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慣れない日本で、どう備える? ウクライナの皆さんと学ぶ防災🗾⛑️

ウクライナ避難民の皆さんと防災を考える一日

慣れない日本で災害に備えるということ

11月22日、兵庫県に在住するウクライナの皆さんとともに、人と防災未来センターを訪問しました。
ウクライナは日本のように地震が頻発する地域ではなく、災害への備えについて学ぶ機会は決して多くありません。慣れない日本で暮らす中で災害に直面することは、大きな不安につながりやすい現実があります。

さらに、避難や滞在が想定以上に長期化するなかで、今求められているのは「一時的な支援」ではなく、地域で生活していくための備えや知識を、どのように共有していくかという視点です。

災害や防災のレクチャー
災害や防災のレクチャー

日本で起こりうる自然災害を、自分たちの暮らしに引き寄せて学ぶ

当日は、センターの研究員からの説明や展示ブースを通して、日本や阪神間地域で起こりうる地震、台風、洪水、土砂災害などについて学びました。
「もし自分たちが暮らす地域で起きたらどうなるのか」、「街中で地震から身を守る場所はどうやって判断するのか」など、暮らしに根差した質問が多く出され、過去の災害を「知識」として知るだけでなく、自分たちの生活に結びつけて考える時間となりました。

館内ツアーでは体験型でインタラクティブな展示を通じて、防災を学ぶことができました。

「もしも」を想定した体験と、ゆっくりとした交流の時間

見学後は、電気・ガス・水道が使えない状況を想定し、全員で火を起こしてバーベキュー形式の昼食をとりました。
また、冷たい水から食べものを温められる非常食キット(ヒートパック)も試し、非常時の食事についても体験を通して学びました。

天候にも大変恵まれていたこともあり、食事の時間には、ウクライナの皆さん、センターの研究員、FACILスタッフがゆっくりと交流することができ、防災をきっかけにした自然な対話の場にもなりました。

「支援する・される」を超えて、同じ地域で共に備える

FACILが目指す多文化共生は、「支援する側/される側」という関係ではなく、同じ地域で暮らす人同士が、共に学び、共に備える関係です。
災害は誰にとっても他人事ではなく、日常の延長線上にあります。だからこそ、多様な背景をもつ人たちと一緒に考え、備えることが大切だと考えています。

ご参加・ご協力くださった皆さん、ありがとうございました。
FACILはこれからも、多様なルーツをもつ人たちが安心して地域で暮らし続けられるよう、長期的な視点での取り組みを続けていきます。