YYJournal長田の視点~YY論説番組第4回 7月タイからの報告


2020/7/24の「バンコク週報」新型コロナウイルス感染症対策センターによれば、米国のハワイで実施された合同軍事演習に参加したタイの軍人151人が帰国したが、そのうち11人が発熱、咳、喉の痛みなどの症状が出ているという。
タイ国内では国境封鎖が行われ、国内感染は抑えられているにもかかわらず、このような世界をまたぐ国と国の関係で起こす問題は、日本の米軍基地の感染状況を考えると他人事ではない。
今回は毎年1度タイから日本への一時帰国時にFMYYを訪問くださる、タイバンコクから車で約1時間半西にあるナコンパトム県カセサート大学カンペンセン・キャンパスで日本語を教えたられる江崎正さんにご出演いただきました。

ナコーン・パトム県はおいしいソム・オー(ざぼんに似た果物)の産地で、キャンパスはチョンプーパンティップの花で有名。キャンパスのナイトマーケットの紹介の後、2020年3月という期末試験や卒業式のあたりからコロナ感染対策で大学が閉鎖。世界中の厳戒態勢がタイでも実施され、移動の禁止、屋台での販売も難しくなったらしい。
授業も遠隔となり、その対応に教員も学生もおわれることとなった、そこに経済的格差や対応技能の格差が生まれたが、「コロナ」で自粛だからこそ「連絡は密に!」の江崎さんの発言は正しいと感じた。
また「微笑みの国タイ」と言われるように経済的にはかなり苦しい状況の人々だとは思うが(観光立国)ゆるやかなやさしい空気感で満ちているそうだ。そういう国にいる江崎さんにとって、日本はパンパンにハチキッタ風船玉のとうに今にも破裂しそうな緊迫感があるようだ。
この感覚は外から見るからこそわかるのかもしれない。