「奄美専門チャンネル「南の風」」カテゴリーアーカイブ

奄美専門チャンネル「南の風」5月19日放送

日本でそして奄美でさえも珍しい奄美に特化した番組「奄美専門チャンネル~南の風」(2018年度からは専門チャンネルと名前を変更しました)
ここでしか聞けない奄美の唄者の声や情報が満載です!!
毎月第3土曜日夕方5時からの放送です。ぜひお近くの奄美を中心とした島の出身者にお伝えくださいませ。パーソナリティは大橋愛由等さんです。


2018年5月の放送について大橋がレポートいたします。
今回は奄美と少し離れますが、素敵なゲストをお迎えしています。養蜂家の得平秀昌(えひら・ひでまさ)さんです。五月は養蜂家にとって多忙な時期なのですが、番組ゲストとして出演していただきました。
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奄美専門チャンネル「南の風」~4月21日

日本でそして奄美でさえも珍しい奄美に特化した番組「奄美専門チャンネル~南の風」(2018年度からは専門チャンネルと名前を変更しました)
ここでしか聞けない奄美の唄者の声や情報が満載です!!
毎月第3土曜日夕方5時からの放送です。ぜひお近くの奄美を中心とした島の出身者にお伝えくださいませ。パーソナリティは大橋愛由等さんです。
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2018年4月の放送についてです。今回は奄美にとって飛躍の年になるであろう2018年について語りました。農業や文化についても語っています。

「沖永良部島の港から出荷される子牛たち。こうした子牛たちを購入した神戸・但馬の肥育農家が丹念に育て、サシの入った「神戸ビーフ」となる」by大橋愛由等
「沖永良部島の知名町田皆集落のバレイショ畑。風が強いので風よけネットを張っている。こうした圃場への造作はこの島の人ならではの細かな気配り」by大橋愛由等
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3月の「南の風~奄美編」 奄美の話題

今回は奄美で話題になっているさまざまなことをとりあげてみました。


西郷隆盛が徳之島で過ごした屋敷跡に立つ記念碑の前で。小説家・高木敏克氏(写真左)と哲学者・北岡武司氏(同右)

語り/01

毎年12月から3月にかけて盛んとなる黍(サトウキビ)の収穫。収量は去年とくらべて横ばいだったのですが、「糖度」(甘さ)が記録的に低いという結果が出ています。徳之島にある南西糖業によると、去年10月の台風22号の影響などによって、平均甘しゃ糖度は前年同期を下回ったそうです。農作物はつねに天候に影響されます。農業は奄美の基幹産業のひとつなので、黍の出来具合が、島民の大きな話題となるのです。

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2月の「南の風~奄美編」 奄美ふゆ旅

今年も〈奄美ふゆ旅〉に行ってきました(1996年から始めて今回で連続23回目)。今回は、同行者が三人。小説家・高木敏克氏、哲学者・北岡武司氏。そして俳人・亘余世夫氏です。みなさん「団塊の世代」。元気の塊のようなひとたちです。

旅も「団塊ツアー」と呼びたくなるような内容でした。ナビゲートするわたしがたじたじとなる場面も。さて、今回の番組は、沖永良部島・徳之島・奄美大島をめぐった旅の報告や感想をもとに構成しました。


徳之島・亀津での語り合い。徳之島の人たちは熱く、かつ繊細な感情の持ち主が多い

語り/01

まず語り始めは、変わりつつある奄美・シマウタと、詩の世界についてです。奄美に毎年通いつめていると、島で会う人がすこしずつ変わっていくものです。その変遷をシマウタと詩の世界に限って語りました。まずシマウタの世界。去年、築地俊造さんがおなくなりになられて、その存在の大きさをあらためて知ることになります。さらに追い討ちをかけるように、坪山豊さんも療養されているとのこと。このお二人のシマウタを聴くことができないなんて、これほど大きなショックはありません。

また詩の世界では、藤井令一さんが去年亡くなったこともいまだ心の整理ができていない状態です。奄美大島には仲川文子さんというすばらしい詩人がいらっしゃるので、まだ安心ですが、隆盛をきわめた奄美の詩の世界も、一時に比べて寂しくなりました。

ただ、シマウタも詩の世界も、いずれ、次世代のウタシャ、表現者が活躍することになるでしょうから、それまですこし待っていましょう(シマウタの世界では、若手・中堅は活躍しています)。

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1月の「南の風~奄美編」 今年は明治150年

2018年がスタートしました。今年は明治維新(1868年)からちょうど150年に当たります。そこで「南の風」では、奄美にとってこの150年はいったいどんな時だったのかを、リスナーのみなさんと共に考えていきたいと思っています。

