「今までの番組」カテゴリーアーカイブ

2015年3月11日で東日本大震災まる4年~5年目の歩みを始めた南三陸からのお客様

山地久美子さんとホテル観洋女将阿部憲子さん

3月14日お昼の12時からの「KOBEながたスクランブル」13時から13時35分迄は、3月11日に「ヒトと防災未来センター」でのシンポジウムにおいでになった南三陸ホテル観洋女将 阿部憲子さんをお迎えして、急きょ震災20年の神戸訪問の感想と現在の南三陸の状況をお話いただきました。
ご案内くださったのは、大阪府立大学、そして神戸復興塾の山地久美子さんです。
女将の神戸の感想、震災の跡形もないほど復興した近代都市神戸!という感想のその裏に、「震災を次の世代に、いかに伝えてゆくのか!?」という神戸での東北でも重要な課題が見えてきました。
忘れ去ることなく!しかし未来に向かって!同じ課題をもった神戸と東北が繋がっていく大きな命題であることが実感できました。
みなさまからのご感想お待ちしております

毎月第2金曜日「まちはイキイキきらめきタイム」の時間は、12時半から「技術のつくだ煮」、13時からいつものように長田消防署からの情報です。

造形アーティスト原千草さん

2015年3月13日、まちはイキイキきらめきタイム「技術のつくだ煮」のゲストは、美術造形作家の原千草さんです。

原さんは、「ものをつくること」という動詞そのものをモチーフにして、モノ創りをされています。
「ものをつくる時の動作・感情」が好きで、そのような楽しさを、その楽しさの色合いに合わせて様々な形態で表現、その思いが「ものつくり」として生まれ出たそれが原さんの作品です。
風景を見たり、音楽を聞いた時、それに合わせて自分の中に生まれた「思い」「楽しさ」をどうしたら表現できるか。。。それを考える生活が好きなのだと楽しそうに話してくださいました。
展示する場所に合わせて、その展示作品を考えるという空間自体をも作品の一つと考えているという造形作家さんです。

イメージを形にする場合、今はネットで調べれば、その製作方法なども、すぐにわかり、必要な材料が手に入り、誰でもあっという間にある程度のレベルに達する事が出来る環境があります。
しかしある程度までのレベルに達したその先からは、プロとの違いを気づかされるそうです。
そして、その境界線を乗り越え、本物に到達しようと、頑張る人でもあります。
より完成度の高いものにするためには、実質的な時間をかけなければならないとか、根気や体力の勝負になってくるので、それらを極める事が可能な人でなければ素晴らしい作品は生まれないとやさしい中にしっかりした思いをお持ちの方でもあります。
原さんは、神戸山手短期大学で、2年間という短期間でいろんなことを学びました。
しかし2年間では学べる事が少なく、やりたい気持ちがわき上がる2年間であったそうです。

原千草さん作品群

原さんは本町ものつくり工房に作品を一部出展しています。きっかけは長田が非常に好きな友達から面白い所があると紹介されたからで、垂水在住の原さんは、「長田は町として活気があり、皆が繋がり、下町風情がまだまだ残り、強く惹きつけられる」とおっしゃっていました。長田はこういった若いアーティストの方々を引き寄せる「まちとしての磁場」があるようです。

神戸は美術関係の大学は少なく、卒業後は京都や大阪のギャラリーと繋がっていました。しかし年齢を重ねると(まだ30歳ですが)地元神戸がいいなと思うようになり、一昨年に相楽園で展示をしたことがきっかけで、自分と同じような感覚の人に見てもらえると思い神戸を活動の場にするようになられたそうです。

最近取り組んでいるのは、これまでのギャラリーなど与えられた空間に創作するというのではなく、自分の中に溜まったものだけで、自分と作品の1対1でものつくりをしたいという思いから生まれた「くじらのいちぶ」というタイトルの、小さな一部が集まればくじらのような大きなる作品をシリーズ化して創作を始めたそうです。
これは一つは葉書サイズの作品で、拾った釘を貼ったり、見つけたシールを貼ってこすったり、生活の中で出会った細々したもので作っています。作品が出来上がれば、例えば本町筋商店街の中の空間アートとして展示するのもいいのではないでしょうか。

