4月は、日米在住のベトナム人の声について送りします。
どこでも「声」のやり取りのできる「場=コミュニティ」が必要!!
「FMわぃわぃから」カテゴリーアーカイブ
シリーズ多様性のある街/長田を考える その4
世界の街角で多様性について考える旅 その4「ホノルル(ハワイ)で考えた。クレオールな生き方」
最初にハワイ諸島の位置。ハワイ諸島のエスニック別の人口構成。すべての民族が多様な配分で住んでいる。白人32.7%、日系22.4%、フィリピン系19.0%、先住ハワイ人8.9%、中国系6.3%、コリア系2.6%、アフリカ系2.4%、サモア系1.8%。
文化も様々に交じり合い、それぞれを分かち合い、インターマリッジ(ハワイの中でのいろんな人々との姻戚関係)の繰り返しで属性が多様。ハワイの歴史から考える。古代ハワイ(海洋民族の航行・ポリネシアの島々との交流)→キャプテンクックの来訪→当時のカメハメハ王政→キリスト教の伝来→王政から共和制へ→観光産業、移民の流入→アメリカの州となる→ポスト・コロニアル
上記のような歴史の中で、今のハワイにはアイデンティティを2つ以上持つ子どもたちが増加。それはどちらでもない、ひとつに固執しない文化、民族性を持つ人々が増加してきている。新たな地球的。多様な中心をもつ人々が生きる世界の存在。これからの時代の多様性のあり方が見える。
シリーズ多様性のある街/長田を考える その3
今回はシリーズ多様性のある街/長田を考える、その3「世界の街角で多様性について考える旅 デュッセルドルフ(ドイツ)で考えた外国人労働者のくらし方」
まずはデュッセルドルフのついての説明。デュッセルドルフの人口は
64万人(2018年推計)外国人住民は14万⑤000人(24%)トルコ人の占める比率は8.8%。非ヨーロッパ系としては最大のコミュニティ。
ドイツの外国人流入はガストアルバイター(国籍を持たない労働者)としてトルコからの労働力としての流入がある。まさに今日本政府が2019年4月から開始しようとしている形態を1950年代に行った。
その結果のドイツ内で起こる問題は、今後の日本の問題でもある。
そこから見えてきたことは
⓵労働力としての外国人の流入ではなく?、共に生きる住民としての受け入れの覚悟はあるか?
⓶国家間の軋轢の影響を受けずに、住民同士は共に生きる市民同士の感覚でその呪縛から自由でいることはできるか?
ぜひいろんなご意見をお待ちしております。
シリーズ多様性のある街/長田を考える その2
シリーズでお送りする「多様性のある街/長田を考える」世界の街角で多様性について考える旅その2はトルコ・イスタンブルでのお話 イスタンブル(トルコ)で考えた異教徒と暮らす知恵
司会進行はFMYY金千秋、語り手は関西学院大学総合政策学部山中速人教授。
2016年7月から130回お送りしてきた「長田今昔物語~千夜一夜」の大きなくくりとして、長田を世界の様々な多様性を培ってきた街の歴史と変遷から考える旅の2回目です。
今回は、トルコ・イスタンブルでの視点でお届けします。その街の地理的なアジアとヨーロッパとそして中東とも繋ぐ位置、そこから生まれた街の歴史から始まります。
意外なことにオスマン帝国時代の異教徒同士が帝国の中で共存していたという事実。この有名なアヤソフィアはジャーミー(イスラムの寺院)でありながら、キリスト教の教会建物自体を破壊することなく、自分たちのものとして活用する。。。という共生のあり方を持っていた。しかしながら、トルコ人の国となるトルコ共和国においては、イスラムへの回帰が見られる。そんななか街の人々のファッションの中から、生き抜いていくしたたかなあり方も模索した。
●近代民主主義の社会の中だけで、多文化共生を語ることの危うさ。
●国民国家の中にこそ、ナショナリズムが強く打ち出される。(美しい自国・素晴らしいわが民族‼的な考え方)
●民族への共感。。。そこに頼らない統合・共存の道
●人類愛?信徒愛?民族愛?愛国心?愛郷心?愛社精神?共食共同体愛?家族愛?街への愛??????
●信頼(理性)と相互不信(感情)の葛藤を越えるには、何が必要なのだろうか???