2017年2月4日土曜日12時からのワンコイン番組の参加者はパーソナリティ卓の左は朴明子さん、右は今井正さん、ミキサー卓は左が高松純一さん、右が松井夕華さんです。
さすがのFMYYの放送では、恵方・巻きずしが一番ではありませんでした。今年2017年の旧正月、中国語では「春節(簡体字では春节、繁体字では春節)」朝鮮語では「ソルラル(구정・설날)」ベトナム語では「テト(Tết 漢字では節)」のお話で花が咲きました。
そして2月16日の第二次世界大戦下の日本において治安維持法違反の嫌疑で逮捕され獄死した尹東柱について朴明子さんが語りました。
「交流・参加型(居場所)」タグアーカイブ
わぃわぃを場として集い発信する人たちの番組、ローカルニュース
2017年1月14日ワンコイン番組
2017年1月14日土曜日ワンコイン番組
出演:神田裕、蔀より子、松井夕華(学生ボランティア・神戸学院大学3年)、浦川泰幸(ABCアナウンサー)金千秋
学生ボランティアの松井さんは震災後に生まれた世代です。今回のテーマは「語り継ぎ、知恵を紡ぐ」。
まずはしとみさんが震災から10年後に作ったCD「灯り」の中から「1・17~あれから10年~」の歌を紹介。
つづいて熊本地震の話題へ。
熊本出身のうらかわアナウンサー、被災地を訪問してきた金さん、神田さんから木の温かみある仮設住宅などの熊本被災地の特徴、
阪神・淡路大震災からどんな知恵が引き継がれていたかを紹介。益城町の臨時災害FMなどに放送サポートをしているFMわぃわぃ。南阿蘇など熊本の他の地域でも臨時災害FMがほしいという声が上がっています。
1995年の阪神・淡路大震災で誕生したFMわぃわぃの経緯について神田さんが語りました。
震災から22年、”時の流れに身を任せて”出会いがあり、その集大成として今があると振り返ります。
「違いが元気、子供が元気、鷹取元気」のキャッチフレーズの意味を紹介します。
続いて、視覚障害で悩み引きこもった10年を乗り越えたしとみさんから
「一歩踏み出そう」との想いを込めてつくった曲を紹介。
障害を持つ前は偏見を持っていたから悩んだのではないか、自分がずっと健常者であったらボランティアなどしなかったのではないかと振り返ります。
震災当時は障害があるがゆえに困ったこともありました。家から外に出始めてから色んな出会いや嬉しいこともあり
自ら発信しようと思ったきっかけを語ります。
生きていれば誰かに出会うかもしれないし、何かに気付くかもしれない。立ち止まったり、振り返ったりするのもいい。諦めずにちょっと前に進んでみる、声に出してみることが大事です。
誰かが見てくれている。一人じゃない。障害者、外国人、高齢者、誰だって声をかけてもらったら安心します。
近所にどんな人が住んでいるかを確認し、声掛けをしましょう!
2017年1月7日土曜日今年最初のワンコイン番組
2017年1月7日
出演:朴明子、和田幹司、今井正、大川妙子
2017年最初の番組は、開港150周年を迎える神戸港の話題からスタート。
コーヒーも映画も、日本になかったものが港からどんどん入って来ました。
そんな神戸港は、震災前は世界第2位の国際港でした。
神戸港の開港から復興の努力をしている現在までを語りました。
神戸にとって港は大切な存在と気付きます。
年が明ければまちはもうすぐ「1・17」の雰囲気に包まれます。
パーソナリティそれぞれが震災当時の体験を振り返り、
地域では災害をどのように語り、発信し続けてきたかを話し合います。
今年は酉年!にわとりダジャレの年賀状など神戸らしい年明けトークで近況を語り合います。
ミョンジャさんはKOBE観光特使となったエピソードを紹介。
神戸大好き、神戸の良さを発信します。
神戸朝鮮高校の生徒による
韓国伝統楽器「カヤグン」コンサート、美術部展覧会のお知らせ。
話題は神戸の新スポット紹介に移り、これからできる資料館や
朝鮮通信使が寄港した兵庫津(ひょうごのつ)の話題へ。
最後は災害時の朝鮮人差別について。
神戸では、外国人に対して普通に隣り人としてみていて外国人という見方はないと感じます。
一緒に共存している長田みたいなまちがある!
