多言語DTP制作

日本語印刷物をアルファベット系言語版に作り替えるときの難しさ

日本語と英語で文字の数を比較すると、英語などのローマ字系の言語のほうが文字数が多くなるのは言うまでもありません。

一般的に日本語からアルファベット系文字へ翻訳した場合、
文字数は言語にもよりますが1.5倍~2倍になると言われています。

となると、日本語だったらA4サイズ内に収まる文書も他の言語に置き換えたら収まらない危険があるわけです。

単純にテキストを置き換えただけではとても対応し切れるものではなく、レイアウトの調整が必要となり、 ここでモノを言うのが、ある程度の経験と各言語の事情に対応できる知識です。

これなくして情報として成立しうる印刷物は制作できないといっても過言ではないでしょう。

言語によって知っておくべきルールがあることを知っていますか?

多言語DTP制作のためには、各言語の事情を把握せず、ただ右から左へコピー&ペーストして完成と考えてしまうのは危険です。

例えば、タイ語。タイ語は改行の位置によって文章の意味が変わってしまうことを知っていますか?

テキストボックスに流し込んだだけでは、ユーザーにとって不十分な物となってしまうのです。

日本語DTPにもルールや制約があるように、外国語DTPにも守らなければならないルールがあるのです。

翻訳と制作部門が共存しているファシルでは、情報としてクオリティを落とさない、「伝えたい情報が正しく伝わる多言語DTP」を実現・制作します。

日本語DTPの経験しかない制作会社でも、 ユニコード環境の普及によって、外国語DTPの制作環境は整ったと言えます。

しかし、言語によって、各言語ネイティブが直接オペレーション、もしくは、 常にネイティブと確認しながら作業しない限り、 テキストを置き換えただけでは制作物として不十分なものになってしまう危険性をはらんでいるのです。

ファシルには翻訳部門と制作部門が共存しており、各言語の特性を把握し, 上記のような確認プロセスを伴った環境のもとで制作しています。

これによってルールにのっとった制作物が実現し、 読み手である外国人に対して伝えたい情報が正しく伝わるDTPが実現しています。