原さんの作品は、本町筋商店街の本町ものつくり工房、垂水の雑駁商会で取り扱っています。また今秋の新長田アートコモンズ実行委員会主催で行われる下町芸術祭に参加予定です。

最近長田は30代40代の若い作家が集まっています。その中の一人として長田が好きな、とてもお若い原さんの創作活動は、地域に大きな影響を与える予感を感じ、応援させていただきたいと思いました。

長田消防署大橋出張所 安岡恒暢さん

2015年3月13日、まちはイキイキきらめきタイム、ハロー長田のコーナは長田消防署のご担当。
本日のゲストは消防防災課 消防係 大橋出張所の安岡恒暢(ゆきのぶ)さんです。
安岡さんは、平成25年4月から半年間の消防学校での研修訓練を受けた後、大橋出張所で勤務されています。

消防学校では、学生時代と社会人の空気の違いに戸惑い、2日目できついと思ったそうですが、48名の同期の支え合いがあり、なんとか消防学校を卒業、今FMわぃわぃのスタジオにいる事が出来たと思っていますとおっしゃっていました。
消防士を選んだのは、神戸学院大学で2年生の時に防災社会貢献ユニットに所属し、防災や消防士から話を聞き、3年生の時には東北にボランティアに行き、本当に消防士を目指したいと思ったそうです。
東北では仙台空港、気仙沼に行き、土砂を取り除いたり、足湯、炊き出しボランティアをしたそうです。

さて本日の消防署としてのお知らせは、住宅火災特別警戒と山火事防止運動です。
住宅火災は、昨年の神戸市内の住宅火災による死者数は8名であったそうですが、今年2月末現在で、すでに12名になっているそうです。
2か月間で1年の死者数を大きく越えている!!という今年の状況に、ぜひ住宅火災についての防火対策の以下の取り組みを強くお願いしたいという事でした。
①火災報知機が設置されているか、設置されている火災報知機の点検
②消化器の設置(エアゾール式簡易スプレータイプの消化器がある)
③防炎品の布団、エプロン、カーテン等の使用
④亡くなられた方には高齢者の独り暮らしの方が多いことから、隣近所の日頃の協力

山火事防止については、昨年の神戸市の林野火災は10件発生しており、原因は「たばこのポイ捨て」「たき火の後始末の不首尾」であるという報告でした。きちんとした消火・防火活動を、心掛けてほしいものです。

火災防止は他人事と思わず、知識を身につけ、必要な消火器具などの準備を徹底ください。
一旦火災を起きると、自分だけの被害に留まらず周囲の人にも大きな被害を与えます。
火災は絶対に起こさない!!という心構えが非常に重要です。

まちイキ 2015,3,12(木)号

シルバーカレッジ同好会のみなさま

まちイキ 2015,3,12(木)号
<担当>ユミタンこと平野由美子、心美人こと朴明子
<ゲスト> 神戸シルバーカレッジ ハングル同好会。小池、黒田、ニ星、八嶋の皆様
<情報お知らせ>
①朝鮮史セミナー 「ナショナルポピュリズム」 
②大戦終結70周年「朝鮮半島と日本」
③「メディアを考える市民の集い」
3月28日 13:30~ 
兵庫県学校厚生会館。
元町駅より山側へすぐ。
(問)078-351-0194 NHK問題を考える会(兵庫)
④「がん楽会 美術展2015」
3月28日~29日 県民会館アートギャラリー
(問)078-958-8415 日本がん楽会
<今日かけた曲>
「故郷の春」黒田さんのリクエスト、
「エグッカ愛国歌(韓国の国歌)」、
「鳳仙花」、
「帰れ釜山港へ」小池さんのリクエスト。
<ウリエホジュモニ うちらのポケット>
~ゲストを迎えて~
シルバーカレッジはクラブや同好会が70以上あって、みんな幾つも掛け持ちで入っている。
その為、どうしても欠席するクラブがある。
ハングル同好会も欠席がちという人も多いし、ハングルは例外が多く思ったより難しいという感想もあるが、日本語も外国人にとっては難しい言語だというから、外国語はそういうものなのだろう。
それでも在学中の3年間で、単語を三つ覚えればいいだろうという恐ろしく呑気な心構えの人、韓国には数回行っている人、1度も行ったことのない人、宴会だけに出てくる人などいろいろだが、みんなとても明るくパワフルだ。
年に一度の韓国旅行はすごく愉快だし、近々大阪のコリアンタウンに出かける計画があり、これも楽しみである。
                                                             朴明子記

