2020年度関西学院大学山中速人研究室/FMYY共同制作番組メディアの実践「コロナ禍の生活を記録する~学生たちの映像フィールドノート」その1


2020年度関西学院大学山中速人研究室のゼミ「メディアの実践」は、リアル講義ではなく、4月末から7月16日まで完全に遠隔での授業となった。
そんな中メディアの実践として制作する番組は、コロナ禍における自分たちの生活のフィールドノートをつけること。そして自粛、自宅待機の毎日をどんな風に過ごし、自分はどんな生活をおくっているのか?!という「自分を見つめるセルフドキュメンタリー」を制作することとした。そこでゼミ生たちはどんな自分を発見するのか?

まず第1回目イントロとして山中速人教授とFMYY金千秋が、今年度コロナ禍における遠隔授業を行う中で、なぜこのような番組制作に至ったかの経緯説明。
その後学生の番組を配信した。
第1回制作番組
「学生YouTuberとコロナ自粛はきっと相思相愛」
制作者:関西学院大学総合政策学部メディア情報学科 2回生 小西星七
協力者:ハイトーンリポート 塩見・しま


コロナが日本で流行し始めた4月からちょうど半年前にYouTubeチャンネルを開設した制作者は、コロナ禍で2人のメンバーと共にYouTube活動を続けていた。
スタジオ代わりにしていた下宿先から実家に帰省し、リモート撮影に望んだ。
コロナ禍での多くの変化のひとつに、YouTubeの世界での変化はあげられると考える。
リモートでの授業も、大衆の見るエンタメコンテンツも、YouTubeを利用したものが増えたのである。
このような変化をYouTubeが好きでYouTuberになった制作者の立場から見ると、どのようなものなのかを紹介する。
今回は、天候のいい日に撮影できるように何度も撮影に挑戦した。どうしても学生の手の届くカメラでの撮影になると、雨天や曇っている時の光では美しい映像は撮れない。
ドキュメンタリーにおいて重要な、美しい映像をなるべく撮れるように意識した。
しかし、Zoomで撮影していたと伝えるシーンでは実際にZoomで撮影するなど、場面によって撮影方法を変化させた。
はじめてドキュメンタリーの制作に挑戦したが、美しい映像を意識して制作するとたちまち難易度が上がることを実感した。
普段の撮影では「伝わる」ことよりも「面白い」ことを意識すればいいので、多少撮影方法が雑でもいいという空気感がある。
特に、今回は音声にこだわりを持てればもっといい作品になったのではないかと制作を終えた今反省している。