リポート 橋爪明日香
2016年最後のワンコイン番組「震災は地域に合った問題を顕在化した」
12月24日土曜日 ワンコインラジオレポート
2016年度最後のワンコインラジオでした。番組開始時の出演者はFMわぃわぃの大川さん、金さん、そして本日FMYYの会員になられた觜本さん、觜本さんはNPO法人神戸の冬は支える会の方、神戸の冬を支える会の”神戸越年越冬活動”をじっくり聞かせて頂きました。
神戸越年越冬活動とは1995年の阪神・淡路大震災の年に宿泊用のテントを張り「冬の家」として被災者を支援していた事から発足した活動です。その被災者とは失業等で家を失い野宿を余儀なくされている人達、ホームレスの方を支援する活動であり、1995年から22年続いている活動です。
今年も神戸市役所南の東遊園地の噴水南で開催されます。今年(2016年~2017年間)の活動は2016/12/28(水)~2017/1/5(木)までの期間の活動を計画しており、9日間で6つの団体が参加し毎日違ったメニューの炊き出しが行われます。
最初は許可を取らず活動をしていたため「テントを張って芝生が傷んだらどうするのだ」と市から止められたこともあったそうですが、「芝生と人の命どっちが大切なのか」と言う言葉をある教会のシスターが言ったことで市役所職員も返す言葉がなく、その後は市にも許可申請を行い22年間続いているそうです。
これまでに21回行われてきた神戸越年越冬についての觜本さんの話の中ですごく興味深く感じた世間の動向の話がありました。”阪神・淡路大震災で家を失い、公園や避難所での生活をしている人を支援するための活動が多く行われる中、震災前から家の無かったホームレスの人が、その被災者からあるいは行政からも、ホームレスだという事で差別された”と言うことです。震災における支援活動と言うのは震災で住居を無くした人を支えるための支援活動であり、元から家の無い人には保護を受ける権利はないと思う人もいたらしく、先住者であったホームレスの人が公園から追い出されたなど理不尽な扱いを受けていたとのことでした。
觜本さんの話はもうすぐ22年前になる阪神・淡路大震災を通しての話で私は当時まだ生まれてなく、物心のついたころには毎日のように大々的に報じられるニュースでは無くなっていたので、自分には想像のつかない話です。しかし自分の記憶の中に残っている話で置き換えたならば、東日本大震災の時にも同じような事が起きていたのではないか?!表に出ているニュースは家を無くした人を助ける美しいものばかりでしたが、実は裏では差別も起きていたかもしれない…と感じることができました。震災のみならず洪水や火災など災害における支援と言うのはメディアで映し出される避難所の映像から、どうしても”被災者は家を失ってしまい避難所生活を余儀なくされていてかわいそう、助けてあげたい”という意識から始まるが多いですが、その裏には元から家の無かった人という社会の問題があったことを見てこなかったのではないかと、思いました。
ホームレスの人の中には「大丈夫ですか?」のような声を望まない人もいるようで、難しいかもしれないけど、このイベントのように誰でも参加できる簡単な形を通じて参加し、このような支援団体の活動の広がりに繋げてほしいとのことでした。
♪一曲挟み、予定外だったのか予定の範囲内だったのか「だるま森+えりこさん」のお二方が突如放送室にいらっしゃいました。クリスマスイヴという事もあり、サンタクロース?と一緒に登場、短い演奏で賑やかで楽しい雰囲気を作り出していただきました。
そんなだるま森+えりこさんのお二人も去年に演奏ではなくお皿洗いと言う形で神戸越年越冬に参加されたそうです。
だるま森+えりこさんの様に何かの団体に所属するという形で参加するわけではなく、個人として何か手伝えることはないかとどこかの団体に交わり活動をするのも大歓迎という事でした。
