「KOBEながたスクランブル」カテゴリーアーカイブ

甲南大学大学院人文科学研究科・台湾東海大学文学院. 記念講演会. 台湾における日本・日本語.

中畠先生と大力さん

7月14日の13時からは、甲南大学の中畠孝幸教授と大学院の大力夕加さんに「台湾でのフィールドワーク」「台湾の中の日本・日本語」についてお話いただきました。
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2011年12月、甲南大学大学院人文科学研究科と台湾東海大学文学院は、「教員・大学院生の相互交流に関する協定書」を取り交わしました。大学院において、特に大学院生が広い視野をもって研究を進めることができる環境作りを目指したものです。
今回、その交流協定締結を記念して、台湾の東海大学より黄淑燕先生を迎え、講演会を開催することとなりました。
講演は「台湾における日本・日本語」というテーマで、歴史における日本と台湾とのつながりを出発点に、現在の台湾において日本や日本語がどのような位置をしめているのかを語ってもらいます。
また、大学院生の交流の成果として、甲南大学大学院生がエリアスタディーズのプログラムで台湾を訪れて得た知見をもとに発表を行います。

と き:2012年7月21日(土) 午後1時~4時
ところ:甲南大学8号館2階821講義室
13:00 挨 拶 木股知史(甲南大学大学院人文科学研究科長)
13:15 講 演:黄淑燕先生(東海大学副教授)
テーマ:「台湾における日本・日本語」
14:30 休憩
14:45 発 表:大力夕加(甲南大学大学院生)
テーマ:「台湾でみた日本・日本語」
15:15 講演と発表をもとにディスカッション
司 会:中畠孝幸(甲南大学教授)
16:00 終 了

13時からの「KOBE長ながたスクランブル」KAVCの7月7日の人形劇の情報告知

竹下士敦さん

7/7の土曜日にKAVCで、石川啄木の没後100年企画として、「笑うタクボク -雲は天才である」という、あやつり人形劇が1
日限りで行われます。出演は「結城座」という創立400年近い歴史を持つあやつり人形 の劇団です。

結城座

今回の公演は東北と深い繋がりのある企画で、石川啄木の出身地であり、結城座とも関係の深い岩手県の「いわてアー
トサポートセンター」が企画コーディネートしている事からはじまり、今回の神戸公演でも、東日本大震災で被災し現在兵庫県にお住まいの方にもぜひ観に来てほしいという願いから、特別な割引を行うなど様々な 形で岩手、神戸が関わっています。

結城座

おとなもこどもも楽しめるこの公演をぜひ神戸の皆にも観てほしい!と いう想いでの開催です。
江戸糸あやつり人形 結城座「笑うタクボク-雲は天才である」
日時:7/7(土)15:00
場所:KAVCホール
料金:一般3000円、学生・シニア2000円、七夕ペアチケット5000円、KAVC倶楽部優待2800円
チケット取扱:KAVC(電話予約:078-512-5500、web予約:http://www.kavc.or.jp/tickets/)

6月30日土曜日12時半からは明日に迫った大飯原発再稼動反対を行っている現場からの電話中継です。

大飯原発反対

12時半からは、おおい町総合運動公園で行われているOccupy大阪の呼びかけで行われている現場からの電話中継です。
大飯原発三号炉の制御棒が抜かれると報道されている7月1日を前に、多くの人が集まって、福島の人々の痛みへの全くの手立てもたたない今、夏の電力の供給という問題だけで再稼動されようとしている現実に声をあげるための集会です。
現場からの電話中継のご担当は、清末愛砂さん、原子力発電所のある地域の人々の様々な分断問題と共に、リポートしていただきます。

オキュパイ大飯

KOBEながたスクランブル「おしゃべりいちば」のコーナーは大飯原発デモを現地から電話中継。

本日12:30からのKOBEながたスクランブル「おしゃべりいちば」のコーナーは大飯原発デモを現地から電話中継。

リポーターは関西学院山中速人教授とFMわぃわぃ理事 吉野太郎さんです。

USTREAMで動画LIVE中継もする予定。

FMわぃわぃトップページから閲覧できます。

今日の13時からのゲストは「トメ」こと辺境言語ミランダ語などの研究で知られる「寺尾智史(てらお・さとし)さん」

寺尾智史ん(てらお・さとし)