今日の「KOBEながたスクランブル」には懐かしいスタッフの見学参加!そして13時からは「ブルトン語とは?ブルターニュとは?」

13時からのKOBEスクランブル交差点
Bonjour! Demat!「ブルトン語とは?ブルターニュとは?」がテーマ
ゲストは、フランスからやってきて今は日本で家庭をもち、神戸の企業で働くフランス国籍のJérémy Pichotさん
そしてもう一人は日本人でこのフランスのブルターニュ地方の言葉ブルトン語に興味をもち京都大学大学院で研究中の廣瀬恵里奈さんです。内容は以下のようになります。ぜひお聞きください。

第一部「私たち」
・2人の自己紹介
・ブルトン語を始めたきっかけ
・学習法
第二部「ブルトン語とは?ブルターニュとは?」
・ブルトン語(統計・現状等)
・ブルターニュ?
・他のケルト国
第三部「ブルターニュと日本・ブルターニュを通して日本を考える」
・ブルトン語とゆかりのある日本人
・脱パリ至上主義
・ブルトン語から日本が学べる言語復興のための手掛かり

KOBEながたスクランブル~本日も充実した話題が満載!13時からはソウル女子大学のみなさんから見た「たかとりコミュニティセンター」

ソウル女子大学

2014年2月3日(火)~5日(木)の3日間、神戸親和女子大学との姉妹校ソウル女子大学の日語日文学科の学生たちが、「グロバルサービスラーニング」
という韓国の教育部(=日本の文科省)のプログラムで、ボランティア活動に来られました。
12人もの学生さん達なので、FMYYだけではなく、リーフグリーン、アジア女性自立プロジェクト、ひょうごラテンコミュニティ、ベトナム夢神戸の団体にも
受け入れていただきました。
今回はそれぞれの団体で学んだこと、それぞれの団体が求めていること、日本語という言葉の壁を越えて、話してくれました。

**引率のソウル女子大学 日語日文学科 趙大夏教授のメールより抜粋**
弊ソウル女子大学は、人性教育を教育理念にして1961年に設立された4年生の大学です。
弊大学では、学生の人性教育に注力して、2014年度の韓国政府から人性教育大賞を授与されました。
このような弊大学の教育理念に基づいて、私共の日語日文学科では学科の学生を日本に派遣してボランティア活動をさせ、
日本語教育と人間教育をともにさせたいと思いました。

微力ですが、日本語地域社会で奉仕活動しながら日本の方々と交流をする中で共感が得ると、
それが本当の人間教育や日本語教育になると思います。

去年「グロバルサービスラーニング」というプログラムを企画し、それが韓国教育部の行う大学特性化事業に選ばれました。
そこで、この度、「グロバルサービスラーニング」をたかとりコミュニティセンターにて始まることになりました。
最初は、私共の学生が貴団体に迷惑をかけるかと大変心配しましたが、
金先生のご指導で無事活動を終えることができました。
ホテルに戻って、毎晩九時から反省会を行いましたが、学生たちの感動と共感は
どんどん大きくなりまして、たかとりコミュニティセンターにて活動して、本当によかったと思いました。
お忙しいところ、大変貴重な体験の機会を与えていただきまして、
言葉では言い表せないほどご感謝しております。
よろしければ弊ソウル女子大学日語日文学科は、今後とも交流活動を続けたいを思っております。
韓国にいらっしゃる御用がございましたら、是非ソウル女子大学もご訪問くださるようお願いいたします。
くれぐれもご感謝申し上げます。今後とも、よろしくお願い申し上げます。

