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障がい者は新幹線に乗るのも大変…。

10月14日の「ふれてあれこれ好奇心アイtoアイズ」。最初のトークではチリの落盤事故の被害者33人が救出されたニュースを取り上げました。暗いニュースが氾濫しているなかで、とても希望に満ちたニュースでした。地震など災害は他人事ではないので、この機会に突然の事故や災害にどう対応すれば良いのか考えよう、とより子さんはおっしゃっていました。

「より子のちょっと言わせてもらいます!」ではより子さんが小学校と定時制の高校に講演に行った際の話をしました。小学校に行ったところ教師の対応も悪く、特に子供達に緊張感や覇気がない。「70歳~80歳の人らの方がよっぽど元気やわ。」とより子さん。教師、生徒共にやる気がないので、福祉疑似体験で呼んでいるのにもったいない、とおっしゃっていました。

 WING KOBEの「声のトゥモロー」では、 神戸ユニバーサルツーリズムセンター で観光プランの提案をしている三木伸一さんが放送に初参加し、「新幹線での車イスの対応」について取り上げました。16両ある新幹線の場合、11号車には必ず車イス用の座席が用意されています。家族も座れる多目的室も用意されています。しかし、車イス用の席は3、4席しかなく大勢で乗ることができません。また普通の乗車券のように「みどりの窓口」やインターネットでは買えず、車イス席専用の窓口まで電話をしなければなりません。担当者が不在の場合もあり、予約をとるのが大変なのだそう。この点直さなきゃいけませんよね。新幹線に限らず、もっと車イスの方が乗りやすい乗り物作りをしてほしいと思います。

「より子のあーぢゃ、こーぢゃ。。」では国勢調査を取り上げました。普通の方なら国勢調査の提出について個人情報を見られるのが怖い、と訴える方がいると思いますが、視覚障がいをもっている方からすれば、プライバシーなど無いんですよね。必ず他の人に代筆を頼まなければならないそうです。代筆を頼むと、「私が書いて良いの?」と返事が返ってきたり…非常に難しい、とより子さん。障がいをもっている方でもプライバシーを気にする心配が無くなるようなシステムを作るべきですよね。

普段たやすくできると思っていることが、障がいを抱えている方々からすれば重大な問題になったりします。何事も当然と思わず、障がい者を思いやる気持ちが大事なんだと実感しました。

FMわぃわぃボランティアスタッフ 村上