9月23日は8月26日の再放送を編集してお送りします。
9月29日開催の「トルコの炊き出し試食会」のお知らせ。
開催日:2023年9月29日金曜日2時から5時
会場:たかとりコミュニティセンター1階食堂
概要:トルコ被災地の写真展示とトルコの炊き出しの試食
2時から3時:メディア対応のためのプレゼン
***********************パブコメ 当日資料
進行:金千秋 今回の試食会開催の概要と今回の3人のゲストの紹介
*概要:FMYYは阪神・淡路大震災を契機に、被災したことで奇跡のように生まれ、そのことを基本においている。
FMYYの災害情報発信は当事者の見た、感じた震災についての語りである。
また災害の悲惨さだけでなく一人一人が被災したことで感じたこと、自身の生き方、あり方、人生観について見つめ、
自身がこの世界をより良くするために手に入れた知恵を様々な言葉(多言語を含む)で発信している。
今回は1999年のマルマラ地震被災者であるアイドゥン・コヌク氏がトルコから来日され
お集まりの皆さまに2023年のトルコ・シリア大地震について認識を深くしていただくため「トルコの炊き出し試食会」を開催する。
長田が多様な人々が共に暮らす多文化共生の地であり、ここで生まれたFMYYは地域には日本語だけでなく、別の母語を持つ多様な人々が住むことを
顕在化する取り組みを行っていることと呼応し、世界の被災地の炊き出しは「豚汁とおにぎり」だけでなく、国の数ほど多様であるという気づきを生み出し
それと共にもう一度トルコ・シリア地震でまだまだ被災に苦しむ人々がいることを再認識していただくために開催する。
1)トルコからの来訪者紹介 アイドゥン・コヌク氏
1999年マルマラ地震イスタンブルでの被災、かつ震源地に母親や親戚演者が居住
電話が通じず高速道路で現地へ その道中での悲惨な様子は今でも忘れられない、心の傷になっている。
しかしそれと共にトルコ人同士の助け合い、そして世界からの救援、特に日本からの救援についての大きな感謝を持っている。
今も地域のトルコ人たちの記憶に残り語り継がれている。
特に神戸のロボットを使った探索機は印象に残っている。
今回は1999年の体験と2023年発災の広大な被災地の中で特にトルコ南部のハタイ県の支援について呼びかけたいと考えている。
ハタイ県は多様な人々が住むトルコにおいても、その多文化共生においては突出している。イスラム、クリスチャン、ユダヤなど多宗教の寺院が並び
信者の人々が共に暮らす県であった。しかしそれらの寺院も倒壊、その後の震災復興の遅れ、特に生活インフラの遅れが他の被災地比べ目立ち、
人々がこの地を離れていっている。
これは東日本大震災における福島県原発被災地の状況に似ている。
ぜひ元の多様な人たちが共に暮らすハタイ県にしたい!と強く願っている。
1999年のあの辛い経験を持つ自分としては、故郷を遠く離れざるを得ない人々の心は容易に想像できる。
大きな支援をいただいた親愛な日本に来て、
ここにも多様な寺院のあると知った。そして友人が深く関わっているFMYYのあるまち長田はでハタイ県と同じく多文化共生の街である。
このたくさんの繋がりがあるこの場所で、ハタイ県への支援をお伝えしたいと考えている。
2)井藤聖子氏 「FMYY YouTube FMYYのできること トルコ・シリア地震 第4回現地情報」
トルコ伝承文芸研究家であり長いトルコ在住歴(1996−2012)を持ちトルコは第二の故郷と言っても過言ではない。
そのトルコでの地震、そして20年以上親交のあるコヌク氏初め多くのトルコの友人たちからの現地情報を聞き、何かをしなくてはならないという思いで一杯である。
なぜなら1995年阪神・淡路大震災被災経験、また1996年からトルコの大学での日本語講師を務める中で、1999年8月発災のトルコ北西部地震(マルマラ地震)のすぐ後11月に起こった2回目地震同じくトルコ北西部地震(ディスジェ地震)の経験があり被災地の人々の辛い気持ちが痛いほどわかるから。9月のコヌク氏の来日を受け、この企画をFMYYに提案した。
3)石倉泰三氏
1995年の阪神・淡路大震災で新長田の被災したくららべーかりーで、たまたま稼働したパンがまで焼きたてのパンを炊き出しとして提供した。
その時から障害者であろうと健常者であろうと助け合ったあの時の心を忘れず、誰もが生き生きと輝くまちつくりを目指して多様な人々と共に活動を続けている。
今回はFMYYでの番組担当という長いお付き合いから、「トルコの炊き出し試食会」のためのトルコ風パンを焼くことで新たな繋がりをトルコのコヌク氏と持つことになった。震災の被災体験は辛いことだけでなく、自分の生き方、考え方、いろんな見え方をするようになった。今回のトルコについての繋がりにも感謝している。