朝晩、気温の差が激しいが、どうぞご自愛くださるようお願い申し上げます。

ソウル女子大学
趙大夏
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このような交流を重ねることこそが、真の国際交流になると考えています。

2015年2月13日、まちはイキイキきらめきタイム、技術のつくだ煮のゲストは中村美術館の中村雄二郎さん、そしてハロー長田は消防署

中村美術館

2015年2月13日、まちはイキイキきらめきタイム、技術のつくだ煮のゲストは、
新聞紙を使用して主に動物の造形作品を作られている、中村美術館の中村雄二郎さんです。
中村さんは若いころから油絵を描いてきましたが、その後モザイクガラス絵や陶芸もするようになり、
最近では日本でも珍しい新聞紙を使った造形作品に力を入れておられます。
今回は、新聞紙を使った造形作品の制作についてお話を伺いしました。

中村美術館

新聞紙を使って作品を作るようになったきっかけは、3年前に六甲山の3匹の子羊の写真を見てかわいいと思い
、実物大のものを作るには粘土などより新聞が適していると思い、始めたそうです。

中村美術館

作り方は
①大きさにあわせて新聞紙をぐちゃぐちゃに丸め、形を作る。
②透明の荷づくりテープで形を整えながら全身を覆って骨格の原型が出来上がる、
③ビニールの上に細切れにした新聞を洗濯糊で、ボール紙の固さになるまで何層にも貼っていく、
④完成すると切断し内部の新聞紙を取り出す、⑤着色はカラー刷り新聞を使用する、
また動物の毛並みはティッシュペーパーやキッチンペーパーを縮めて表現しています。
中村美術館玄関に展示している実物大の馬は、60㎏の荷重に耐えられる強度を持っています。
またパンダは3歳児位の幼児が座って遊べるよう、毛並みは裏生地に使うボアを使用しています。

新聞紙を使った中村さんの動物作品は、小さなものから実物大まで自由自在に制作でき、新聞紙で作ったとことを感じさせない、非常にリアルでかわいい作品に仕上がっています。
国内でも同様の作家はおらず、作りながら新たな方向を常に模索されている中村雄二郎さんの次の作品が多いに期待されます。
中村美術館は、長田区久保町の昭和筋沿いにある中村理容室の西隣にあります。
また、作品は、本町筋商店街の本町ものつくり工房にも展示されています。

内村萱人さん

ハロー長田のコーナは長田消防署のご担当。本日のゲストは消防防災課 消防第2係 大橋出張所の内山萱人さんです。

平成24年4月から半年間の消防学校での研修訓練を受けた後、長田消防署(本署)に配属され、昨年4月から大橋出張所で勤務している。
大橋出張所はJR線の南を主に担当し、救急隊3名、消防隊5名が勤務している。車両は救急車1台、油火災に対応する化学車1台、ポンプ車1台で、指揮車は本署が担当している。

最近神戸市内で家事が多発している。市内で火災による死者は昨年は13名(65歳以上の高齢者は8名)であるが、今年は1月だけで10名の死者が発生している。
このため神戸市消防局は、緊急!住宅火災特別警戒を実施中で、命を守るため次のような対応を呼び掛けています。

1.住宅用火災報知器の設置
   平成23年6月1日よりすべての住宅に設置が義務付けられています。未設置の方は早急に設置を、設置済みの方は定期的作動確認をしてください。
2.住宅用消化器の設置
   高齢者の方などには、小さくて軽いスプレータイプがお勧めです。
3.防炎品の使用
   寝具、衣類、カーテンなどには防炎品を使用し、火災拡大を軽減しましょう。
4、地域・近隣で助け合う
   日頃から地域で助け合う関係を構築し、災害から命を守りましょう。また高齢者への見守りが大切です。

住宅火災警戒

住宅火災は近隣の家庭に重大な影響を及ぼすため、上記の基本的な注意事項の他、火を使用する器具などについては個別に注意事項があるので、消防署などのホームページで確認し、個人個人が火災防止意識を常に高めておくことが非常に重要である事を再認識しました。