今回は8月7日に亡くなられた「えんぴつの家」前理事長 松村前理事を忍んで現理事 長鋤柄さんと石倉泰三さんが、神戸の社会福祉状況について語ります。
えんぴつの家は、障害者が地域で生きる拠点として多くの人たちに期待され、そして多くの人たちの支えがあって1985年4月1日にオープンいたしました。
えんぴつの芯は永遠に腐らないものですが、それ自体はもろく折れやすいものです。
えんぴつは、そのまわりを丈夫な木で包み支ささえています。
えんぴつの家の名前にはそういう意味が込こめられています。
えんぴつの家は、設立に向むけ建物を建設した時も、社会福祉法人化した時も、ひとつひとつ事業所を立ち上げた時も、そして日々の取り組みにいたるまで、周りの多くの暖かい「木」に支えていただいてまいりました。
おかげをもちまして、相談事業と無認可の小規模作業所のパン工場から始まった私たちの事業も、今では、生活介護事業所が3か所、就労継続支援B型事業所が2か所、グループホームが4か所、ヘルパー派遣事業所が1か所の計10か所の事業所を運営するまでになりました。
これからも、ひとりでも多くの方に私たちの取り組みを知っていただき、芯をやさしく包み支える「木」になっていただきたいと思っております。
どうぞよろしくお願ねがいします。 理事長 鋤柄 和成
2025年春お花見with松村ご夫妻と石倉ご夫妻