで二人の友達と一緒にSCK葉月を始めました。

○前坂さんが今まで何をしてきたか?
 洋裁の教室をやっています。車いすに乗っている方に頼まれて、服も作っています。
 また東日本大震災の被災地の保育園のために、150個の手作りスクールバックを作りました。
 前坂さんは子ども会に関わっていたことがあり、大震災のときは、まず子どものことが気になりなったそうです。
まちの中で服を見かけると、それをどういう風に変えたら、着やすくなるか、ふとユニバーサルデザインのことを考えてしまうそうです。
 障がいを持つ方に、デニムは生地が固いから着心地が悪いだろうと思いこんでいたら、ある方がデニムを着ていて、「着やすい」と言っていた。「『着やすいさ、着にくさ』は、頭の中だけでは分からない、当事者の声をもっと聞かないといけない」と気がついたそうです。今でも毎日が勉強です。

○これから
 「私は洋裁しかできない。洋裁をやって人助けができたら嬉しい」。縫うことが好き、デザインが好き、パターンを作るのが好き、いろいろな人が集まって、服を作ったら楽しいだろうと思う。自分が作った服が”着やすい”と言ってくれたら嬉しい。いろいろな方の話を聞いて、誰もがおしゃれを楽しめる世界を目指しているそうです。

○感想
 私は前坂さんの話を聞いて、夢を追って人助けするのいつでも遅くないと思いました。こういうボランティア精神がをみんなが持っていたら被害地の人達は早く助かるな〜。高齢者や障害者の事は絶対忘られてはいけないと思い前坂さんみたいな人がちゃんとそういう人達の事を思って手助けしていると思ったら安心します。私は前坂さんのことを応援して、もっといろんな人が前坂している事を知ってくれたら嬉しいです。

ボランティアスタッフ 松浦賢志