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泰三さんがカンボジアの旅行で見てきたもの

 1月13日の「ふれてあれこれ好奇心アイtoアイズ」。
 「より子のちょっと言わせてもらいます!」では阪神・淡路大震災について取り上げました。来週の月曜、1月17日で震災から16年を迎えます。行政が撤退した今でも各地で行われている震災慰霊祭。震災のことを取り上げなくてもよい、なんていう区切りなど無い。ずっとこの震災という事実を、命について考えるきっかけとなるからこそ伝えていかなければならない、と慰霊祭の重要性について熱く語っておられました。復興したと一般にいわれている現在の神戸の街並みは果たして復興できたと言えるのか、表面部分ばかりが復興されていて、被災者の心や、街自体の中身は完全に復興したと言えるのか、とおっしゃっていました。特に震災を経験して「情報弱者」である人々のことを考えるようになった。そのためにもこの番組から情報を発信していきたい、とのことでした。

 「でかけてみませんか、情報局」では震災の日の前日、1月16日に行われる「1.16 みんなの日~元気を未来に~」を取り上げました。このイベントでの注目アーティストは、アコースティックライブを行う「作人(さくと)」さんです。彼は小学4年生の時に被災し、姉を亡くし、同時に家も失ってしまいます。現在音楽を通じて神戸に恩返しがしたい、と「作人の音がえしプロジェクト」を行っているアーティストです。イベントは1月16日 10:30~15:00まで、みなとのもり公園(神戸震災復興記念公園)にて行われます。是非いらしてほっこりしてはいかがでしょうか?

 「WING KOBE声のトゥモロー」では学生時代の制服について取り上げました。 WING KOBE には小学校、中学校は普通校で高校から特別支援学校に通った人や、小学校から特別支援学校に通っていた人など様々な学生時代を送ってきた人がいます。その中で問題となるのは制服。制服を着ているとトイレや着替えに不便とのこと。体育がある日は制服でなく体操服で通学した人や、入学式や卒業式以外はやはり体操服で登校している人など様々な学生生活の話をしていただきました。制服でも大きめのズボンを購入して裾上げを保護者にしてもらったり、ひだありのスカートであれば制服と同じ布地を購入し、ひだなしのスカートを作って対応したりと、様々な工夫をしているようでした。

 「より子のあーぢゃ、こーぢゃ。。」ではカンボジアへ旅行に行った話を泰三さんにしていただきました。カンボジアではゴミ山で生活費を稼ぎ生活する子どもたちや、田舎に暮らす子どもたちと会ってきたようです。言葉が通じないと思いきや表情だけでコミュニケーションがとれたようで、笑顔があればコミュニケーションはいらない、とおっしゃっていました。特に表情の豊かさには感じるところがあったようで、カンボジアにはものや金が少ないのかもしれないけど、心は豊かだ。日本はものが氾濫しすぎていて、そのせいか心が貧乏になっている、とおっしゃっていました。

 今回も盛りだくさんの内容でお届けしました。特にカンボジアの話は考えさせられました。欲しいものを得ることばかりに腐心して、心の豊かさを失ってしまわないように生きていかなければなりませんね。ところで最近FAXでのリクエストやお便りが増えてきました。どしどしリクエストやお便りお待ちしています!

FMわぃわぃボランティアスタッフ 村上

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