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「人・街・ながた震災資料室」職員竹川さんと藤原さんをお迎えして

10月21日の「ふれてあれこれ好奇心アイtoアイズ」では「 人・街・ながた震災資料室 」職員の竹川さんと藤原さんをゲストとしてお迎えしました。

「人・街・ながた震災資料室」は阪神・淡路大震災の後、長田区役所の職員たちが次世代に震災を伝えていくために資料を集めることから始まりました。毎年秋に長田区役所で震災資料展を行うほか、依頼があれば他の街にも出張し、資料展を催しています。修学旅行生や震災を研究されている方などが見学にいらっしゃるそうです。
写真は震災のときに自分の家から見える風景を撮ったものが多く、同じ場所を時間を変えて何枚も撮っている人もいて、災害時にも関わらず冷静に記録を残そうとしているのに感銘を受けたそうです。

また、震災の経験から伝えたいこととして近所の方との交流を深めておくこと、を挙げていました。特に長田区は震災時、近所の人間同士で安否を気遣い下町らしい助け合いだったそう。また、ボランティアの方々が震災後もボランティアのために神戸に来ていたりするのをよく耳にして、神戸が内側からも外側からも大事にされているのが嬉しい、とおっしゃっていました。

将来の夢、希望はこの活動を絶やさないようにして、震災資料室を続けていく次世代の若者を見つける、ということでした。
震災後に生まれた子どもたちが資料室に勉強しに来て未来の災害にどう対応すれば良いか考えていたり、震災後から、その地域にひどい災害が起きても対応できるようにしっかり努力しようとしている他地域の方の話を聞いて、自分たちも災害に対する準備をしっかりしておくようにこちらも活動を続けていきたい、とおっしゃっていました。

「人・街・ながた震災資料室」では11月9日(火)~15日(月)まで毎年恒例の震災資料展が長田区役所7Fの区民ギャラリーにて行われます。時間は9時から17時まで、土曜・日曜も開催しています。様々な人に見に来てもらいたいとおっしゃっていました。市民が震災後どのように生活し、どのように復興していったのかを知るとても良い機会だと思います。ぜひぜひ皆さん足を運んでみてください!!
それ以外の時期でも区民ギャラリーにて常設展示として資料の一部を展示していますが、震災資料室を見たい方は、事前に震災資料室(TEL:078-579-2311平日8時45分~17時15分)までご連絡をお願いします。

また11月14日に震災をテーマにしたイベントが行われます。10時~15時まで、JR新長田駅近くの鉄人広場で行われますので、皆さんで震災について考えてみましょう。

FMわぃわぃボランティアスタッフ 村上

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