それでは、「奄美専門チャンネル」としての「南の風」、今年初めての番組案内です。


奄美では西郷隆盛が深く受け入れられている。写真の三冊は、いずれも沖永良部島から上梓された「西郷本」。いまでも島の人たちから西郷は敬愛されている。

おはなし/01
まず軽く2017年に奄美で起ったことをおさらいします。去年の奄美は飛躍の一年でした。LCCのバニラエアが、成田空港につづいて関西空港からも就航することになり、奄美への観光客が飛躍的に伸びたのです。やはり交通手段が安くなると劇的な効果が産まれますね。観光産業の利点は、周辺(すその)産業が広いこと、雇用を産み出すという利点があるということです。観光は実際に現地に足を運んでもらい、奄美の魅力に接するということなので、さまざまな効果が期待出来ます。

おはなし/02
ひきつづいて2018年の奄美は希望に満ちています。今年の夏にはユネスコの世界登録自然遺産の対象になることが予想されています。豊かな自然が素敵な奄美なので、多くのひとびとを魅了するでしょう。奄美は「観光資源」が豊かです。これは島のひとたちに深く理解されていることです。しかし観光の産業化が進んで行くと「観光資源」ではなく、「観光施設」が求められます。資源から施設になる過程で、自然破壊や「らしさの喪失と商品化」が進むかもしれません。観光産業が盛んになるにしたがって、いくつか克服すべき問題点も増えるようです。

おはなし/03
今年のNHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」は、西郷隆盛を初めて全面にフィーチャリングした内容です。西郷は奄美とも深い関係にあります。約3年間、政治犯として奄美(奄美大島、徳之島、沖永良部島)に遠島(島流し)にあっていたのです。その期間、島のさまざまなひとと交流して、後の西郷のいきざまに少なからぬ影響を与えたといいます。ドラマでどのように西郷と奄美について描かれるのか興味津々です。そして今年は明治150年。奄美にとって、この150年間はどんな150年間だったのかを問うことを、今年の「南の風」の基調テーマのひとつとしたいと思っています。

おはなし/04
毎年一月、わたしは奄美群島を旅します。ちょうど阪神淡路大震災が起った1.17の前後にあたります。私にとって、この時期に奄美たびを続けるのは、鎮魂の意味があるのです(冬の奄美たびは、震災の翌年1996年から、つまりこの「南の風」の番組を始めた時から続けています)。奄美でまたあらたなイノチと出会うのです。1月15日からの四日間、沖永良部島、徳之島、奄美大島の三島を巡ります。今年は、二人の同行者がいます。さてどんな旅になるのか、またこの「南の風」で報告させていただきます。

12月の「南の風~奄美編」 2017年の総集篇

「南の風」12月の番組では、2017年の総集篇として番組を構成しました。奄美で今年一年間起こったこと、そして神戸と奄美に関連づけて起こったことなどを語りました。


「特選奄美俳句五選」(選者・大橋愛由等)の一部。奄美で発行されている日刊紙・南海日日新聞で毎月掲載されている「なんかい文芸」の俳句欄から五句を選んで寸評を書いている

★奄美語り1./まず語り始めは、動物の話。今年奄美大島で、二頭のワニが漂着したことで話題になりました。このうち一匹は残念ながら死んでしまったのですが、剥製になって保存されるとか。もう一匹は本土の研究機関に引き取られることが決まりました。どこからこのワニたちがやって来たのか不明ですが、藩政時代にもワニが漂着した記録が残っていることから、南溟からやってきのでしょうね。もうひとつは、猫の話。奄美では野生化した猫(ノネコ)が、アマミノクロウサギを襲うなど、群島の貴重な動物に被害を与えていることから、ノネコ対策が急務なのです。私の住む神戸市東灘区は飼い主のいない猫たちを「地域猫」と称して、避妊手術をうけさせたりすることで、地域と共存していこうというしています。

★奄美語り2./次は俳句の話題です。わたしはすこしばかり俳句をつくることもあって、奄美の日刊紙・南海日日新聞に毎月掲載されている俳句を読んで、そのうち五句を選んで寸評をネットに公開しています(ブログ「島唄まれまれ」)。今年一年間でであった奄美の俳人たちの、奄美の季節みのうつろいと向き合ったその軌跡を、いくつかの作品を通じて紹介しています。俳句は奄美の人たちの生きる息吹がそのまま反映した文芸なのです。

★奄美語り3./三つめの話題は、今年生誕百年を迎えた作家・島尾敏雄についてです。10月21日に神戸文学館で島尾敏雄に関するリレートークを開催したことでもあり、奄美と神戸にとって、この作家はどういった読みができるのか、リスナーのみなさんに、問いかけています。作家というのは、すくなくとも、そこに住んだという事実だけではなく、その土地に刻印した記憶の深さを見出すことができるのです。そして島尾敏雄・ミホ夫婦は、「奄美夫婦ものがたり」をふたりして創作していったひとたちでもあるのです。

★奄美語り4./最後は、去年亡くなった詩人・藤井令一氏のこと。私が代表をつとめる図書出版まろうど社で、「島尾敏雄と奄美」という評論集を上梓したこともあり、この詩人の表現(書き残したもの)の意味を問い続けたいのです。