今回のゲストは寺尾智史(てらお・さとし)さん。ポルトガルに10年、ブラジルにも1年住んでいたというポルトガル語、スペイン語を操る言語の達人です。また言語調査のために、世界のいろんな国々を訪ねる旅人でもあります。今回はボリビアのサンタクルスでの調査研究について、そこでのマイノリティ言語といわれる言葉についての考察を話していただきました。その中で見えてきたこと、それは「日本の今」について考えは及んでいきました。本日夜の「KOBEながたスクランブル」の再放送は9時から、そしてこのコーナーの再放送は10時からです。ぜひじっくりとお聞きください。
**言葉の成り立ちを考えたとき、言葉はコミュニティ(村・部落)につき、一つずつであるのが、当たり前であった。それが西洋諸国の思想・主義の台頭により、国という概念が生まれ、その思想・主義を広めるために西洋の言葉が、世界を席巻するようになったという「目から鱗」のお話が非常に新鮮でした。一曲目はケチュワ語の「ララバイ=子守唄」が流れました。
**現在では、ボリビア、ペルー、エクアドル、チリ北部、コロンビア南部など、主に南米大陸各国で1300万人が使用している。ボリビアとペルーでは公用語の一つになっている。過去にはインカ帝国において公用語であった。Wikipediaより
ケチュア語から日本に入った外来語→ジャーキー・アルパカ・インカ(皇帝)・ガウチョ(牧童)・コンドル・ピューマ・マテ

サンタクルズ

ボリビアでの絵葉書、サンタクルスの市街地写真(右)、コンセプシオンのまち(2枚の写真)

ボリビア・コンセプシオン

コンセプシオンの写真の拡大

13時からはイラク戦争×シリア騒乱= 難民支援~現地報告byJIM-NET佐藤真紀氏

佐藤真紀さん

JIM-NETの事務局長佐藤真紀さんから5月19日メールが届いた。
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ご無沙汰しています。4月15日に日本を発ちイラクでの生活も1ヶ月を過ぎました。5月25日には帰国予定です。
さて、現地でいろいろ調査をしてまいりましたが、シリアの騒乱がエスカレートしています。
そして、今まで支援していた難民もさらにシリア騒乱が加わって厳しい状況に追い込まれています。JIM-NETではこういった問題に対処するために難民支援基金を設立しますのでぜひ皆様、ご協力を。
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2003年のイラク戦争!米英は、「イラクは大量破壊兵器をもつ危険国」として世界の平和を守るという大義名分で壊滅的な破壊攻撃をしました。日本はアメリカを支持しました。つまりそれはあなたが指示した戦争です。
その結果、米英の情報は間違いであり、結果としてこの戦争はイラクの多くの「市民」が犠牲になりました。
この戦争で使用された劣化ウラン弾の影響と思われる小児がん!私たちはこの戦争に責任があるのを忘れてはいけません。そのときから現在もたくさんの心ある日本に住む人たちが、がんの子ども達の支援を行っています。JIM-NETの歴史もそこが始まりです。
昨年2011年3月11日の東日本大震災。それは自然災害だけではなく日本の原子力発電所の問題を露呈しました。
「福島」は日本の一部です。そこで核の恐怖にさらされている人々は、この国の人々です。遠く離れたイラクでも、日本からの支援者が劣化ウラン弾による小児がんの子どもたちの救済を行ってくれるということを、感謝の思いで受け止め、「福島」の子どもたちのことを非常に心配しています!なんということでしょう。。。。日本の政府はその問題に力の限り焦点を当てる様子もなく、大飯原発の再稼動を急ぐのみです。そして原子力発電所を日本のみならず、世界のいろんな国々に売ろうとしています。
このイラク・シリア・ヨルダンなど紛争地域といわれる中東の問題は、遠い自分たちの関係のない世界のことではなく、「私たちの問題」です。佐藤さんのお話に耳を傾け、この国はどこに行こうとしているのか?!どういう国を創ろうとしているのか ?!未来の子どもたちに何を残すべきなのか?!じっくり考えていただくひと時にしたいと思います。
「KOBEながたスクランブル」の再放送は、6月9日土曜日今夜9時からです。