2018年10月13日「ワンコイン番組」インドネシア・ロンボクから中継!


10月13日土曜日のワンコイン番組の参加者は、ミキサー名古屋から月1回参加の上澤寛文crew、灘区から蔀より子さん、(先月8日は警報でヘルパーさんの活動が中止、2カ月ぶりの参加でした)そして急遽参加してもらったワールドキッズコミュニティのインターン生神戸大学の品川直治君、彼には番組の概要と感想を書いてもらいました。(イアフォンの写真の下に彼の文章がありますので読んでください)司会進行はFMYY金千秋でした。

12時30分過ぎたあたりから、インドネシア・ロンボク島北部地震の支援に入っている、FMYY日比野純一氏に電話中継でレポートをしました。

その中継中、FMYYからの支援はなにができるか?という問いかけに、携帯電話につなぐことのできるイアフォンをの寄付を依頼されました。インドネシアでは携帯でAMラジオが聞けるのでラジオを聴きながら農作業したりもするそうです。

さて本日の番組の概要・感想は神戸大学の品川君にリポートしてもらいました。

【神戸大学 品川直治】
名古屋から来た上澤さんのお話。
台風24号の中、上澤さんは普段と異なり車で出勤しましたが、台風のためJRや私鉄各線も徐々に運行を休止していました。帰宅の際には車が強風で持ち上がりそうになりつつ、なんとか無事に帰ることができました。しかしマンションの共同部分などは停電により真っ暗で、強風で街灯が根元から折れてしまい駐車場を塞いでしまうなど、直接的ではないものの日常生活に影響を与える被害がありました。最近、ガソリン代の高騰も問題です。

蔀さんのお話。
台風では、視覚障がい者は音だけで状況がわからず怖く、隣の家の瓦も飛んだとのことです。瓦については、その生産も間に合わず、さらに屋根に上れる職人さんもいないため、瓦に関する復興はかなり時間がかかりそうです。6月の大阪での地震から被災した家には、まだ屋根にブルーシートがかかっている現状で、次から次へと来る自然災害になすすべもないというのが率直な感想です。衣食住の大切さを実感しました。

ロンボク島からのレポート。
海がきれいなロンボク島ですが、地震では甚大な被害を受けました。乾期で暑い中、40万人以上の人がテントやバラックで生活しています。もうすぐ雨季が始まるため、現在木製の仮設住宅の建設が進んでいます。小学校も仮設側に移ることができそうです。先生も生徒も心のケアが必要です。ラジオの中で女性や子どもを含め、心の癒しを提供していきたいです。マイクを持っていく出前形式で子どもたちにも楽しい話を聞きたいということです。一番身近な支援はイヤフォンを寄付していただくことです。

実際に「ワンコイン番組」に参加させていただいて、災害の問題を積極的に発信されていることは有意義なことであると思いました。FMわぃわぃがある長田区は実際に阪神・淡路大震災で甚大な被害を受けた場所です。その経験を生かして継続して活動しており、歴史を風化させないという点でも重要であり、また長田に限らず神戸に住む様々なバックグラウンドがある人々に対して、経験や出来事を伝達する拠点としての役割を果たしていると思いました。
国際的な活動を通して、ノウハウを提供しており、今回はイヤフォンの提供をお願いするなど、しっかりと支援につなげていく姿勢は、素晴らしいものであると感じました。
震災後に生まれた私にとって、災害はテレビで見ることが多く直接体験することは多くはないですが、神戸で生まれ育った身としては災害に対して、普段から知識をつける・対策をする・訓練に積極的に参加するなど動くことができるのではないかと思いました。そうした中でさらに自分をメディアとして周りに対しても災害について発信することができるようになればと考えています。