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2017年1月14日ワンコイン番組

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2017年1月14日土曜日ワンコイン番組
出演:神田裕、蔀より子、松井夕華(学生ボランティア・神戸学院大学3年)、浦川泰幸(ABCアナウンサー)金千秋

学生ボランティアの松井さんは震災後に生まれた世代です。今回のテーマは「語り継ぎ、知恵を紡ぐ」。

まずはしとみさんが震災から10年後に作ったCD「灯り」の中から「1・17~あれから10年~」の歌を紹介。

つづいて熊本地震の話題へ。
熊本出身のうらかわアナウンサー、被災地を訪問してきた金さん、神田さんから木の温かみある仮設住宅などの熊本被災地の特徴、
阪神・淡路大震災からどんな知恵が引き継がれていたかを紹介。益城町の臨時災害FMなどに放送サポートをしているFMわぃわぃ。南阿蘇など熊本の他の地域でも臨時災害FMがほしいという声が上がっています。

1995年の阪神・淡路大震災で誕生したFMわぃわぃの経緯について神田さんが語りました。
震災から22年、”時の流れに身を任せて”出会いがあり、その集大成として今があると振り返ります。
「違いが元気、子供が元気、鷹取元気」のキャッチフレーズの意味を紹介します。
IMG_1517続いて、視覚障害で悩み引きこもった10年を乗り越えたしとみさんから
「一歩踏み出そう」との想いを込めてつくった曲を紹介。
障害を持つ前は偏見を持っていたから悩んだのではないか、自分がずっと健常者であったらボランティアなどしなかったのではないかと振り返ります。
震災当時は障害があるがゆえに困ったこともありました。家から外に出始めてから色んな出会いや嬉しいこともあり
自ら発信しようと思ったきっかけを語ります。
生きていれば誰かに出会うかもしれないし、何かに気付くかもしれない。立ち止まったり、振り返ったりするのもいい。諦めずにちょっと前に進んでみる、声に出してみることが大事です。
誰かが見てくれている。一人じゃない。障害者、外国人、高齢者、誰だって声をかけてもらったら安心します。
近所にどんな人が住んでいるかを確認し、声掛けをしましょう!

FMわぃわぃの「1,17」に寄せる思いを頂きました。

FMわぃわぃへのメッセージ

「阪神・淡路大震災」から22年が経ちました。最初は復興、やがて語り継ぎという言葉を良く耳にします。私は東京に住んでいますが、震災以降、毎年のように長田を訪れます。語り継ぎは今でも全国でいろいろな形で行なわれています。
ところが最近、この言葉と併せてちょっと奇妙な日本語を良く耳にします。「復興災害」という言葉です。
変な日本語なんですね。「復興」、災害以前の状態に戻そうという意味を持ちますけど、ここに「わざわい」と言う言葉がくっつく。どういうコト(意味)かなと思って長田の方々とお話をしているとその様子がよくわかります。
建物は立派になりました。道もきれいに鋪装されています。外見上はもう復興がすべて終わったかのように見えるんですけど、しかしそこの中に住んでいる人たちの思いというのは、まだまだ復興「途上」なんですね。
(FM)わぃわぃはこの20年間、そうした人たちの思いをうまくくみ取って、そして少しでもそのコミュニティをいい形に結びつけよう、あるいは元に戻そうという努力をしてこられた。これからもそういう活動をわぃわぃはずっとして行くのだと思います。
ですから、今日のこの「1・17」のイベントもそうですが、わぃわぃの取組みは、まさに目には見えない、だけどとても大事なコミュニティというものをいかに形成していくか、これが、わぃわぃがこれまで果たしてきた役割であって、これからも取り組んでいかなければならない大きな目標じゃないかなと私は思います。     岡田芳宏

長くFMわぃわぃに関わり続けてくださっている会員のお一人からのメッセージでした。FMわぃわぃは一人一人の「このまちを、この地域を、この国を、この世界をよりよくしたい」と思う方々の声をお届けしています。あなたも私たちの仲間になりませんか?今、この世界は声の大きな人のものになろうとしています!今が踏ん張り時です。
小さな声を繋ぎつなぎ、集め集め、幸せのかたちを一緒に作っていきませんか!!FMわぃわぃはいつでもあなたをお待ちしています。

**会員募集アクセス キムチ・アキ⑤

2017年1月17日「1.17KOBEに灯りをinながた」FMわぃわぃの放送

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今年も1月17日はJR・神戸市営地下鉄新長田駅前の「1.17KOBEに灯りをinながた」会場には、FMわぃわぃのテントブースがあります。
インターネットメディアになったFMわぃわぃではありますが、自らが考え、自らが実行している様々な人々の発信を古くて新しい方法で配信します。会場内に11日だけのミニ
1、11:55 たかとりコミュニティセンター内FMわぃわぃスタジオからインターネット放送で番組配信。
2、JR・地下鉄新長田駅会場のFMわぃわぃサテライトスタジオで、00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)に参加しているdocomoの協力ででFMわぃわぃの番組を受信。その音声を関西学院大学山中速人研究室の協力をいただきトランスミッターで会場内におけるミニFMでの配信を行う予定です。
3、つまり会場内ではFMわぃわぃの放送をインターネットメディアとしてスマートフォンやタブレットでアプリを通じて今まで通りお聞きになることも、ラジオを持参いただき当日掲示している周波数に合わせていただくとラジオでもお聞きになることができます。CIMG3264
4.16時45分あたりからFMわぃわぃのサテライトスタジオに設置しているユーストリーム配信機材により、映像配信も行います。17時からの会場内での追悼のステージの様子を、FMわぃわぃホームJページにて映像でご覧になることができます。また音声は、インターネット放送としても、トランスミッターにより会場内ではラジオでその音声をお聞きになることができます。CIMG3267
5.会場に実際においでいただき、体感していただく!また遠隔地においても映像で音声で、神戸長田から始まった、市民からの発信を見ていただくことも聞いていただくことも可能となります。
ぜひお近くの方は、ラジオ持参でおいでくださいませ。
22年目の2017年1月17日は、JR新長田すぐ近くで始まった、市民からのそして情報の受け取りにくい外国人民に、共に住まいする住民としての等しい権利確保から始まったFMわぃわぃの生まれた意味を、今一度共にしたいと考えました。これらの実現については、多くの方々のご協力が積み重なり、一歩ずつ実現への道が開けました。
このことこそが、神戸長田が、世界のみなさまに「住みやすい、住み続けたいまちを創る」力だとお伝えしたい礎ではないかと考えております。

