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「小規模作業所新商品開発実行委員会」今北さんと東条さんをお迎えして

11月4日の「ふれてあれこれ好奇心アイtoアイズ」では 小規模作業所新商品開発実行委員会 の今北さんと東条さんをお迎えしました。

「小規模作業所新商品開発実行委員会」とは、障がい者が作っている商品だから買ってもらうのではなく「良い商品だから買ってもらえる」ことを目指し、神戸市内の作業所のスタッフが集まって商品開発をする団体です。スタッフは約20名で、現在11箇所の作業所が参加しています。どんなものを作っていこうかと最初から考えていくこともあれば、それぞれの作業所で作った商品に対して指摘やアドバイスをもらい、質を高めていくこともしています。

今北さんの作業所では紙粘土で作る季節に応じたタペストリー、例えばハロウィーンの時期にはかぼちゃのタペストリーなどを作っています。東条さんの作業所ではエコバックを始め布系の商品を作って販売しています。
商品に関しては、できるだけバリエーションを揃えることに気をつけている、と今北さん。売れると思っていたものが売れなかったり、売れる訳ないと思っていたものがたくさん売れたり、なかなか予想はつきにくいそうです。しかしもちろん、作った商品が売れていく喜びはたくさんある、とおっしゃっていました。

また、百円均一ショップと作業所の商品を比較されることが辛いそうです。百均ショップで売られている商品には確かに質が高いものもあります。百均も良いが、私たちの手の込んだ、こだわりが詰まった商品をぜひ見てほしい。しかしこだわりすぎると工賃をあげることができないので、その間をとるのが難しいとおっしゃっていました。

今北さん、東条さんの将来の夢、希望は、作った商品が一般流通に乗るような市販のものと変わらない商品を作りたいということと、もっと工賃を上げて作業所のメンバーや委員会のメンバーで楽しく旅行に行きたいということでした。工賃を上げるのにとても苦労してるようですが、頑張ってください!!

最後に告知です。11月14日に若松公園(鉄人広場)で開催されるイベント、「一七市拡大版 2010」にて新商品開発事業の百回記念でオリジナルブランド「神戸ハンドメイドコレクション 杜(もり)」の発表会を行います。フリンジの位置や色使いなど細部までこだわった商品の数々。商品の内容は行ってみてからのお楽しみに、ということでした。
「一七市拡大版 2010」は10時~15時まで、小規模作業所の商品の販売や見本市、小学生による沖縄のエイサー、「一七市」の歩みについての掲示スペースなどたくさんのイベントがあります。泰三さんのおすすめは宝探し、とのことでした。家族皆さんで楽しめる内容となっています。皆さん是非行ってみてくださいね!!

FMわぃわぃボランティアスタッフ 村上