2025年12月18日から20日までの3日間、NPO法人多言語センターFACILでは、ウクライナ避難民の方々を対象とした「キャリア相談ブース」を実施しました。
今回の取り組みは、難民・避難民の方々のキャリア形成や就労支援に取り組むNPO法人WELgee のスタッフのみなさんとご一緒して行いました。



一人ひとりの経験と「これから」に向き合う時間
期間中は、合計14名(兵庫県内5名、県外9名)のウクライナの方々が参加されました。お一人につき1時間という相談時間をフルに使い、
- これまでの職業経験や専門性
- 日本での就活方法や働き方
- 生活の中で感じている不安や将来への思い
などについて、とても真剣に、そして率直にお話しされていました。
「日本でどんな仕事ができるのか」
「これまでのキャリアは活かせるのか」
「これから何を準備したらいいのか」
簡単に答えが出るものではない問いに対し、WELgeeのスタッフが一つひとつ丁寧に耳を傾け、言葉を重ねていく姿が印象的でした。
その時間は、参加者にとってだけでなく、FACILのスタッフにとっても、“これから”を一緒に考える大切な場となりました。
相談後の歓談のひとときも大切に
相談終了後には、参加者、WELgeeスタッフ、FACILスタッフでお茶やお菓子を囲みながらの歓談の時間を設けました。
仕事の話だけでなく、日々の暮らしのことや最近感じていることなど、少し肩の力を抜いて話せる、あたたかな時間となりました。
何気ない会話を重ねることで、参加者とスタッフの距離が縮まり、「こんなことも相談してみよう」と思えるようになります。こうした時間は、この取り組みに欠かせない大切な要素です。
次の一歩につながる可能性
今回の相談をきっかけに、WELgeeのプログラムへの参加を希望される方も複数名いらっしゃいました。
それぞれの状況に応じた「次の一歩」につながる可能性が生まれたことを、私たちFACILもとても嬉しく思っています。
また、期間中には兵庫県国際交流協会や兵庫県の担当者のみなさんも視察に訪れ、ウクライナ避難民の現状や、このような相談の場の意義について共有する機会となりました。
変化する状況に寄り添いながら
ウクライナから日本へ避難してきた方々の状況やニーズは、時間の経過とともに変化しています。
「今、何が必要なのか」
「どのような支えがあれば前に進めるのか」
FACILでは、こうした問いに丁寧に向き合いながら、今後も関係団体と連携し、支援のあり方を考え続けていきたいと思います。
またぜひ、同様の機会を実施したい——
そう心から感じた3日間でした。
今回ご協力くださったWELgeeのみなさま、そして参加してくださったみなさま、本当にありがとうございました。