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9月のワンコイン番組〜テーマは引き続いて「防災」

台風接近の中、進行役&ミキサー上澤寛文さん、今ちゃんこと今井正さん、そして、Crew藤田学の3人でお届けしました。リポートも藤田です。

今月のテーマは「防災」という事で、今ちゃんトークは「備えて、衣食住」、上澤さんからは「スマートフォンの防災アプリ」について、そして藤田からは「携帯ラジオの必要性」について、それぞれお話しをさせて頂きました。

この日、台風18号が接近中とあって、トークはタイムリーな話題で、色々と備えないといけないなぁ、と放送中に思った次第です。秋になり、台風シーズンはまだこれからですので、今回のワンコイン番組をお聴きになり、何かお役に立てる話があったなら幸いです。

写真は放送後に撮影したもので、今ちゃんは自治会の業務で12時30分ごろにスタジオを出た為、この中には残念ながら入っていません。ちなみに、進行役&ミキサーの上澤さんは、汗だくになって頑張っていた事を、最後にお伝えしておきます。

参加者の皆さん、お疲れさまでした!

「長田今昔ものがたり」第62話

第62話 スイーツ支える製粉業 2017年9月16日放送

今回は「粉」の話です。メリケン波止場という名前が残っているように、メリケン粉(小麦粉)は、そのほとんどがアメリカ・カナダから船で輸入されました。増田製粉が梅ヶ香の兵庫運河支流に工場を建設したのが1906年。翌年以降、日米精米製粉や日本製粉や日清製粉まで運河沿いに操業しています。パンは軍隊の携行食としても重宝されました。1945年の敗戦のあと、小麦粉は政府が直接管理し、増田製粉など大手だけが残りました。米国の戦後の小麦粉輸出政策もあって、給食がパンとなり、和食の中にパン食が入り、ケーキ文化も定着し、増田製粉では、良質の小麦が今もサイロで保管されています。


62話 増田製粉のサイロ

第6回 街ブラ〜人と街とくらしを探る

今回は、山陽電鉄須磨寺駅前、南側すぐにあるshop、「小春日和」さんをご紹介します。

この小春日和さんは、小規模作業所兼shopとして、10年以上前から営業されています。この団体を運営されている、NPO法人「萌友」代表の東條むつみさんにお話をお聞きしました。

通われているメンバーの方々が作られた素材を、スタッフの皆さんと共に商品にされて、鞄やポーチやふきん・ポストカード・石鹸などが全て手作りで、とてもセンス良くディスプレイされています。こちらでは、他の事業所の方々が作られた品物もお店に並べてらっしゃいます。

刺し子とさおり織りを得意とされているメンバーお二人にもインタビューさせていただきました。

毎月20日・21日は、須磨寺のお大師さんのご縁日として、須磨寺駅界隈はお参りの方で賑わうとのこと。そのお大師さんの日には、小春日和さんの店頭に 長田区のくららベーカリーさんのパンも並ぶそうです。

小春日和さんは、商品を購入して使って下さるお客様に喜んで頂ける商品作りをと、日々活動されています。是非、小春日和さんに足を運んでいただいて、お店の温かい空間でほっこりした雰囲気を感じて下さいね。

これからも、街ブラは輝くひと・街を応援します。
次回もどうぞお楽しみに~!

JICA関西の事業担当者が事業視察でムラピ山に

インドネシアでのJICA草の根技術協力事業「官民協働によるコミュニティラジオを活用した防災力強化事業」の開始にあたり、JICA関西国際センター市民参加協力課で当該事業を担当している大久保信寛さんが2017年8月24日から8月31日まで、FMわぃわぃが活動拠点を構える中部ジャワ州に事業視察のために来られました。

インドネシアでの事業パートナーのインドネシア・コミュニティラジオ協会、コンバイン・リソース・インスティチューション、アトマジャヤ大学ジョグジャカル校コミュニケーション学部の代表者や事業担当者と事業実施に関する打ち合わせ行うとともに、今回の事業対象地域の一つである中部ジャワ州ボヨラリ県の防災局、ムラピ山麓のコミュニティラジオ局や復興住宅などを訪れ、行政職員や住民達とも積極的に意見交換を行いました。

大久保さんは、2006年5月の中部ジャワ地震の後に、ジョグジャカルタを拠点に住宅再建の活動に数ヶ月間、従事されていた経験をお持ちで、インドネシアはとても馴染み深い地域のようでした。レレ・ゴレンと呼ばれるナマズの素揚げがお好きで、中部ジャワに滞在中、何度か堪能されていました。

大久保さん、神戸から中部ジャワにいらしていただきまして、誠にありがとうございました。一緒に事業地域を回ることができ、新たな発見もたくさんありました。


写真1:ボヨラリ県防災局職員、ボヨラリ防災フォーラムのメンバーらと


写真2:ムラピ山のコミュニティラジオ局Lintas Merapi FMのスタジオで
(左が大久保信寛さん、右がLintas Merapi FM代表のSukimanさん)

「長田今昔ものがたり」第61話

第61話 機械サポート工業が支える 2017年9月9日放送

西神戸の産業史が続きます。下請けとか協力工場と呼ばれたりしますが、明治の殖産興業で始まった鉄鋼や車両、航空機、造船からゴム産業に至るまで、独自技術を発展させた「サポート工業」があっての産業化の推進なのです。ガス溶接から技術をみがいた「ヘンミ」は1914年の創業、ガス溶断の「千代田精機」は1946年にできています。わだかんの子どものころを思いだしますと御蔵のあたりに鋳物の「神戸鋳鉄(1916年)」があり、梅ヶ香発祥の「兵神機械」はポンプの修理で、戦災を受け大橋の方へ工場を移し、いまは播磨町です。先輩・友人がサポート企業で活躍したのを自慢できるのです。


61話 サポート工場の切粉(きりこ)

「長田今昔ものがたり」第60話

第60話 淡路狸と須磨狐(閑話休題) 2017年9月2日放送

井上さんがお住まいの須磨には,おとぎ話や伝承が語りつがれています。海むこうの淡路では狸の話が多いです。「芝居小屋に木戸銭を木の葉で作って入った狸、番犬が置かれて寄れなくなる」のですが、お客さんの入りも激減したので結局、狸をお社におまつりします。須磨では「狐」です。「きつね坂」も地名にあります。三味線のお師匠さん、稽古の帰りに天神下まで降りるのですが、行けども行けども帰れない。たばこを一服すると狐は退散したのか、気が付くと「海岸線で、着物は濡れていた……」とか、狐に化かされてという話が多い。2000年になり、その須磨に、なんと「たぬき坂」ができてびっくり。狸と狐の話題は続きます。


60話 きつね坂(2号線より見る)