神戸市のNPO法人関西ブラジル人コミュニティ(CBK)代表の松原マリナさん(日系ブラジル人2世)、たかとりコミュニティセンターの大切な仲間が3月19日午後2時55分亡くなった。
2017年に医療機関でがん告知余命は2ヶ月と宣告、しかしながら不屈の精神で闘病。
抗がん剤治療を受けながらも、体の動く間は常に長田区の自宅から北野の事務所に通い、ブラジル人児童にポルトガル語を教える母語教室を精力的に運営するなど多文化共生のまちづくりの活動を続けた。
しかしながら7年近いがんとの闘いの末、最後は自宅で家族とともに暮らし、仲間達の訪問も受け、静かにその素晴らしい生涯の最後を迎え、愛しい夫ネルソンさんの待つ天国に召された。
3月20日通夜、21日葬儀がカトリックたかとり教会で神田神父により執り行われ、通夜は平日ではあったが夜に行われたので聖堂は入りきらないほど多くの母語教室に通っている、あるいは通っていた次世代の若者たちとその親たちで溢れた。
FMYYのポルトガル語番組「CANTA BRASIL」でミキサーを務めていた寺尾智史の提案により、彼女への想いをマリナさんの娘3人松原ルシエネユカ(ブラジル在住のためzoomで繋ぐ)・ルアナユミ・ルマユリと吉富志津代、金千秋でワンコイン番組として、5月マリアの月、Mother’s monthにお届けする。
*番組中資料提供
企画/編集:小倉未来(神戸大学国際人間科学部Global Studies Program)
協力:C.A.P.(芸術と計画会議)
製作:神戸市立海外移住と文化の交流センター
制作年月:2022年7月