2017年1月7日土曜日今年最初のワンコイン番組

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2017年1月7日
出演:朴明子、和田幹司、今井正、大川妙子

2017年最初の番組は、開港150周年を迎える神戸港の話題からスタート。
コーヒーも映画も、日本になかったものが港からどんどん入って来ました。
そんな神戸港は、震災前は世界第2位の国際港でした。
神戸港の開港から復興の努力をしている現在までを語りました。
神戸にとって港は大切な存在と気付きます。

年が明ければまちはもうすぐ「1・17」の雰囲気に包まれます。
パーソナリティそれぞれが震災当時の体験を振り返り、
地域では災害をどのように語り、発信し続けてきたかを話し合います。

今年は酉年!にわとりダジャレの年賀状など神戸らしい年明けトークで近況を語り合います。
ミョンジャさんはKOBE観光特使となったエピソードを紹介。
神戸大好き、神戸の良さを発信します。
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神戸朝鮮高校の生徒による
韓国伝統楽器「カヤグン」コンサート、美術部展覧会のお知らせ。

話題は神戸の新スポット紹介に移り、これからできる資料館や
朝鮮通信使が寄港した兵庫津(ひょうごのつ)の話題へ。

最後は災害時の朝鮮人差別について。
神戸では、外国人に対して普通に隣り人としてみていて外国人という見方はないと感じます。
一緒に共存している長田みたいなまちがある!
リポート 橋爪明日香

2017年1月7日から放送スケジュールが少し変わります。

2017年1月7日から放送のスケジュールが少し変わります。
お昼の12時から夕方までは、地域の多様性をお送りする番組となります。
そして19時~20時は外国語番組を中心にお送りします。
第1土曜日
19時~19時15分  「バモサべ180°」←時間が変わりました。
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19時15分~19時30分「長田今昔物語~千夜一夜」←同じ時間です。
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19時30分~19時45分「voice of Fukushima]←時間が変わりました。
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19時45分~20時  「だるま森+えりこのデモクラティックフラワーズ」←同じ時間です。
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2017年インターネットメディアFMわぃわぃからのご挨拶

%e7%9c%8b%e6%9d%bf%e4%ba%baみなさん、新年あけましておめでとうございます。
たかとりコミュニティセンターの神田裕です。

神戸市長田区海運町のスタジオから、FMYYはインターネットを通して放送をお届けしています。
1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災、その時全国から救援に駆けつけて下さった仲間たちと共に、この放送局はスタートしました。そして、もうすぐ震災から丸22年を迎えます。

22年前の阪神淡路大震災から活動が始まった たかとり救援基地には今も10の団体が元気に活動を続けています。
アジア女性自立プロジェクト、ベトナム夢KOBE、多言語センターFACIL、ひょうごんテック、ひょうごラテンコミュニティ、リーフグリーン、ワールド・キッズ・コミュニティ、世界コミュニティラジオ放送連盟日本協議会AMARCJapan、野田北ふるさとネット、そしてFMYYです。

私たちの前に立ちはだかる自然界の脅威。阪神淡路大震災や東日本大震災などの自然災害によって、私たちがいのちを育んできたこの土地は大きく割れ、揺らぎ、多くの人々のいのちを奪っていきました。地震や津波など、いつ襲ってくるか分からない自然の力は想像を超え、私たちはそれらに対して無力であることを身に染みて感じてきました。しかしそれでも、私たちは知恵と優しさを寄せ集め、自然に対する恐れや憎しみではなく、自然と仲良くつき合って行く謙虚さを学びながら、希望を持って、まちづくりひとづくり を続けてきました。

そしてもう一つ、私たち自ら作り上げてきた脅威にも苦しめられてきました。いのちを育むために与えられたこの土地が、国と国とを隔ててしまう線引きによって大きく割れ、揺らぎ、恐れや憎しみを生み出して行きました。目に見えぬ壁は、防潮堤よりも高く積み上げられてきました。また、いのちを育んできたこの土地は、一瞬のうちに汚染され、住むことさえも難しいものとなってきました。しかし私たちは、それらのことに対して無力であることは決してないはずです。私たちは知恵と勇気を寄せ集め、誰がどこに住んでいても、一人一人のいのちが大切にされる、そんな『まちづくり・ひとづくり』を続けていきます。

震災の時、私たちはお互いを励まし合うため声をかけ合いました。
声をかけ合うことによってお互いを知ることができました。
お互いを知ることによって、まちづくりが始まりました。
FMYYはこれからもそのことを忘れません。一人一人が大切にされ、誰一人忘れ去られることのない『まちづくり・ひとづくり』 を目指して、FMYYは今年もあなたの元へ飛んで行きます。

新しくFMYYの代表の一人になった大川です。もう一人の金です。
今までもそしてこれからもどうぞよろしくお願いいたします。