特に医療的な相談のできる医師や看護師さん、美・理容師など専門的に髪の毛に関わっている訳ではないけれど家庭内でバリカンを使える程度の技術を持っている人なら是非参加してほしいとの事でした。また手伝いや何かをするわけでもなく、なんとなくそこに来て見ているだけという人も大歓迎だそうです。とにかく多くの人とその場所にいる、多くの人に見守られているという事を共有することがホームレスの人にとって大切なのだろうなと感じました。
最後にエリコさんが「あいさつを交わさない国になってきている」と語られていました。自分は大学で社会学を学んでいるので”あいさつを交わさない”を”地域での個人間のコミュニティが弱くなってきている”と解釈しました。上記に”ホームレスの人の中には「大丈夫ですか?」のような声を望まない人もいる”と書きましたが、まず誰でも気軽にあいさつを交わし、誰にでも話しやすいコミュニティを形成することがお互いに助け合える環境に繋がるのではないだろうかと思いました。 レポート:神戸学院大学 川本邦治
≪番組内宛にいただいたメッセージ≫
☆わいわいの放送内容として、アイヌ民族の誇りを感じる北海道・二風谷のミニFMラジオ放送「FMピパウシ」、ふくしまの「今」を伝えている「ヴォイス・オブ・福島」、地元長田の歴史を掘り起こす番組等々、地域密着・多文化と多言語の共生・被災者に寄り添う発信基地として、とても誇りに思っています。
7月からの私としては、情報発信に手伝い的にしろ入り込め出したのが楽しいです。それに他のメンバーがさらに意見を出して盛り上がる、まさにインターネットの本領発揮というところでしょうか。
ワンコイン番組にも溢れているこの手作り感が、これからのわぃわぃの強みになるのではないでしょうか。
そんな中で、脱線的に私の思うところを;
日本のマスコミは、アメリカの大統領がトランプになると言って戦々恐々だけれど、自分の国の首相はとっくの前から、「過去の栄光を取り戻す」と叫ぶレイシストの安倍で、トランプそのもの。福島の責任追及はせず、後始末はほったらかしにして、「福島はアンダーコントロール」と大見得を切ってオリンピック。戦争のできる国にしてしまった上、その次は博打法案をごり押しで通してしまい、一体この国はどこに行こうとしているのか、そのままにしていると、行先は真っ暗です。
そんな世相を批判的に見る目が、今必要と思います。 宮川清
☆毎週水曜日スペイン語の情報番組「Latina」のミキサーをさせていただきあたふたしながらもお手伝いを楽しんでます!
その中で「住みやすい街にするため」熱心に活動するパーソナリティでひょうごラテンコミュニティの代表大城ロクサナさんの背中を見ながら、色々気づきを与えてもらってます!
(スペイン語はわからないけれど)
学びの場!これからも必要とされているロクサナさんの番組を支えていきたいと思います!
そして、私個人で中身のある番組を来年は、作りたいと思いますので、その時はどうぞよろしくお願いいたします! 工藤真樹
12月17日の「ワンコイン番組」の内容は「いろんなメディアについての視点」
写真は左から田村遊、ミキサー高松純一、YYCrew優太郎、ヘビーリスナー静岡からのすまタローさん
東京生まれ育ちの優太郎さんは2016年5月から初の神戸の生活。坂の町神戸にも関わらず、錨山の見える職場と加納町の平行移動の毎日。文字媒体が好きであった優太郎さんの職場は映像媒体。 そこからみんなの話は、文字の持つ力、音の持つ力、映像の持つ力、そして情報の溢れる現代において、それを読み解く力についてと流れていきました。「情報を読み解く力」それはやはり、2011年3月11日の東日本大震災が大きな転機、きっかけであることを、それぞれの立場からの話の中で見えてきました。