staff のすべての投稿

「長田今昔ものがたり」第77話

第77話 裁判と法律知識 2017年12月30日放送

震災の実体験をお話しします。自分が望まなくても「争いになる」ことがあります。祖父母の時代からお貸ししていた土地、借主が建てていた家屋は、だれが見ても全壊でした。借主は、家屋の中に商品がつまっており、修理して商売を始めるから、「猶予を」の一点ばりでした。付近住民の陳情で行政も来て、弁護士と相談の上、地裁に裁判を起こさねばなりませんでした。当然勝訴するのですが、弁護士費用も、取り壊し費用もこちらが負担せざるを得ませんでした。放送では、土地の所有者から訴えられ地裁で勝つのですが、高裁では示談を勧められたケースを話しています。「裁判」に巻きこまれることもあるのです。


77話 米国裁判体験も話しています。

12月のママトーーク、「公開?!フリートーク」でした。

今月のママトーーク!!
年末特番で、「公開?!フリートーク」でした。

ママと娘とママ友たちの雑談トーク(笑)。
好き勝手しゃべれる、この空間がダイスキです。
FMわぃわぃという居場所に今年も感謝しまくりでした。

本年も番組を応援していただきありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願い致します。

FMYYのホームページからはいつでもお聴きいただけます。
「ママトーーク」カテゴリーアーカイブ

過去の放送概要はこちらから。
https://www.kobe-fujin.org/提供ラジオ番組/ママトーーク-第4土/

「長田今昔ものがたり」第76話

第76話 働き過ぎ 2017年12月23日放送

震災後、あと片付けや会社の仕事、休日の震災復興のミニコミ誌つくり、住宅建設の相談、「いっこも疲れへん」と思いました。近所の電気屋さん、工事注文がひっきりなしに来ます。やさしく、まんべんなく、親切に対応されました。結局は健康を害されました。近所のうどん屋さんはプレハブを借り、本建築の賃貸ビルができるまで、休日なく働かれました。復興工事の方が多く、おおにぎわいでした。ビル移転後、やはりからだをこわされました。「自分がスーパーマン」になったように仕事がこなせます。俗にいう、「気持ちがはっている」のです。がんばりの中にも「しばしばの休憩」をお勧めします。


76話 スイスのレスキュー隊もしばし休憩(1995年1月20日自宅近所)

「長田今昔ものがたり」第75話

第75話 神戸の乗り物と交通事情(閑話休題) 2017年12月16日放送

震災のとき、神戸の乗り物は、JRが4月1日の全面開通、山陽が6月に須磨まで、高速鉄道の大開駅は復旧に長くかかった。あのときは乗り物のありがたさを感じた。歴史的には、乗り物は、かご~人力車~汽車~電車~自動車があり、昨今は新幹線まである。神戸は市電が主役で、横並びの「ロマンスカ―」も登場した。車両をもたず、路線だけがある、神戸高速鉄道といった相互乗り入れのお手本もある。ブラタモリに登場したカーレーター(須磨ロープウェイ山上駅と回転展望閣を結ぶ)も「世界一(?)乗り心地が悪い……」と折り紙がついた。最近は、三宮の再開発プランで、路面電車の検討という話題もある。タイヤがついた市電でもいいから、残して欲しいものである。


75話 跨線橋(天神橋)を往くJR神戸線の電車

12月の「南の風~奄美編」 2017年の総集篇

「南の風」12月の番組では、2017年の総集篇として番組を構成しました。奄美で今年一年間起こったこと、そして神戸と奄美に関連づけて起こったことなどを語りました。


「特選奄美俳句五選」(選者・大橋愛由等)の一部。奄美で発行されている日刊紙・南海日日新聞で毎月掲載されている「なんかい文芸」の俳句欄から五句を選んで寸評を書いている

★奄美語り1./まず語り始めは、動物の話。今年奄美大島で、二頭のワニが漂着したことで話題になりました。このうち一匹は残念ながら死んでしまったのですが、剥製になって保存されるとか。もう一匹は本土の研究機関に引き取られることが決まりました。どこからこのワニたちがやって来たのか不明ですが、藩政時代にもワニが漂着した記録が残っていることから、南溟からやってきのでしょうね。もうひとつは、猫の話。奄美では野生化した猫(ノネコ)が、アマミノクロウサギを襲うなど、群島の貴重な動物に被害を与えていることから、ノネコ対策が急務なのです。私の住む神戸市東灘区は飼い主のいない猫たちを「地域猫」と称して、避妊手術をうけさせたりすることで、地域と共存していこうというしています。

★奄美語り2./次は俳句の話題です。わたしはすこしばかり俳句をつくることもあって、奄美の日刊紙・南海日日新聞に毎月掲載されている俳句を読んで、そのうち五句を選んで寸評をネットに公開しています(ブログ「島唄まれまれ」)。今年一年間でであった奄美の俳人たちの、奄美の季節みのうつろいと向き合ったその軌跡を、いくつかの作品を通じて紹介しています。俳句は奄美の人たちの生きる息吹がそのまま反映した文芸なのです。

★奄美語り3./三つめの話題は、今年生誕百年を迎えた作家・島尾敏雄についてです。10月21日に神戸文学館で島尾敏雄に関するリレートークを開催したことでもあり、奄美と神戸にとって、この作家はどういった読みができるのか、リスナーのみなさんに、問いかけています。作家というのは、すくなくとも、そこに住んだという事実だけではなく、その土地に刻印した記憶の深さを見出すことができるのです。そして島尾敏雄・ミホ夫婦は、「奄美夫婦ものがたり」をふたりして創作していったひとたちでもあるのです。

★奄美語り4./最後は、去年亡くなった詩人・藤井令一氏のこと。私が代表をつとめる図書出版まろうど社で、「島尾敏雄と奄美」という評論集を上梓したこともあり、この詩人の表現(書き残したもの)の意味を問い続けたいのです。

第9回 街ブラ〜人と街とくらしを探る

今年4月から始まりました街ブラですが、お陰様でたくさんの方々と繋がり、取材にご協力下さったこと、スタッフ一同感謝しています。今回は年末特番ということで、4月から11月までの内容を振り返りました。

その中で、8月にご出演くださった金子優さんが、ご多忙のところ時間を作って下さり、スペシャルゲストとしてスタジオにお越しくださいました。

金子優さんは生粋の長田っ子であり、長田を代表するダンサーです。長田区の名倉みふね幼稚園でダンススクール講師もされており、長田のお祭りには欠かせない方です。また、8月の放送でお話し下さったこれからやってみたいことを、放送後に実現されており、素晴らしい活躍ぶりに目が離せません!

街ブラを振り返ると、
4月 ガールスカウト主催の明親こどもフェスタ
5月 長田神社の花水木まつり
6月 中央卸売市場の魚河岸デー
7月 兵庫区のカフェSOWA
8月 金子優さん
9月 須磨寺のshop 小春日和
10月 日本茶カフェ彩茶
11月 長田区の長福寺 原田住職さん
となっています。

インタビューさせていただいた皆さま、本当にお世話になりました! 街ブラは、これからも色々な場所に出向いて、たくさんの方々と繋がって、みんなの笑顔が広がっていくことを願っています。

今回スペシャルゲストとしてお越しくださいました金子優さん!ありがとうございました!

街ブラは、輝く人・街を応援します。
また、来年もどうぞよろしくお願いいたします。