2021年5月18日人権意識に欠けた「入管法改定案」見送り!


2021年5月18日
政府は入管法改定案を取り下げる方針を固め、難民保護に懸念のある法案の成立が見送られることとなりました。

** 難民認定手続き中の外国人でも、申請回数が3回以上になったら強制送還できるようにする「入管難民法改正」というどう考えても人権無視の改悪と言わざるを得ない「改正案」が、与野党の激しい攻防の末、今国会での採決が見送られることになった。入管施設に収容されていたスリランカ人女性が死亡したことをきっかけに「改正案」への批判が、一般的世論として高まっていたため、現在新型コロナ感染症、ワクチン接種など、後手後手になっている政府の支持率低迷を鑑みた結果の見送りと言わざるを得ない。
難民認定制度や難民申請者の収容など、改善すべき課題は依然として多く残ったままであり、難民保護を実現する真に人権の見地に立った議論が、これを契機に日本の中で進むことを強く望みます。