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「外国語でアクセスできる多言語医療情報ウェブサイト構築事業」が採択されました

多言語センターFACILは、「外国語でアクセスできる多言語医療情報ウェブサイト構築事業」の実行団体として採択されました。

本事業は、一般財団法人日本民間公益活動連携機構(JANPIA)が指定活用団体として実施する休眠預金等交付金に係る資金を活用した事業(休眠預金等活用事業)のもと、公益社団法人日本WHO協会が資金分配団体として実施する助成事業です。


採択事業の概要

事業名

外国語でアクセスできる多言語医療情報ウェブサイト構築事業

事業の背景

日本に暮らす外国人住民は年々増加し、その在留資格や生活背景も多様化しています。それに伴い、医療の場面でも言語や文化の違いによる課題がより身近なものとなっています。

一方で、日本の医療制度や受診方法、緊急時の対応などに関する情報は、日本語を前提として提供されていることが多く、外国人住民が必要な情報に自分の言語でたどり着くことは容易ではありません

また、医療現場では、外国人住民に対応する医療者が必要な多言語医療情報をすぐに入手・活用できず、結果として、医療者・外国人住民の双方にとって負担となる状況が生じています。


FACILのこれまでの取り組みと強み

医療通訳

FACILは、長年にわたり医療機関や行政との連携して、医療通訳の体制づくりや人材育成に取り組んできました。医療現場での通訳派遣や相談対応を通じて、外国人住民が直面する言語的・制度的な課題を日常的に把握し、外国人コミュニティとの信頼関係やネットワークを築いてきました。

コロナ禍の多言語情報発信

こうした医療通訳の実践を通じて把握してきた外国人住民のニーズを背景に、FACILはコロナ禍において外国人コミュニティや支援団体と連携し、実際に活用できる多言語情報の発信に取り組みました。具体的には、支援制度や給付金、感染防止に関する啓発、ワクチン接種などの情報を整理し、全19言語に翻訳したWebサイトとして提供してきました。


本事業で取り組むこと

本事業では、外国人住民と医療現場の双方の課題を踏まえ、次の2つの視点から多言語医療情報へのアクセス改善に取り組みます。

① 外国人住民向け

  • 外国人コミュニティや支援団体と連携し、多言語医療情報の取得状況やニーズを把握
  • 外国人が母語のみで検索・閲覧できる多言語医療情報ウェブサイトの構築

② 医療者・医療機関向け

  • 医療従事者や行政、関係機関から、多言語医療情報に関するニーズや課題を収集
  • 医療者等が日本語でアクセスし、多言語医療情報を活用できる情報整理・集約サイトの構築

事業の実施に向けて

今後、地域の外国人コミュニティや医療現場、支援団体などの声を丁寧に聞きながら、ウェブサイトの構築・公開・改善を段階的に進め、外国人住民、医療者、地域社会にとって役立つ事業となるよう取り組んでいきます。

引き続き、皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。