(写真提供TCC事務局)
2010年7月15日夕方の大雨で長田区の南部で床上床下浸水の被害が出ています。駒ヶ林町、庄田町、二葉町など商店街や民家で、夕方の大雨のせいで、雨水排水の許容量を越え、ひどいところは60cmほどの水かさとなったようです。地域的に高齢者の一人暮らしも多く、またベトナム人所帯もあり、これからの復旧に協力が必要な方々があるのではと、民生委員、障害者支援センター、長田ボランティアセンターなどで聞き取りを行っています。随時支援要請が発令されましたら、みなさまにご協力いただきたいと思っております。
In the evening of July 15, 2010, the southern area of Nagata Ward was hit by flooding which reached above and below floor level.Shopping streets and private houses, etc. in Komagabayashi-cho, Shoda-cho and Futaba-cho were under 60cm of water in the worst hit places due to heavy rain that fell in the evening which overloaded the rainage system. Many elderly people who live alone as well as Vietnamese people live in the area, and many of these people may need help in recovering from the disaster. Minsei-in (local social workers), people from the handicapped people’s support center and Nagata Volunteer Center, etc are visiting victims to obtain information on the conditions they are in. If a request is made, we would like everyone to be willing to help.
★被災された方へのアドバイス
被害状況などを写真に取っておく。→長田区役所(代表電話番号078-579-2311)に電話して市民課に繋いでもらう。浸水被災の調査依頼をする。→罹災証明書を出してもらう。
保険会社に被害届を申し込む、あるいは社会福祉法人兵庫県共同募金会緊急配分資金配分金交付においても罹災証明書が必要となります。
★ Advice for victims of the disaster
Take photographs of the damage caused by the disaster. Telephone the Shimin-ka (Citizens’ Service Division) of Nagata Ward Office (Tel: 078-579-2311). Request a survey of the damage caused by the flooding and ask to be issued a Risai Shomeisho (disaster victim certificate)When reporting the damage to your insurance company, and/or the Hyogo-ken Kyodo Bokin-kai Kinkyu-haibunshikin Haibunkin a Risai Shomeisho is required.
「多言語音声情報」カテゴリーアーカイブ
ハイチとカトリック教会、そしてラジオ局(被災地レポート4)
繰り返しなりますが、ハイチの地震被害は想像を絶するほどの規模です。全壊した大統領府とカテドラル(大聖堂)に行きました。ハイチのカトリック教会大司教さんはここでなくなりました。ハイチは人口の6割がカトリック信徒で、地縁組織がないため、コミュニティにおいてカトリック教会が果たす役割は非常に大きいものがあります。地震からのコミュニティ再建は教会の存在抜きには考えられません。今回の地震で相当数の教会が全壊してしまいましたが、日曜日には瓦礫の前や空き地でミサが開かれ、たくさんの信徒が集っています。
ラジオ農民の声の完全復活は遠し(ハイチ地震の被災地レポートその3)
【ポルトープランす=日比野純一】ハイチには50を超えるコミュニティラジオ局があり、そのうちの12局が今回の地震で被災しました。
もっとも大きな被害を受けたのは、CODEや日赤などいくつかの日本の団体が活動している激震地のレオガンから山の中に1時間ほど車でいったフォンドワ村にある「農民の声」ラジオです。
フォンドワ村も他のハイチの農村と同様に、電気も水道もありません。
村の女性たちは朝起きると、大きなポリバケツとポリタンクをいくつかもって1〜2キロ先の谷底の水汲み場まで歩いていき、水を汲み終えると大きなバケツは頭にのせ、両手に小さなはボリタンクをもって、すべり落ちそうな急な道を尾根まで上がり、さらに歩いて家まで帰っていきます。2時間は有にかかる重労働です。これを来る日も来る日も繰り返さないと生きていけません。でも、その水だって決して浄化されているわけではありません。
雨季に入ったポルトープランス(ハイチ地震の被災地レポートその2)
ハイチは想像を絶する規模の被災をしていて、首都ポルトープランスはほぼ壊滅状態です。きっと復興には神戸の5倍以上の時間がかかると思います。でも世界中から、富める国からも、貧しい国からも、本当に多くの人々が政府、民間を問わず、救援・支援活動に来ていて、きっと、いや必ず復興するという気持ちになります。私も神戸やAMARCの活動で培った人脈をフル稼働させ、限られた時間で精一杯の活動をしています。
今日のまちいき:ハイチから生中継
4月6日よりFMわぃわぃ代表、AMARC日本協議会運営委員の日比野純一がハイチへ入り、被災したコミュニティラジオ放送局への支援活動を行っています。
今日12時放送の「まちはイキイキきらめきタイム」では、12時7分から20分ごろまでの間(現地時間4月11日夜10時頃)現地と電話でつなぎ、中継を行います。
現地の状況について、できるだけ多くのことをみなさまにお届けしたいと思います。
ぜひ、ラジオに加えこのエントリーや日比野のブログ「ヨーゼフの眼鏡」にてご覧いただきますようお願いいたします。
なお、番組編成の都合上、及び現地との通信状態により、時間、内容が変更となる可能性もございます。予めご了承ください。
ハイチ地震の被災地レポート(1)【ポルトープランスより日比野純一】
ハイチ地震で被災した仲間のコミュニティラジオを支援するために、FMわぃわぃ代表の日比野純一が6日から国際協力NGOのBHNテレコム支援協議会の2名のスタッフとともににハイチに滞在しています。現地からのレポートをお読みください。
【4月6日】
ポルトープランスは阪神淡路大震災から1〜2ヶ月後の神戸のようです。まちの至るところにテント村があります。同時にたくさんの露天商の屋台があり、人々の生活は切羽つまった近況状態からはやや脱した様子です。
しかし、全壊の建物だらけの町なのに、瓦礫撤去もほとんど手付かずの状態で、倒壊した家やビルはそのままの状態で放置されています。復興がどれだけの時間がかかるのか、それだけで察しがつきます。
午後からはAMARC(世界コミュニティラジオ放送連盟)の仲間である中間支援NGO「SAKS」のメンバーと、こちらでの活動についてのミーティングを持ちました。7日からから首都ポルトープランスを離れて、コミュニティラジオのある農村部に行きます。